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the other half 2

31歳になりました。鬱で負け組。後悔だらけの人生だけど・・。

『そのときは彼によろしく』 映画版

2007-06-21 00:53:01 | 映画
6月20日



お久しぶりです。桐原です。
前回の記事からだいぶ期間があいてしまいました。
その間、色々なことを考え、そして色々な事件が起きて、精神的にいっぱいいっぱいだったので、ブログの更新もままなりませんでした。
その間に考えたり、起こった事件についてはいずれまたここのブログでネタにします。

今日は、気分転換に見にいった映画のことを少し、書きます。






今日、見に行った映画はタイトルにあるとおり、「そのときは彼によろしく」(監督:平川雄一朗)。

この映画の原作は同名小説「そのときは彼によろしく」(著:市川拓司)
原作小説の“がっかり感”は、このブログで以前書いたとおりである。
小説としてのこの作品は、全く持って僕を満足させるものではない。
それなのになぜ、わざわざ映画化された作品を見に行こう、という気になったのかといえば、主演が山田孝之くんで、監督が平川雄一朗さんだったからである。

東野圭吾氏の著作に「白夜行」という有名な作品があるが、それをテレビで連続ドラマ化したときに、暗く重い過去を背負って生きていく主人公を演じたのが山田君、そのときの演出が平川さんだった。
テレビドラマの「白夜行」は、原作小説のそれとは全く印象の違う作品に仕上がってしまい、ファンの間では評価が真っ二つに分かれたが、それはそれで両方とも僕は“あり”だと思った。
小説では登場人物の心理描写がほとんどないため、ドラマにするときはどうなるんだろうと思っていたら、ほほぅ・・なるほど。結構楽しめたのだ。

今回の鑑賞は、原作を超える面白い作品を作る二人、そこにわずかな期待をかけてのことだった。

ここから先は、できれば先に小説版「そのときは彼によろしく」に関する記事を読まれてから、改めて読んで頂きたい。(左の「読書」のカテゴリーからどうぞ。)




というわけで、ここから先は原作小説の粗筋をある程度知っている方(上記で紹介した記事を読まれた方)を前提に書いていきたいと思う。


映画版では、登場人物もずっと少なくなり、あちこちに散りばめられていた小さなエピソードたちは、ばっさりと切り落とされている。
映像化して欲しかったエピソードも削除されていたりして、若干がっかりだが、余計な話を省いた分、全体的な話の流れや登場人物の関係はぐっとスマートでわかりやすいものになっている。

実はこの映画、初回シーンから、ほぼネタバレである。
このあたりはドラマ「白夜行」の初回放送を彷彿とさせる。

僕が原作で一番嫌いだった“スピリチュアルな要素”も、だいぶ現実的な描き方になっており、やはり多少の違和感は残るものの、比較的、地に足のついた話になっているように思う。

そして、原作小説で決定的に失敗だと思っていた、“エンディングが2つある構造”については、これも映画化によってだいぶストーリーに手直しがされ、なんとか一つのエンディングにまとめられたようだ。

恋愛・友情小説でありながら、原作において父子の愛情物語という“山場”を演じさせられたうえ、読者の大方の期待にそむき、大事なセリフを言う役を与えられてしまった“父”は、今回の映画の中においては、要所要所でキーマンとして登場する大事な役割を背負っている。
原作小説の“父”が子(=主人公)に託したセリフを聞いたとき、おそらく100人中99人が、「おまえかよっ!」と突っ込みたくなっただろうと思われるが、今回の映画化ではそんな間抜けなセリフを言わずに済んだようだ。(似たようなセリフを言わされてはいたけれど・・。)


原作で、幼少時代の3人の主人公が過ごしていた“ゴミの山”は、緑の“つた”で覆われた“古びた廃バス”に変わっていた。
“ゴミの山”には愛着があったが、“緑のつたで覆われた古びた廃バス”もこれはこれで映像的に美しく、(たぶん、この映画の中で一番美しいカットだと思う)美術さん頑張ったね!という感じである。

