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意思による楽観のための読書日記

極楽タイ暮らし 高野秀行 ***

2000年に発刊されたタイの国民性を紹介した書物、自分で住んで体験しただけに説得力がある。しかし、筆者も最後に書いているように、近年急速に欧米化しているタイでは、ここに書かれているような素朴なタイ人や人生観が変わってきているとも言う。この本が発刊されてから13年経過の今はどうなのだろうか。

タイの国民性を表す3つの言葉、サバーイ(元気だ、気軽だ、快適だ)、サヌック(楽しい)、サデュアック(便利だ、都合がいい)、これに加えてマイランペイ(たいしたことはない)、これでタイ人の気質が説明できるという。

まずは形から入る、身なりが重要、そしてなにがあってもまずは微笑む、これは本当らしい。しかし移り気で執着心が乏しく、日本で言う「男らしい」などという概念はない。意志が強くて苦しくても目標達成のためには頑張る、なんていうタイ人はいないという。論理的思考や主張を通す、なども珍しいと。

また、美人とオカマが多く、オカマの地位も低くはない。足が綺麗なのは女性の誇りであり、母親は赤ちゃんの頃から綺麗な脚になるように抱っこするときにも気をつけるという。

僕の知り合いにもタイのチェンマイに移住してラーメン店をやって暮らしている男がいるが、その家には、何人かの日本人が居候している。タイ人にも居候が多いというからタイでは居候は当たり前なのだろうか。それも、居候が結構大きな顔をしているというから面白い。一度行ってみたいとは思うが、住むのはどうだろうか。行ってみないとわからない。


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