ハロウィーンの思い出第二段です。
私がアメリカで勤めていた会社では、ハロウィーンの日は
仮装してきてもOKで、 人事の人がその日のベスト仮装賞を決め、賞品がもらえます。
初めてのハロウィーンなので私も仮装しました。
と言っても、大げさなものではなく、自分の耳に一日中大きな耳を付けていました。
パッと見たらものすごく大きな耳の人に見えます。
私のそばを通る人は、『Ted(私のことです)、そんな耳で聞こえるの?』と聞くので
『もうちょっと小さい声で喋ってくれる、聞こえすぎるから』なんて言いながら そ の日の仕事が終わりました。
このまま帰るのも寂しいので、近所のスポーツバーに寄ってみました。
店の前で 大きな耳をつけて入りました。
ところが、店でそんなことしてるのは、私だけ。
恥ずかしかったですが、引っ込みがつかず、そのままカウンターでビール飲んでました。
しばらくして、夜が更けてくると、仮装した人たちがぞろぞろ店に入ってきました。
私の横に、背の高い女性がバニーガールの格好で座りました。
とても綺麗な人で、何か話しかけなければと思い、
『素敵な耳ですね』と言ったら
『あなたもね』と言われました。
自分の耳が大きいの忘れてました。
ちなみに、その年のベスト仮装賞は、不思議の国のアリスに出てくる
かかしの仮装をした女性でした。
全身に 藁(わら)が突っ込んであり、首から、腕から、腰から、そこらじゅうから 藁が出てます。
受賞した彼女の感想は、『今日は、タバコを吸うのが怖かった』でした