同じく、主人公達が幼少時代にすごした“水辺”は、予想以上に大きな湖になっていた。
公式サイトにも「・・・小さな湖畔で遊び、・・」と紹介があるのに。あのサイズはでか過ぎるだろう・・。

主人公が経営するアクアプランツショップは、実写化されて、まぁ予想通りのキレイさ。
山田くんの演技も悪くなく、その父役の俳優さん(とても有名な人なのだが、名前がでてこない・・。)の演技も安定感があり、キーマンを演じるとともに、若者3人の主人公が繰り出す映画を、地につなぎとめてくれる役割を果たしているようにも受け取れる。



だがしかし、問題は、主人公の一人を演じる長澤まさみだ。
彼女は作品の中で一番重要な役柄を演じているのだが、どこからどう見ても、長澤まさみにしか見えない。
役柄が見えないのだ。
原作では、幼少の頃から男勝りで、サバサバとしていてクール(=かっこいい)な性格という設定であり、大人になって主人公達と再会したときの性格も、クールでさっぱりとしていて、女々しさを感じさせない。それがとても気持ちよく感じられていた。

なのに、である。
映画に出てきた“彼女”は、原作にある“彼女”ではなく、長澤まさみだった。
原作の“彼女”に人間的な魅力を感じていた僕にとっては、大きな不満である。
幼少期を演じていた子役の女の子のほうが、(演技の上手い下手は横においたとして)、原作のイメージを忠実に再現している。


映画全体を5つ☆で評価すると、

★★.5☆☆☆

★=2.5、というところか。
僕は原作小説を★=2つと評価した。
映画も本当は★=2つ程度にしたいところなのであるが、物語の筋を1つにまとめてわかりやすいものにしているところ、中途半端なスピリチュアル要素が、どうにか許容範囲なものに薄められているところなど、映画版スタッフの苦労の跡を加えて、★=2.5。

原作がとても面白いのに実写になると途端に面白くなくなってしまう作品は山ほどあるが、原作の出来が良くないと、やはり映画化して面白くしようとしても限界があるようだ。

あ、そうそう。
最後にもう一つ付け加えておくと、原作小説では予想だにしなかった人物から飛び出した“あのフレーズ”は、映画版では“然るべき人”から“然るべき人”に伝えられるようになっている。予想通りと言えば予想どおりだが、やはり、こうすべきなのが本当なのだと、見ていて感じた。

その胸のつかえが降りたところも、映画化して成果をあげた点だと思う。



若干、辛口の評価になってしまったが、原作も、映画も、僕は多分、もう読み返すことはないし、また見たいとは思わない。

ちょっとがっかり作品であるが、映像としては悪くないので、平川監督の次回作に期待したい。できれば、山田君主演、長澤まさみ抜きで。

『蟲師』

2007-03-29 01:40:44 | 映画
久しぶりに映画ネタで。

最近、邦画続きの僕ですが、今回見てきたのは、現在も月間アフタヌーンで隔月連載中の人気漫画を原作にした『蟲師』(むしし)。
原作は漆原紀氏、監督はあの有名な大友克洋監督、主演はオダギリジョー、その他の主な登場人物として、蒼井優、江角マキコ、李麗仙、他。

映画作品としては、ヴェネチア、トロント、サンタスの国際映画祭に招待されているそうだ。

精霊や幽霊や物の怪などではない、生命そのものである「蟲」と、その蟲の研究をしながら、蟲に憑かれた人々を癒していく「蟲師」ギンコの物語である。
主人公である「ギンコ」(オダギリジョー)は若くして白髪、緑の目、片方は義眼という設定。蟲をひきよせる体質ゆえ、ひとところに留まらず各地を旅している。

