意思による楽観のための読書日記

面白きことなき世を面白くするのは楽観力、意思に力を与えるのが良い本
*****必読****推奨 **閑なれば *ムダ 

風に立つライオン さだまさし ****

2014年03月25日 | 本の読後感
さだまさしの8分以上にもなる同名曲の元になったストーリーを感動の物語にしたものであるが、さだが少年時代に出会った実在の人物を題材にした実話に基づいた物語であるという。日本の若い医者島田航一郎がアフリカの南スーダンやケニアなどの戦地に赴いて、そこで戦闘によって傷ついた兵士や子どもたち老人などの治療に当たる。そしてそこで出会った9歳の少年は治療しようとした航一郎に噛み付いた。航一郎はじっと少年を見て「 . . . 本文を読む
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花のさくら通り 荻原浩 **

2014年03月20日 | 本の読後感
東京近郊の寂れた商店街をもう一度活性化させようと立ち上がる店主たちとその商店街になぜか引っ越してきた広告代理店の社員、そして近所にあるお寺の跡取り息子光照、その光照が付き合い始めた商店街に住む商店主の娘初音。こういう人たちが商店街を古くから取り仕切ってきた既存勢力とも言える不動産屋やお年寄りになって新しい運動などせずに過ごしたいお年寄りの商店主たちと闘いながら、祭りの企画やCMビデオクリップ作成な . . . 本文を読む
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日本文明の謎を解く 竹村公太郎 ***

2014年03月19日 | 本の読後感
建設省の元河川局長、ダムや河川工事を担当し長良川河口堰の担当にもなった著者が、土木工事という視点から日本の歴史を眺めてみたエッセイ集。 豊臣秀吉の家臣として1582年に甲府城を完成させていた徳川家康は、関ヶ原の戦いの10年前の1590年に秀吉の命令で江戸への転封を命じられた。名目は北条氏討伐のため、見返りは関東6カ国、しかしその時代の関東平野の多くは湿地帯、特に江戸の街の今の下町の殆どは浅瀬か干 . . . 本文を読む
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K.Nの悲劇 高野和明 ***

2014年03月10日 | 本の読後感
仲の良い若夫婦である夏樹修平と果波、修平はライター兼編集者として20万部を超える「快適暮らし学」というヒット本を出版、2000万円を超える印税を手にした。修平夫婦はアパート住まいだったが、このヒットを期に5000万円弱の都内のマンションを購入、ローンは毎月20万円を超えるが、二人で稼げばなんとかなると考えていた。引っ越しの日、友人たちとヒット作を祝うパーティを開き、その夜、二人に子種が授かった。そ . . . 本文を読む
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終わらざる夏(下)  浅田次郎  ****

2014年03月06日 | 本の読後感
ストーリーは次の通り。太平洋戦争末期、大本営作戦課はポツダム宣言受諾を睨んで、最前線に英語が話せる兵隊を新たに招集し配置しようとしたが、若い兵士はすでに招集済みであり、45歳になる翻訳をしている編集者の片岡直哉が招集され配備されたのは千島列島の北端、占守島であった。占守島には満州戦線から23000人の戦車により武装した機甲師団が再配備されていた。日本軍はアメリカとの交戦と終戦交渉を予想して配備した . . . 本文を読む
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終わらざる夏(上) 浅田次郎 ****

2014年03月03日 | 本の読後感
太平洋戦争末期、満州に展開していた機械化機甲師団の一つが突然千島列島の最北端の島、占守島に移動を命じられた。アメリカ軍による北方向からの日本への侵攻に備えたものであったが、戦線分析が十分できていれば、沖縄を奪われた後には本州のいずれかの場所に南方から上陸する、と見るのがまっとうな見方であったはず。それを見誤り、無傷の士気も高き戦車師団が昭和20年になって移動させられ、その後は海洋の制海権を失い、本 . . . 本文を読む
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国の死に方 片山杜秀 ***

2014年03月01日 | 本の読後感
本書は、権力というものがどのように変化していくかを、室町鎌倉の時代から江戸時代の日本から説き起こし、明治維新と日清日露戦争、そして太平洋戦争の時代の権力者たちがどのようにその権力を行使してきたのかを振り返る。さらには帝政ロシアがソ連になりいまのロシアになる歴史を顧みて、ロシア皇帝の権力を革命勢力が転覆し、さらにそのソビエト連邦権力者であったレーニンやスターリンがどう振る舞ったのかを分析している。そ . . . 本文を読む
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今日も元気で読んでいます!


2008年1月から読んだ本について書き残してきました。読んだ内容を忘れるのは致し方のないこと、でも少しのヒントがあれば思い出すこともありそうです。今日も応援いただきありがとうございます