the other half 2

31歳になりました。鬱で負け組。後悔だらけの人生だけど・・。

傷病手当金に助けられています。

2007-02-28 01:15:28 | 鬱病日記
2月27日


今日の起床時間は15:00。

昨日までの予定では、今日は3ヶ月ごとに通っている眼科の定期健診と、残り少なくなってきたコンタクトレンズ(1日使い捨てタイプ)を買いに行くつもりだった。

でも、起きたのが遅かった上、身体がだるいので悩んだ挙句に外出をあきらめた。

しばらくベットの中でゴロゴロしていたが、眼も冴えてきて眠りに落ちる気配もなくなってきたので仕方なくベットから這い出して、何気なく居間にあるテレビの電源を入れる。

僕の知らないところで、社会はどんどん動いていく。

何をみるともなく、テレビの画面に目を向ける。

僕は、何をしているんだろう。


何気なく携帯のスケジュール帳をいじっていて、健康保険組合に提出する「傷病手当金請求書」を作成しなければならない事を思い出した。
傷病手当金の申請とは、おおざっぱに説明すると、「病気やケガで働けない状態になったから、働けなかった期間分の経済的保障をしてください。」という、お願いである。健康保険証を発行している健康保険組合に医師の所見を添えて提出する。

医師の所見欄は先日の通院のときにすでに記入、押印していただいている。

__________________________

<傷病名>
医師の記載:うつ病

<発病または負傷の原因>
医師の記載:不詳

<発病または不詳の年月日>
医師の記載:平成16年10月頃

<障害の主症状および経過概要>-労務不能の具体的理由-
医師の記載:精神運動抑制を認め易疲労、易消耗であり安静療養を要するため就労困難。


上記、相違ありません。

医療機関名 所在地 医師氏名 印

__________________________


その用紙の左半分は、被保険者である僕が記入する欄である。
保険証番号や傷病手当金の振込先金融機関、傷病の状態、労務不能だった期間、などを記入し署名、捺印をする。

平均して30日に1回ずつ、書類を作成し健康保険組合に申請している。
今の僕の唯一の“収入”である。

支給金額は、退職前の平均賃金の日額を計算し、それに申請日数(労務不能日数)を乗じて決定された金額が支給される。と言っても、就労時と同じような金額になるわけではなく、僕の場合は会社に勤務していた時代の6割程度の金額だろうか。

その上、僕のように退職して“任意継続”として保険に加入している者には、支給金額に上限が定められ、実際に支給される金額はさらに制限される。

強調しておくが、この「傷病手当金」は“会社から支給されるもの”ではなく、あくまで“健康保険組合から支給されるもの”である。

休職期間中の対応も会社によってだいぶ差があるようで、僕の場合は一部上場企業でそれなりの従業員を抱える会社であったが、休職期間中は無給で、逆に社会保険料などを会社から請求されるという状態だった。
知人の話では、某大手外資系IT会社では休職期間中でも、会社から給与かそれに準じたものが支給されるというからうらやましい。

休職期間中は、やはり現場を長く離れることに対する不安から、早期に復職しようと焦って、余計病状を悪化させてしまうことも多く、また、休職中の生活費など経済的な理由から医師の指導どおり、「ゆったりとした気分で心も身体も療養する」と言った気分にはなかなかなりにくい。
僕の場合は職場で自分の居場所がなくなってしまうのではないかという焦りと、療養に専念できるだけの経済的余裕がなかったことなどから、再三にわたり復職を失敗し、ついに会社の就業規則が定める休業期間をすべて使い切ってしまい、退職せざるを得なくなった。
休職中は、健康保険組合からの傷病手当金を受け取っていたが、一人暮らしの生活を維持するには必ずしも充分な金額ではなく、毎月月末の引き落としの時期になるとビクビクしながら過ごしていたことを思い出す。
その後、今の家(母の家)に居候させてもらってからは、少なくとも家賃や水道光熱費などの負担がなくなったのでずいぶん助かっている。
聞くところによると、独身の単身者でうつ病の治療を受けている人は、経済的な不安もあってか、なかなか回復が遅くなる傾向があるという話もある。


