the other half 2

31歳になりました。鬱で負け組。後悔だらけの人生だけど・・。

若き僧侶

2008-08-02 23:10:47 | Weblog
昨日、久しぶりに処方通り薬を飲んでみた。
今日が休みだったから、多少寝過しても構わないと思って。


そして今日、起きたら昼すぎ。


え~・・・・。



予定していた病院にも行けずじまい。






このところ僕はずっと調子が悪い。

水曜、木曜と仕事を休み、その勢いで金曜日も休んだ。



全然治ってないじゃないか。



いや、治っているのに怠けているだけなのか。
最近、本当に疲れている。
体も、気持も。



「頑張ることに疲れた感じて途方にくれた感じなんだね。」




魂が体から離れて、ふわふわと浮いている感じ。あてどころなく。



「魂が浮いているってどんな感じなんだろう?」



体がだるい。
けっして今の状況に満足しているわけじゃないから、どうにかしたいのだけれど、どうしていいのか、どこへ向かえばいいのかわからない。



「脱力感が強くてこれからどうしたらいいかどうなるかわからないってことかな?」



・・・・。



「とてもいろんな思いがあると思うケド、一緒に考えていこうよ。」




・・・・。



メールを送ってくる彼は、19歳、職業、「僧侶」兼大学生。


浄土真宗本願寺派の寺に生まれた彼は、若くして出家し今は西日本にある仏教系の大学に通っている。



メールがカウンセリング口調なのは、悩める僕を前に職業意識が働いたせいだろうか。



君の気持は嬉しい。でもね、少年。

僕は君よりも少しばかり長く生きている。

そこには、外からは見えない微細な傷が無数についているんだよ。

君の照らす「真理の光」は、すこしばかり青臭くて、眩しすぎる。





見た目は普通の少年だった。
むしろ、その坊主頭と歯並びの悪い顔、決して高くはない身長だけをみると、中学生と言われてもわからないくらいだ。

彼に知り合ったのはかれこれもう1年以上前になる。

ファーストフードでポテトをかじりながら、ケラケラ笑っている。

他宗の位の高いお坊様が、山の中を夜通し何日も走り回る、という荒行を達成したとか。


「山のなか走り回ったって、悟れないから!超ウケるんだけど!!笑」


ケラケラケラ。

ケタケタケタ。


僧侶は笑う。


ケラケラケラ。


少年は笑う。


ケタケタケタ。




「一緒に考えていきましょうよ。」




ありがとう少年。




大人になっても、その気持ちを忘れないでいてほしい。
日本の既成宗教が救済の力を無くしつつあるこの時代に、君の志は尊い。


僕は仏にならずとも、もう少しばかり、安寧な気持ちで日々を過ごしたい。





山の中を走るかな。