カトリソウに来たムシ

カトリソウに、あまり見かけないムシがやってきました。木陰でホバリングしているときは透明な翅が見えず、胴体だけで浮遊しているようでびっくりしました。
太い虎斑の尻尾に、長い触角と透明な翅とのコンビネーションがまるでアンバランスで、熊ん蜂と、蝶々と、ミンミンゼミの混いの子のような風体です。後で調べたら、このムシは「オオスカシバ」といい、めずらしく昼に飛ぶ蛾の仲間と分かりました（昆虫エクスプローラ）。

今日のニガウリ君

一夜明けてみると…、ひとまわり背丈が伸びて、葉もだいぶ大きくなりました。きのうは頼りなさそうだったひげ蔓も、しっかりと支柱を握って、すっかりお兄ちゃんの風情です。

ミヤギノハギ

例のニオイバンマツリの隣で、かしこまって居流れています。樹高は低めで、花の大きさも色も香りも、
バンマツリほど派手ではありません。
さらに開花の時期までが、バンマツリに先を譲って一歩遅れ、後から遠慮がちに咲き始めます。
むかしはこんな風に地味で万事控えめな人が、結構いたように思いますが、この頃はどうでしょうか。

カトリソウ

プランターに植えられたカトリソウの定席は、苑の隅っこにある水道栓のそばです。
そこいら辺でいつもうろつているヤブカにニラミを効かそうと、うちのカミさんが決めた場所ですけど、効果のほどは定かではありません。
確かにヤブカでも嫌がりそうな強烈な臭いを放っていますが、それとは不釣合いに、細い針金細工のような、濃い紫色のシベを伸ばした花がとても可憐です。

リニューアルオープン

店じまいしたとばかり思っていためがね屋から、リニューアルオープンのハガキが舞い込んだ。
閉店したと思ったのは、ぼくの早とちりだった。
ハガキを持参すれば、「ハイテクメガネ拭き」 というのを進呈するという。
「ハイテクメガネ拭き」とは、ハイテクなメガネを拭く道具か、それとも、メガネ拭きそのものが
ハイテクなのか、おそらく後者のほうだろう… などと、ひとしきり愚考を弄してから、ハガキを
持って出かけた。
早とちりの負け惜しみではないが、改めて拝見する奥さんの器量は十人並みだった。