気づけば明日は二月の最終日。
僕が発病してからどれくらいたったろう。
簡単な計算がなかなかできない。

とりあえず明日の目標。
・傷病手当金請求書を提出すること。
・眼科で定期検診を受けること。
・コンタクトレンズを購入すること。

あと、できれば、
・学校に行って、この間失敗した試験の復習をすること。


このうちいくつができるかな。
できれば午前中に起きたいが、就寝前の薬を飲んだにも関わらず、今この時間で眠気を一切感じないところをみると、明日もグダグダの一日になるかも・・。

まずは今夜、ゆっくり眠りにつけますように。

やっぱり病気。尾崎豊、坂本サトル、そして・・。

2007-02-27 01:15:03 | 鬱病日記
2月26日


今朝、初めに目が覚めたのが10:00AM。
いつもより早い目覚め。

身体が重い。
ベットに沈んでしまいそうだ。

前日、活発に動いた日の翌日は、必ず身体に「ゆりもどし」がくる。
健康な時に感じていた「疲れ」とは全く異なる、異質な、「猛烈なだるさ」。
身体の芯に力がはいらない感じ。
こういう症状を感じると、「やっぱり自分は病気なんだなぁ」と思ってしまう。


前職で、世間で言うところの総務部(?)みたいなところで勤務していたときは、このダルさが連日続いて、座っていることだけでも精一杯だった。
滋養強壮剤と栄養ドリンクを朝と昼に飲む。
心が不穏なときには病院で処方された頓服を飲む。落ち込みが重症な時には処方の2倍を服用。
気休め程度にしかならないけれど、それしか方法がなかった。
結局そんな無茶な勤務は長く続くはずもなく、その会社を退職し、今に続く引きこもり生活に突入していくのである。

そのときと同じ、「だるさ」。
でも、もうムリはしない。
無駄な抵抗はしない。
医師のアドバイスにしたがって、「身体が辛いときは、素直に身体の欲求を満たせて上げる」、素直に休むのだ。

そうして朝昼の薬だけを少し早めに飲んでから、再びベットにもどった。
次にきづいたのは18:00PM。
身体も少し楽になったかな。


少しお腹が空いたので、昨日買ってきたデニッシュドーナツを1つとミルクをカップに1杯。

夕食だか昼食だか朝食だかわけがわからない時間だが、とりあえず今日初めての食事。

そういえば尾崎豊の曲に「cookie」という歌があったっけ。
尾崎豊の曲には珍しく、「自分のためにクッキーを焼いて、暖かいミルクを入れ欲しい。」(※歌詞ではありません。楽曲の歌詞の冒頭部分の意訳です。)という甘い雰囲気で始まるこの歌は、その背景に痛烈な社会批判がこめられている曲だ。

このブログをご覧になっている若い皆さんは、かつてこの国に尾崎豊というアーティストがいたことを知っているだろうか?

もし君が10代で中学生、あるいは高校生なのであれば、ぜひとも、何が何でも、尾崎豊の曲を聴いて欲しい。「I love you」、「十五の夜」、「17歳の地図」などの有名な曲以外にも、とても魂に響く歌があるのだ。
思春期と言うとても敏感で繊細で、不安定な時期を過ごした経験のある方なら、少なからず共感できる歌を見つけることができるだろう。

僕も今でも時折、尾崎豊の曲を聴く。
なかでも今の自分の人生と重ね合わせてしまうのは「シェリー」という曲だ。

↓※著作権とか全く無視しているサイトだと思うが歌詞だけが載っています。
でも本当は曲がついた歌として聞いて欲しい。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/suprash/tonight/out/shelly.html

ついでにもう一人。勝手に僕の人生のテーマソングとしてとても気に入っている曲。
坂本サトルさんの「天使達の歌」である。
これは歌詞も、曲も、すごくいい。とてもいい。とても深い。

※公式HPはこちら。
http://columbia.jp/~sakamoto/index.html

一口で言うと応援ソングの部類に入るのかもしれないが、24時間テレビのマラソン中に流れる某アーティストの「負けないで」のように、単純に自分の善意(実は偽善だと桐原は思う)を相手に押し付ける歌ではなく、もっともっと現実的で心に迫るとても良い曲である。
僕の言葉つたない半端な解説ではなく、実際の曲を是非とも聴いてもらいたい。
曲も、歌詞もすばらしく良いのである。

