『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

2008-12-04 | 淡 水 魚
 水中での魚類観察では、遊泳魚の場合はなかなかその表情まで観察する事は出来ませんが、底生魚の場合は意外とじっくり観察する事が出来ます。
 特に夜間は彼らの動きも鈍いので、かなり近くまで寄る事が出来ます。
 ただ夜行性の魚の場合は、「今がチャンス!」とばかりに餌探しに余念が無くせわしなく動き回っているので結構難しいですね。

 上画像は『カジカ』です。
 カジカの仲間には川と海を行き来する“回遊型”の種と、一生を川の上~中流域で生活する“河川型”の種がいます。
 本種は、捕獲して厳密に同定した訳ではないので正確にはいえませんが、多分“回遊型”のようです。
 胸鰭の軟条数の違いで見分けますが、その数から“回遊型”のような...

 

 これまた『カジカ』ですが、これの場合は胸鰭が見えていませんので同定は無理です。
 この2尾の『カジカ』を比べた場合、全く別種のような色合いと模様ですが、本種は個体差がかなり激しく、見た目の判断は難しいですね。

 それより、手前に居る『カワヨシノボリ』は大丈夫なのでしょうか?
 『カジカ』は水生昆虫や小型の魚類が大好物なので...
 いきなり「パクッ!」とやられそうな位置関係です。
 
 

 最後は『シマドジョウ』です。
 本種の場合は、普段は体側の筋が目立っているのでそこにばかり目が行きますが、顔もじっくり見るとすごい“唐草模様”です。

 in 宮川水系

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2 コメント

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タラコ… (fossil1129)
2008-12-04 22:41:09
カジカのタラコ唇が、
オチャメですね。
クエのサイズになると
おいしそうに見えます。
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クエ (仙人)
2008-12-04 23:30:26
fossilさん

『クエ』ですか!!
たまに白浜方面に行って「クエ(食え~っ!)」の看板は目にしますが、口に入ったことはありません...
これからの季節“クエ鍋”もいいですね。
このカジカも巨大化したらクチビルあたりがゼラチン質で旨そうですね!(笑)
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