この季節家の庭先や公園などで、葉が出る前の裸の枝に小さい紅紫色の花をびっしりと付けた花木を見かけます。それをよくスオウと呼びますが、正しくは「ハナズオウ(花蘇芳)」という、中国原産のマメ科「ハナズオウ属」の植物とのことです。
一方「スオウ(蘇芳)」は同じマメ科ですがまるで舌でも噛みそうな「ジャケツイバラ属」の染料用植物で、原産地はインド亜大陸やマレー半島。その幹や実を煎じて抽出する「蘇芳」は、古くからある赤色染料です。
図鑑などで見比べると両者はまるで違う格好をしていて、とても同じ科の植物には見えませんが、マメ科特有の蝶形花や鞘状の実が、近縁の仲間であることをうかがわせます。
さて紹介が遅れましたが、上の写真は「シロバナハナズオウ」というハナズオウの栽培品種で、カミさんが「白花は珍しい…」と、知り合いから貰ってきた鉢植えです。実生、株分けのほか挿し木でも殖やすことができるとのこと。-画像をクリックすると拡大します-
一方「スオウ(蘇芳)」は同じマメ科ですがまるで舌でも噛みそうな「ジャケツイバラ属」の染料用植物で、原産地はインド亜大陸やマレー半島。その幹や実を煎じて抽出する「蘇芳」は、古くからある赤色染料です。
図鑑などで見比べると両者はまるで違う格好をしていて、とても同じ科の植物には見えませんが、マメ科特有の蝶形花や鞘状の実が、近縁の仲間であることをうかがわせます。
さて紹介が遅れましたが、上の写真は「シロバナハナズオウ」というハナズオウの栽培品種で、カミさんが「白花は珍しい…」と、知り合いから貰ってきた鉢植えです。実生、株分けのほか挿し木でも殖やすことができるとのこと。
これは写真写りはまあまあですが、現物は15センチぐらいの小さい鉢植のせいもあってか、あまりパッとした姿ではありません。花はやはり紫のほうが見栄えが良いようです。