(著作権の関係もあると思うのでこの記事には載せないが、気になった方はご一報いただければ歌詞全編をメールでお知らせいたします。本当は曲と彼の歌声と合わせて聞いていただきたいのですけれど。。。)

尾崎豊の「シェリー」も坂本サトルの「天使達の歌」も僕の人生観に重なって、とても大事な曲だ。


しかし、僕が就寝前に必ず聞く曲は、中島みゆきである。(笑)
鬱病には中島みゆきが効く。

この話はまたいずれ。

とりあえず受けてみました。/共分散構造分析って知ってます?

2007-02-26 00:11:02 | 鬱病日記
2月25日


6:30AM。
携帯のアラームが鳴る。

起きなきゃ。。。でも、眠い。。。


7:00AM。
予備でセットしておいたアラームが再び鳴る。


起きなきゃ。でも眠たい。。。。でも、もう起きなきゃ遅刻してしまう。。

仕方ない。

重たい身体を無理やり起こして、とりあえずシャワーを浴びに行く。
熱いシャワーを浴びているうちに、少しずつ目も覚めてきたようだ。

今日は、試験日である。
身支度を整え、電車に乗って試験会場へ。
試験会場といっても、ふだん利用している「資格予備校」なので、特に緊張することもなく、自分の受験番号の書かれた部屋へ入り、席を探す。
この時点で8:30AM。
普段の僕にとっては深夜である。
身体が時差ぼけのような変な感じ。

しばらくして試験官の先生が入ってきて、試験の説明を始めた。
試験時間は2時間。すべて筆記。

昨日のブログにも書いたとおり、今回は身体がダルダルで試験勉強を満足にすることができなかった。
最初は棄権しようかなとも思ったけれど、すでに受験料も払っているし、試験の雰囲気だけでも感じてこようと、無理やり早起きして試験会場にやってきたのだ。

試験開始。

前半は無難な問題が続き、このあたりは良く勉強していたこともあり、良いペースで回答用紙に回答を記入。

問題は後半の大設問2つ。

勉強中、「きっとこのあたりって、試験にでるんだろうなぁ」と思っていた問題形式が見事的中。
しかし、僕はこの領域の勉強を充分にしていない。

やっぱり出題されたなぁ。と、思いながら、空白の回答用紙を眺めることしかできない自分。
調子がいいときにもっと勉強しておけば・・と後悔仕しても後の祭り。

結局、解答用紙の半分は空欄にしたまま、制限時間を終えてしまった。

なんだかなぁ・・・。

「高校生でも受かる試験」とたかをくくっていたのがまずかった。
この試験を少し甘く見すぎていたようである。


でも、6月にも同じ試験があるので、明日からその日に向けて勉強を再び始めよう。次回は少し上のグレードを狙ってみようかな。と前向きな決意。


試験が終わってお腹も空いたので、久しぶりにお気に入りのカフェでベーグルとカフェラテを食べる。

ベーグルってやっぱりおいしい。

そんなこんなでまったりしていると、携帯が鳴った。以前、東京勤務時代に僕の下で働いていた元アルバイトのO君からである。
僕が試験の結果をメールで送ったので、その返信のようだ。

O君:「まぁ、大丈夫ですよ。これから勉強すれば6月の試験で1級(最も上のグレード)目指しちゃっていいんじゃないですか?桐原さんなら普通にいけると思いますよ。」

と、励ましてくれた。この子はアルバイト時代からの付き合いになるが、本当にいい子である。自分の実力は自分が一番良く知っているのだが、嘘でも励まされると嬉しいものである。

しばらくして話題はお互いの近況報告になった。
O君は行政書士の資格と簿記1級の資格を持っていて、今は東京の会計事務所で働いている。小さい事務所なので給料は安く、サービス残業もあたりまえという状況ながらも、税理士試験を受け続け、毎年確実に科目合格の実績を残してきた。

