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ヤツデ(八手)

2005-11-09 | 猫額苑の住人たち 2005
テングノハウチワ(天狗の葉団扇)の別名もあるウコギ科の観葉(?)植物で、ちょうどいま白い団子状の花が満開です。このヤツデや先日のサザンカが咲くころになると、日中は暖かでも、短くなった日が西に傾けば急に気温が下がり、季節はもう冬に向かって進み始めているのが感じられます。
蛇足ながらウコギ(五加)のことに触れますと、広辞苑には「山野に自生する落葉潅木で樹高は約2メートル。幹には鋭いトゲがある。葉は長い柄を持ち、手のひら状に5~7裂。若葉は食用、乾燥した根皮は強壮剤のゴカヒ(五加皮)」とあります。私の生家がある東北南部の城下町では、藩政時代名残りのウコギ(正しくは栽培種のヒメウコギか?)の生垣が、今でもあちこちに残っています。
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