『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

カマツカ

2005-11-10 | 淡 水 魚
<カマツカ Pseudogobio esocinus escoinus
「えっ?カマツカってどこにいるの?」
あっ、居た居た居ましたよ。砂の中にしっかり潜っています。
砂の中の生物を砂ごと口の中に入れ、砂だけエラから出して餌を食べます。20cmを超えるような大型も居ます。
ところで、植物にもカマツカっていう種があるのをご存知ですか?
バラ科の落葉低木です。昔は幹を鎌(カマ)の柄(ツカ)として利用していたので、この名前が付いたそうです。さらに別名ウシゴロシとも言って、牛の鼻輪(環)にも利用したそうです。

考えたら植物好きの人にとっては、「えっ、カマツカっていう魚が居るの?」と言われそうですね。

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2 コメント

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馬づら (ふぉっしる)
2005-11-13 21:40:57
カマツカは、前任校に転勤したての頃、水系の淡水魚を飼っていた時の最長寿魚でした。底ものは、動き回らないから代謝が少なくて済むからなんでしょうか…。かなり大きくなりましたが、20cmには届きませんでした。
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底生魚は強し。 (仙人)
2005-11-13 22:17:36
絶えず泳いでいる「遊泳魚」と川底にいる「底生魚」の違いを考えた場合、餌や体型や・・・たくさんの違いがありますが、生理的な違いとして、酸素の吸収があると思います。どちらも鰓(エラ)を使いますが、「遊泳魚」は泳ぎながら口から水を取り入れエラで酸素を吸収してエラブタから水を出しますが、「底生魚」は底に居るままですよね。

ですから、酸素の消費(必要)量も全く異なります。

水槽の中を川と同じような流水状態にすることは円形水槽でもない限り難しいです。ブクブクで酸素(空気)を水中に供給していても、「遊泳魚」が自然の状態と同じように酸素を吸収しようと思うと、絶えず流水下の様に泳ぎ回る必要があります。でもそれは無理です。魚は本能的に側線で流れを感じて泳ぐのですから...

一方「底生魚」にとっては、それ程大きな違いにはなりません。

そういった事から、底生魚のカマツカが水槽では長生きしたのでは無いでしょうか?

その他水質の変化等にも経験的に見て強いようです。
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