（面白話１５１）両隣の乗客

先週、ドイツに行った帰りの飛行機の中でのことです。
ミュンヘンからフランクフルトへは、４０分程度のフライト。
３列シートの真ん中に座っていました。
窓側は、メキシコ系の顔をした大きなおじさん。
ちょっと　いかつい。
通路側は、アメリカ人っぽい人で、もっと大きくて、もっと　いかついおじさん
でした。
大きな人に挟まれ、小さくなりながら座っていると
飛行機は、タラップを離れ滑走路へ向かいます。
いざ、飛行機が飛び立とうとする瞬間、両サイドの
男性が同時に右手で、眉間・胸・左肩・右肩と十字を切りました。
神様に無事を祈っているようです。
着陸の時も。
見た目より気が弱そうです。
離着陸でいちいちお祈りされていたら
神様は大変じゃないでしょうか？
ここはもう、パイロットに任せて。
祈るんだったら　これから出てくる食事が美味しいようにとか
もっと大切なことだけにした方がいいと思いました。