気儘にブログ

好きなときに 好きなことを 好きなだけ...

中尊寺

2006-07-30 | 彷徨録
ブログにimmediacy(即時性)が求められるようだと、私のブログはほとんどが失格である。生れつきの愚図な性格と凝り性が災いしてか、ようやくテーマを決めて腰を上げては、あれこれと中身を捏ねくり回すので、季節感のずれた花の写真や、賞味期限の切れた話題が多くなってしまう。
二た月近くも前のことだが松島見物の翌日、早朝に彼の地を発って平泉に向かい中尊寺を訪ねた。
人影も疎らな朝の閑けさの中で、藤原三代の栄華や義経の終焉、下っては芭蕉の「奥の細道」など、千年の歴史ロマンに思いを馳せながら、初夏の緑と黒い杉木立の中に点在する堂宇を巡った。
白山神社能楽殿では旧盆の8月14日、伊達家のお抱えであった喜多流宗家の薪能が奉納される。
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中尊寺入口
八幡堂
弁慶堂(その1)
弁慶堂(その2)
東物見
月見坂
薬師堂(その1)
薬師堂(その2)
本堂山門
峯薬師堂
不動堂
観音堂
鐘楼
弁財天堂(その1)
弁財天堂(その2)
金色堂
旧覆堂
旧覆堂(堂内)
能楽殿(その1)
能楽殿(その2)

スパティフィラム

2006-07-28 | 猫額苑の住人たち 2006
珍しい花が咲いたので、久しぶりのアップロードです。
これは中央アメリカ原産のサトイモ科の植物ですが、笹団扇(ササウチワ)という和名もあります。
白い花弁のように見えるのは、蕾を包んでいた「仏炎苞」という葉の部分で、その中心の金平糖のようなのが、本当の花なんだそうです(素人園芸解説)。








スパティフィラムは葉が5枚出るごとに花が1本出るが、生育状態が悪いとそうはいかないとのこと。
当苑の鉢植えは、葉は何十枚も出ているのに、花はたった1本しか出ていませんから、余程の発育不良なんでしょうね。
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梅雨晴れの鎌倉

2006-07-07 | 彷徨録


6月末の梅雨晴れの昼過ぎ、鎌倉を歩いた。
アジサイは疾うに盛りを過ぎたが、見物の人波は絶えない。北鎌倉の名月院では参観を諦め、門前で引き返えす。
円覚寺では、「功名が辻」で光秀役の三津五郎に似た阿弥陀仏と、どことなくモダンな風貌の観世音とが目に留まる。



ウズアジサイ(成就院)
日限地蔵(極楽寺坂下)


極楽寺坂成就院のアジサイも古い花がすでに刈り取られ、山門の半日陰で陽光を遮られた「ウズアジサイ」だけが、辛うじて生気を保っている。