川瀬 巴水(かわせ はすい)は明治16年に生まれた大正・昭和期の浮世絵師で版画家。江戸時代には一世を風靡した浮世絵を新版画として再び確立した。日本各地の絵を版画として作成、昭和の広重と呼ばれた。欧米でも広く知られ、高く評価されている。本書には大正10年に発刊された「東京十二題」や大正15年の「日本風景選集」昭和5年の「東京二十景」などから合計124枚の作品を掲載している。
大正昭和の東京や日本各地の風景、そして一部伊東深水のような美人画も掲載されていて心が和む。安いからKindle版で購入したが、こういうのは紙の豪華版で見たい。