(※税理士の試験は、科目合格制をとっており、一部の科目で不合格がでても、合格基準に達してる科目があれば、その科目に限り「合格」が認められる。一度合格した科目は期限なく「有効(合格のまま)」なので、極論を言えば、1年に1科目ずつ合格していって、規定の科目数が合格に達すると、晴れて“税理士試験合格”となることも可能なのである。)

そんな頑張り屋のO君だが、ここに来て新しい進路を考えていると言う。
専門職大学院への進学である。
会計系、経営系、法律系とまだ方向性は絞りきれていないようだが、会計系の専門職大学院を中心に考えているようだ。

O君はまだ20代中頃。これから大学院に通っても修士課程なら、卒業してもまだ20代である。

なんともうらやましい。

僕もこんな風になってしまう前は、会社勤めをしながら通信制大学(4年制:中退)に通ってみたりしたが、大学院に進学するまでの経済的、精神的余裕はなかった。

こんな僕でも、18歳で大学を受験したときは、将来、大学院で病態栄養学の研究をしたくて、院卒(最低でも修士)を目指して勉強していたのだが、なにがどうなったのか、今ではこんな生活である。

今思うと18歳での大学選択ミスは、僕の人生の始めての分岐点であったように思う。

それからなんだかんだと1時間くらい長話をして電話を終えたのだが、何か目標をもって頑張っている人と話をすると、自分も何かを頑張っていきたいなという思いがしてくるから不思議である。

O君との電話で妙なテンションになった僕は、通い詰めている駅周辺の大型書店を2軒ハシゴし、またしても8,000円相当の書籍類を衝動買いしてしまった。

その中の一冊。

『マーケティングで使う多変量解析がわかる本』(酒井隆/酒井恵都子)

こんな本、今更買ったって、使う機会なんてないのに、家の書棚の奥には似たような本が売るほど揃っているのに、東京勤務時代を思い出してどうしても買いたい衝動を抑えることができなかった。

内容は、重回帰分析は基本として、因子分析、クラスター分析、コレスポンデンス分析etc
う~ん・・涙が出るほど懐かしい。
マニアな話で恐縮だが、桐原のお気に入りの分析手法は、ここ数年、幅広い分野の研究・分析で使用されている「共分散構造分析」である。
結局、この分析手法を極める前に異動・退職してしまうことになるのであるが、今でも、僕が居候中の部屋の書棚の奥には、「共分散構造分析」関係の専門書だけで4~5冊はあると思う。案件遂行上の必要性から共分散構造分析専用の統計ソフトウェアを導入したときは子供がおもちゃを与えられたかのように喜んだ。
その部署で初めて導入する分析手法なので、誰も教えてくれる人はいない。
自分で勉強しないとどうしようもないのである。(というか、他の分析手法や統計解析ソフトの使い方などについても、自学自習という感じで、誰かが教えてくれるような部署ではなかったのだが・・。)
最初は、「観測変数」、「潜在変数」、という用語の定義を理解することから初めて、解説本(大規模書店で購入してくる。もちろん自費。)を何冊も読み分けながら、見よう見まねでデータを流しパス図を書いてみる。うまくいったと思っても、CMIN、GFI、AIC(←あまり気にしないでください。この分析を使うとこんな数値が出てくるのです。)などの適合度が悪く、悪戦苦闘。パス図を何度も書き換えることで、出力されるパス図がどんどん複雑化し「美しくなくなって」いく。他の多変量解析では見た目の重要性なんて問題にもならない(というか、しようがない)が、共分散構造分析では見た目の美しさ=見た目の直感的わかりやすさが分析結果の心象(特にクライアントから委託されて分析した場合など)に少なからず影響を与えると桐原は思っている。

・・・・・と、熱く語ってみたものの、自宅で多変量解析をすることはありえないし、今、住む街で共分散構造分析に金をだしてくれる企業なんて皆無だろう。
それ以前に、僕は無職で鬱病で「引きこもり状態」であるから、どこをどう歩いても、「すみません、これ、ちょっと分析してもらえますか?」なんて依頼があるわけもなく・・。

ちょっとだけ虚しいけど、この本は僕の記念碑の一つに加えよう。



今日は数ヶ月ぶりに早朝からずっと活動していたので、身体と脳がとても疲れてしまった。
さっき就寝前の薬を飲んだとき、メインになる睡眠薬は少し減量したのだけれど、すぐに眠れそうだ。