僕はこの「蟲師」という作品を、一昨年の末から去年の春にかけて、一部の放送局限定で流されていた、深夜のアニメ作品で知った。
ふとつけたテレビの向こうで繰り広げられる物語に「なんだこれは?!」という強いインパクトを受けた。
映画の感想を書いているのに、アニメの話ばかりするのもいかがなものかと思うが、アニメ版は原作漫画にとても忠実に描かれている。その世界観、人物、ストーリー、作品全体の質感ともにすばらしい出来だと思う。音楽もいい。そしてなにより主人公のギンコを演じる声優、中野 裕斗さん(本業は俳優らしい)の声が漫画版ギンコの雰囲気をよく表している。

さて、映画版であるが、アニメ版とは対照的に、漫画の中のいくつかのストーリーをまとめて、オリジナルなストーリーとなっている。ギンコ役のオダギリジョーや、禁種の蟲をその身に封じ込めた一族の末裔、淡幽を演じる蒼井優、そんな淡幽を乳母のように横で支える、老蟲師、たまの李麗仙など、役柄のイメージにあっているものもあるのではあるが、正直に言って、原作やアニメを通して受ける独特の世界観は充分に生かしきれていないように思う。

正直なところ、見ていて途中で飽きてきてしまったが、ラストシーンを見たときの僕の感想は、

「は?」

である。


「蟲師」という漫画、それを忠実に再現したアニメのクオリティが見事で事前期待も高かったせいもあるかもしれない。
でも、僕的にはなんとなく、がっかり映画である。

しかし、「蟲師」という漫画(コミックも発売中とのこと)、アニメ(こちらもDVDで発売中)のできはすばらしい。質の高い大人のための漫画、アニメであると思う。

これからこの映画をご覧になろうという方は、事前に原作コミックを何冊か読むか、下記のサイトでその独自の世界観を予習してから映画館に行かれることをお勧めする。世界観が独特なので、知らずに入ると、登場人物の言っていることややっていることが理解できないでおわる可能性があるからだ。そしてなにより、この『蟲師』という漫画・アニメの深遠さは、映画の比ではないことを実感して頂きたいからである。



ちなみに漫画やアニメについては、平成15年度文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞、2006(平成18)年度(第30回)講談社漫画賞一般部門受賞、文化庁日本のメディア芸術100選マンガ部門などに選出されるなど実績を残している。


もし可能であれば、DVDアニメ版「蟲師」を是非ご覧頂きたい。
滅多に漫画やアニメなどには手をださない、桐原の推薦である。





アニメ版公式サイト:http://www.mushishi.jp/

映画版公式サイト:http://www.mushishi.jp/

Wikipedia掲載記事(アニメ・マンガ版):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B2%E5%B8%AB

Wikipedia掲載記事(映画版):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%B2%E5%B8%AB_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29

『誰も知らない』

2007-02-12 23:58:01 | 映画
『誰も知らない』(監督:是枝裕和、主演:柳楽優弥)
http://www.kore-eda.com/daremoshiranai/index.htm


2004年に公開された是枝裕和監督の作品である。
主演の柳楽優弥君がカンヌ国際映画祭で優秀男優賞受賞(日本人初史上最年少だそうである)を受賞され話題になったので、ご覧になった方も多いかと思う。

母親役のYOUもはまり役でキネマ旬報助演女優賞を受賞している。

あらすじはこうだ。

ある日、アパートに母親(YOU)と男の子(柳楽くん)が、大きなスーツケースを抱えて引越してくる。そのスーツケースの中には、父親の違う3人の子供たちがはいっていた。
母親は3人の子供たちに、「ベランダに出ないこと」、「外出しないこと」などの“決まり”を告げて社会から子供たちを隔離する。出生届もだされておらず、学校にも通っていない子供たちは、長男(柳楽くん)を中心に、小さなアパートの中でささやかな生活を続けていくが、ある日突然、母親(YOU)は新しい恋人ができたことを理由に、わずかな現金を残し、子供たちのもとを去っていってしまう。わずか12歳の長男に「他の子供たちの面倒を見る」ことを託して。
社会から隔離された環境のなかで、やがてお金は底をつきはじめ、子供たちだけの異常な生活は、大人たちの“誰も知らない”ところで続いていく。


