4月24日
母が、壊れた。
泣き叫び、暴れ、己の不幸を嘆き、子を守れない自分を責め、そして、自らの命を絶とうとした。
僕は一緒に涙を流し、母の境遇に心底哀れみの情を抱きながら、時がくるまで、母の感情の捌け口になる。
かれこれ五時間。
今、母は薬を飲んで床についている。
しかし眠れてはいないだろう。
毎日がそうなのだ。
もう長いこと、母は充分な睡眠をとれていない。
今の職場を去るのも時間の問題だろう。
僕たち母子は、嘆きの海を漂流する。
波にもまれ、互いに衝突しながら、互いに支えあって。
僕にとって母の存在は、肩に担がされた十字架だ。
投げ出すことはできない。
やがてそれに打ち付けられる時がくることを知りながら。
母が、壊れた。
泣き叫び、暴れ、己の不幸を嘆き、子を守れない自分を責め、そして、自らの命を絶とうとした。
僕は一緒に涙を流し、母の境遇に心底哀れみの情を抱きながら、時がくるまで、母の感情の捌け口になる。
かれこれ五時間。
今、母は薬を飲んで床についている。
しかし眠れてはいないだろう。
毎日がそうなのだ。
もう長いこと、母は充分な睡眠をとれていない。
今の職場を去るのも時間の問題だろう。
僕たち母子は、嘆きの海を漂流する。
波にもまれ、互いに衝突しながら、互いに支えあって。
僕にとって母の存在は、肩に担がされた十字架だ。
投げ出すことはできない。
やがてそれに打ち付けられる時がくることを知りながら。