明日から、気持ちを切り替えてやっていこう。

久しぶりに前向きな桐原です。


とりあえず受けてみます。

2007-02-24 22:22:40 | 鬱病日記
2月24日



就寝前の薬を増量されてから、寝起きがますます悪くなった。

主治医からは「眠りを深くするお薬です。」と言われているのだが、寝つきが悪いうえに一度眠ると12時間以上眠ってしまう。
一度、思い切って就寝前の薬(主に睡眠薬系)を一切飲まずに寝ようと試みたことがあったのだが、朝まで一睡も眠れなかった。
睡眠薬は使い始めるとなかなかやめ時が難しいという話を薬剤師さんが当事者談として話していたが、今飲んでいる薬を減薬していって、最後まで残るのはやはり睡眠薬系なのかな、と思ったりもする。

そんなわけで、今日もベットから起き出したのは正午過ぎ。薬を飲んでまたベットの中に逆戻り。

本当は学校に行って一日勉強する予定だったのだが、目が覚めた時点であきらめた。
シャワーを浴びて、支度を整え、駅まで行って学校まで歩いて・・学校に着くのは、夕方になってしまう。

実は明日は試験日である。

2つあるグレードのうち、上のグレードはテキストすら開いたこともないので受験は断念。
もう一方の下のグレードはテキストは最後まで目をとおしたのだけれど、問題演習などが最後までできなかったので、まだ勉強が足りていない。とても自信がないので、こちらも受験を断念しようかと考えていたのだが、ダメもとで受けてみようと思う。

ただ、一つ心配なのは、8:45AM集合という点である。

桐原の生活リズムでは、8:45AM集合というのは、深夜2:00AMに集まれと言われているのと同じくらい厳しいスケジュールである。

なんとなく、明日のブログで、「結局、朝起きられませんでした。」なんて書いてしまいそうな自分が目に浮かぶが、まぁ、なんとか起きてみよう。

合格は難しいかな。。



親の心子知らず。

2007-02-24 00:09:22 | 鬱病日記
2月23日



今日は朝から学校に行って一日自習してくるつもりだったのだが、いつものように計画倒れ・・。

朝、携帯のアラームが鳴るも、無意識のうちにとめていたらしい。

寝ているような起きているような浅い眠りのなかでまどろんでいると、かならず夢を見る。どこまでがリアルでどこからがバーチャルなのか・・。ここはどこなのか・・。

そんななか、突然、名前を呼ばれた。何度も、何度も。
これはリアルな声である。
うるさい・・。うるさい・・うるさい・・

「何?!」

と言って起き上がったそこには、母がいた。
平日なのになぜ家にいるのかわからなかったが、聞けば今日は有給休暇をとったという。

「薬、飲んだの?」

僕は眠りを妨げられることに、とてつもない不快感を感じる。
そんなことでいちいち起こすなよ。と心の中でうんざりしながら、昼にまとめて飲むからいい、という返事をしてまたベットに潜った。

それからも母は、

「決められた時間に飲まないと良くならないでしょ?ちゃんと飲んで。」

と、僕の眠りを妨げる。
心配してくれているのはありがたいし、このエピソードを友人の話として聞いたなら、「優しいいい母親じゃないか。大事にしなよ。」と言える心の余裕はあるのだが、自分が当事者となるとなかなかそうはいかない。

母親の家に居候して、寝食の世話を受けている身分なので大きな態度にでてはいけないのは承知しているのだが、感情はそう素直には動かない。

強調するが僕は、とにかく眠っているところを起こされることが大嫌いなのである。
それが家族であっても友人(いないけど)であっても、である。

その数十分後。ようやく眠りにつけそうになったところで、また声がする。


「ごはん作ったから食べて薬飲みなさい。いい?薬飲むんだよ。起きて!」


時間を確認すると12時過ぎ。
普段は朝食も夕食も作っていかないのに、なんで今日に限ってここまでも執拗に僕の眠りを妨げるのか・・。
その「優しさ」が、とてつもなく不快なのであるが、これが親心なのだと思うと大きな声を上げることもできず、怒りの矛先はどこにもぶつけようがない。