僕はこの映画を、当時住んでいた川崎市の映画館で見た。
公開から日が経過していたせいもあり、観客はまばらで20人くらいだっただろうか。
主演の柳楽君の演技はもちろんのこと、母親役のYOUの演技が絶妙である。
不幸な環境の中で、無邪気な表情をみせる子役たちの演技は、せつなさと涙を誘う。
川崎市の映画館でこの映画を見たときは、涙をこらえるのに必至で苦労したが、気づけば隣のお兄さんも涙ぐんでおり、後半からは涙が止まらなかった。
上映が終了したあと、観客全員が涙をながしており、エンドロールが流れても誰も席を立つ様子はなく、あちこちからすすり泣く声が聞こえてきたのが印象的であった。上映会場全体が泣くというのはああいうことを言うのだろう。

この映画は僕の一番のお気に入りである。
苦境の中にありながらも、無邪気な行動を続ける幼い弟の姿が、自分の弟の小さい頃の姿に重なってしまって、なんとも言えない切ない思いにかられるのである。
柳楽君の演技ももちろん秀逸で、作品全体として見ごたえがある。

ただ、唯一僕が納得できなかったのは、ラストシーンである。
それまでリアルに描かれていた描写が、ラストになって何か抽象的な、とってつけたような違和感を与えるのである。
その違和感は後に誤りではないことを確認することになる。

この映画は、1988年に実際に起きた「巣鴨子供置き去り事件」を題材に作成されたとされている。

その事実を、僕は映画を鑑賞したあとに知った。
その後ネットなどで情報を集めて事件の全景を知るにつれ、あの映画の悲愴な思いが蘇ると同時に、ラストシーンで感じた違和感の原因を知ることになる。
事件の詳細は、下記の説明がわかりやすいかと思うが、この映画をまだご覧になっていない方には、先にこの作品をご覧頂いてから下記事件のあらましをご覧頂くことをお勧めする。

なぜなら、事件は映画よりも過酷で凄惨だからである。



参考:「巣鴨子供置き去り事件」(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A3%E9%B4%A8%E5%AD%90%E4%BE%9B%E7%BD%AE%E3%81%8D%E5%8E%BB%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BB%B6


機会があれば、是非、ご鑑賞頂きたい。

『どろろ』

2007-02-01 02:33:51 | 映画
久しぶりに映画を見てきた。

外出すること自体久しぶりなので、あまり頭を使わないでいいものをと思い、いくつかの作品のなかから『どろろ』を選択。

「体の48箇所を魔物に差し出された百鬼丸(妻不木聡)が体を取り戻すために、泥棒、どろろ(柴崎コウ)とともに魔物退治の旅にでる」(パンフレットより引用)

というストーリーの「アクション時代劇」(同上)とのことである。

百鬼丸が魔物を一匹倒すたびに、失った「体」の一部を取り戻していく、というのがメインストーリーである。

鑑賞後の印象を一言でいうなら、どろろ役の柴崎コウの演技がウキまくっていてウザい。原作を知らないので、どろろがどういう設定(性別も含めて)なのかイマイチわからないが、映画で観る限り、この役は若手のきれいめ系俳優でも良かったのではなかろうか。いや、ただ桐原が「べらんめぇ口調で話す女性」や「男装をした女性」の役が嫌いなだけなのかもしれない。
柴崎コウはTVドラマ「Dr.コトー診療所」の看護師役などを好演しており、あまり悪い印象を持っていなかっただけに、なんだか残念な思いがする。

《追記2/4》_________________________________

書店で“どろろ”の原作でのキャラクター設定を読んで、どうして女性がこの役にあてられているのかやっと理解した。
そういうことであれば、柴崎コウでも良かったのかもしれないかなぁと思いつつも、でもやはり、作品の中での彼女の演技はういていたように思う。
家に帰る道すがら、頭のなかで他に適役の女性はいないかと考えていたが、いまいちピンとくる人がいない。
いっそのこと、かわいい系/きれいめ系男子(俳優?タレント?アイドル?)にしたほうがよかったのではなんて考えてしまった。何か違う作風になってしまうけど。笑(追記以上)
____________________________________________