母には感謝しているが、お願いだから寝ているときは起こさないで欲しい。

お願いします。

通院日

2007-02-23 00:42:35 | 鬱病日記
2月22日


今日は、2週間に一度の通院日。
17:00PMの予約だったので、その前に学校に行って少し勉強をしようと思っていたのだけれど、身体がだるくて、結局直前までベットで横になっていた。

時間が来て、シャワーを浴び、支度を整え外に出る。
何日ぶりの外出だろう。

今日は普段より気温が高いようで、道路や路肩の雪は溶けた雪と混ざってザクザクの状態。
強い風が頬を打つ。

どうも気分が悪い。
なんとなく病院に行くのも億劫で、気持ちもどうもすっきりしない。

電車と地下鉄を乗り換えて、予約時間丁度に病院に到着。
受付をすませて、個室になっている診療室に座ると、ほどなく主治医がノートパソコンを抱えてやってきた。


医師:「どうも~。その後どうでしょうか。」


寝つきが悪いこと、朝起きられないこと、日中も横になってしまうこと、将来に対する不安を感じてしまうこと、など、ここ2週間の状況を説明する。

その間、主治医はパソコンの画面をみつめ、ひたすらキーボードをうち続けている。


医師:「う~ん・・・。」


医師は、この2週間では大きな病状の変化はなかったことを指摘しつつも、全体的には良い方向に向かっているという。

昼間から横になることが多いのも、寝起きや体調が悪いのも、それだけ身体が休養を求めているということだから、横になりたいときは無理せず身体を休ませていいという。
今のところは一日12時間くらいの休養が必要になっているようだが、これも少しずつよくなてっていくはずなので、このまま、また二週間様子を見ましょう、ということになった。

ただ少し、お薬に変更があった。
(←現在の処方箋:参照)

病院をでて、同じビルの1Fにある調剤薬局で山のように薬をもらったあと、学校によって2時間ばかり勉強をした。

本当は、身体がだるくてすぐに帰りたかったのだが、さすがにもう勉強しないと一番下のグレードの試験すら合格が危ぶまれるので、仕方なく。。。

ついでに、受験票をもらってきたのだが、試験当日は「顔写真、住所、氏名」の確認できる証明書を持参すること、と注意書きがある。

僕は、運転免許証を持っていない。
パスポートもない。
住民基本台帳カード(?)でも良いといわれたが、そんなものをもっているなら先にパスポートの申請をしている。

「健康保険証でもいいとはおもうのですが・・。」

という、受付のお姉さんの頼りない返事に、明日、試験の実施団体に直接電話で問い合わせてみることにした。


今月は3ヶ月に1度の眼科の定期健診に行かなくてはならないのだが、それも試験明けになりそうである。

ちなみに、僕は1日使い捨てのコンタクトを使っているのだが、残りが少なくなっているので、今日はコンタクトなしで外出してみた。
やはり全然見えない。(当たり前だけど。)
学校帰りに本屋によって、文庫本の背表紙を目で追ってもタイトルが読めないほど悪くなってしまった。

と、いいつつ、またまた本を一冊、衝動買い。
昨今話題の「クオリア」について述べられた本。著者は外国人学者。
クオリアといえば、日本では茂木健一郎氏が著名だが、氏の書籍はわかりやすそうでなかなか難解である。読み応えがあるといったほうがいいのかもしれない。