もう一方の主役である百鬼丸を演じる妻不木君の演技は凛としていて影がありいい雰囲気がでている。そのカットだけをとりだして、ポートレートができるんじゃないかと思うようなシーンが全編に散見され、胸に迫るものがあった。
映画の封切前にTV各局で映画の宣伝をしていた、大酒のみで軟派な青年(←失礼。)の顔はみあたらず、なかなかクールに役をこなしていた。

作品の冒頭で百鬼丸の出生の秘密が明らかになるのであるが、不完全な生命をある種の技術を用いて擬似人間として再生する、というコンセプトは手塚治虫の「ブラックジャック」に登場するピノコの役に通じるものがあるように感じた。
映画を観てからパンフレットをよく読んだら、この「どろろ」も手塚治虫氏の原作だとのこと。もう少し調べてから観に行けばよかった。

「どろろ」は、手塚治虫氏によるマンガでの原作のほかに、アニメ化されたこともあったらしい。残念ながら、僕はマンガもアニメも知らない。両者は異なった結末で描かれているそうだが、ネットで色々と検索したところ今回の映画は原作マンガのそれに近いもののようである。

物語が進むにつれ、百鬼丸がバッタバッタと魔物を退治していくのであるが、百鬼丸と浅からぬ因縁の、多宝丸なる人物も現れて、物語は核心へ。そして最後に、天下統一を目指す醍醐景光(中井貴一)との対決にたどり着く。

アクション映画としてはそれなりに迫力のある映像に仕上がっており、それだけでも十分に映画館で観る価値はあるかと思うが、何はともあれ、妻不木君の演技、たたずまい、雰囲気を感じ取るだけで、作品の独自の世界観に入り込める作品である。妻不木ファンならずとも一見の価値ありである。

ただ、ラストシーンでの醍醐景光の言動と、その後の多宝丸とのやりとりが僕にはどうしても理解できない。作品全体のバランスを考えると、これくらいの心理描写がちょうど良いのかもしれないが、ラストの数分はなにか「やっつけ」的な印象がぬぐえない。

この作品は、「アクション時代劇」なので最初からあまり深い心理描写は求めずに作られたのかもしれない。

しかし根底にあるものは、単なる「魔物退治のおとぎばなし」ではなく、魔物に子を売った父と、父を憎む子の心の葛藤であって、その辺りに視点においた作品作りにするとまた趣の異なった作品になったのではあるまいか。

僕は映画を観るとき、その作品に原作があるときには、必ず原作を読んでから映画を見に行くようにしている。原作の雰囲気やストーリーと映画でのそれが微妙に異なることが多々あるからである。僕は原作を大事にしたい主義である。
その点、「どろろ」は原作を知らないので、なんとも心もとない感想文になってしまった。素っ頓狂な記述があればご容赦頂きたい。

いずれにせよ、それなりに楽しめた作品であったように思う。

ちょっとだけ妻不木君のファンになった。(笑)


追記
最近、ずっと病んでいたので気持ちが晴れるような映画を見に行ったつもりが、実子を売る父という設定に、忘れていた過去の記憶が蘇ってしまった。ちょっとだけ気分が悪い。この話は別の機会に。


『硫黄島からの手紙』

2007-01-10 00:57:14 | 映画
今日、久しぶりに映画を見に行ってきました。

『硫黄島からの手紙』

感想はこのブログで後日、更新したいと思います。


奇しくも本日(2007/1/9)、防衛庁が防衛省に格上げになりました。
そんななか、ある新聞報道によると「予備自衛官補」※への倍率は3倍を超えるとのこと。

※参考:http://www.jgsdf.go.jp/reserve/seido/

先の大戦で散った彼らは何を思い、現在の若者は何を守るために「自衛官」を志望するのか。

国防、日米同盟、核保有論、憲法改正論議、靖国問題etc
色々なことを考えさせられる映画でした。

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1月15日追記

ゴールデングローブ賞の外国語映画賞を受賞しましたね。