たまりにたまった未読本の山を前に、すべて読了するころには春を過ぎて夏になっているのではないかと思う木曜の夜である。

次回の通院は、2週間後。
症状が改善されていることを祈る。

眠れない夜には

2007-02-22 00:25:04 | 鬱病日記
2月21日


昨夜はなかなか寝付けなくて、寝る前の習慣になっているCDを繰り返し繰り返し聞いて、それでも寝付けなくて、最後に携帯の時計を確認したのが3:30AMだった。

そこから少しの間、眠りについたようだ。

朝が来ているのはわかっているのだが、まだ眠たい。
浅い眠りを繰り返し、何か胸苦しさを抱えたまま、薬を飲むために意を決してベットから抜け出たのは15:30PM。

居間に出てテレビつけ、お昼のワイドショーを何気なく眺める。
「森進一」が何かしゃべっている。言葉は耳に入る前に記号になってしまう。
遠い世界の出来事のようだ。

電子レンジでカップいっぱいのミルクを温めて飲んでみる。

最近はお腹が壊しがちなので、あえてホットで。

一口ずつ噛み締めるように、ゆっくり時間をかけて飲み干して、冷蔵庫を開ける。
特に食べられそうなものはないようだ。

一枚トーストを焼く。

半分くらい食べていらなくなってしまったが、なんとか無理やり詰め込んだ。


たまに眠れない夜がある。
そのたびに、病院で薬を調合してもらう。

最初はハルシオン2錠だけで寝付けたのに、今ではハルシオンくらいじゃどうにもならなくなっている。

それでもまだ、どうしても眠れない夜がある。
寝返りをうってみたり、うつぶせになってみたり、自分の身体を抱きしめるように横になってみたり。

そんなときに迎えた朝は(といってもだいたい午後に目覚めるのだが)、決まって気分が悪い。

迎える朝の気分の悪さを予想しながら、ベットの中で丸くなって目を閉じる。
だんだんと周りの音が聞こえなくなってきて、僕はベットの中の宇宙で一人漂う。

このまま独りで漂っていたいのか。

いや、

誰かに捕まえてもらうのを待っているのか。

それとも、

落ち着ける自分の居場所にたどり着くことを願っているのかもしれない。

それはどこなのか。それは誰なのか。


今夜も僕は夜の宇宙を旅することになりそうだ。




現実逃避

2007-02-21 00:45:22 | 鬱病日記
2月20日


毎日のように、「明日は学校に行く。」と宣言しておきながら、結局行けないで終わってしまう。

今日も一日中、ベットの中。
薬のせいなのか何なのか、浅い眠りでずっと夢をみていた感じ。
目覚めたときには内容の大半を忘れてしまっていたけれど、中学生時代の嫌な思い出から、金正日まで出てきて何かの質の悪い喜劇のようだった。

勉強はしなければならないし、試験の日は刻一刻と迫ってくるのにやる気が起きない。というか、あまりにも勉強する量が残っていてかなり絶望的な状況。。。

今日のベット暮らしは現実逃避だ。

試験には二つのグレードで申し込みをしておいたけれど、今回は一番下のグレードだけを受験しておわらせようかなぁと思ったり。

だって、二つのうち上のグレードは、二科目あるテキストの両方とも1頁も開いていないのだから。

明日一日を下のグレードの総まとめに費やして、木曜日に上のグレードの1科目、金曜日に残りのもう1科目を仕上げる!!!




絶対ムリ。



なかなか自分の思うとおりに身体が動いてくれない。

どこまでが病気の症状で、どこまでが怠惰なのか。

自分でも、もうわからなくなってきた。


それでも僕はただひたすらに、薬を飲み続けるのだ。
なぜなら主治医がそれを指示するから。


僕はいったい何を目指して、どこに行こうとしているのだろう。

僕の人生って・・・なんだ?

少しだけ回復・・

2007-02-20 00:05:37 | 鬱病日記
2月19日


昨日よりも少し回復。

最近は、ココロよりも身体にダメージがくることが多い。

身体が不調だとココロも不穏になって、余計なことを考えたり、嫌な思い出を思い出したり、将来にたいする不安に囚われたり、と悪循環。

気づけばまた、鉛の塊を抱いて井戸のどん底にいる。
じめっとしていて薄暗く、狭いところ。
僕の心の中の奥のほう。。。

試験も迫ってるから、勉強しなきゃいけない。
でも、今日の夜のクラスは休んでしまった。

家にいるとつい横になってしまうので、できれば明日は学校に行きたい。


書きたいこと、色々あるけど、うまく頭が働かないので、また後日。

まずは、明日を迎えることが僕の試練。

予想的中。

2007-02-19 00:04:22 | 鬱病日記
2月18日


激ダル。


起動不能。


一日、薬とサプリメントとミネラルォーターで過ごした。

食欲なし。

このまま、少し体重が少し落ちることを祈る。




HELP HELP HELP.......


明日も調子悪かったら、病院行こう・・・。