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『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

イガイガ

2005-08-26 | 生物(etc)
<ツマジロナガウニ Ecbinometra sp.
海の栗(イガイガ)といえばウニですね。サルがクリを食べていたので、「そー言えば夏旅行の南部の海で撮ったなー」と思い出し、早速アップしました。
一般的によく目にするウニはムラサキウニ、アカウニ、バフンウニなどですが、太平洋の黒潮が直接当たる辺りまで行くと、このウニやガンガゼなど一挙にウニの種類が増えます。このウニは日本海では目にした事がありません。
話は変わって、北海道の土産でもらったエゾバフンウニ!も~最高でした。たっぷりと惜しげもなくご飯の上に山盛りにして食べた『雲丹丼』。忘れられません...
※デジカメ・マクロモード

藻屑蟹

2005-08-15 | 生物(etc)
<モクズガニ Eriocheir japonicus
中華料理で有名な上海蟹(シナモクズガニ Eriocheir sinensis)とは同属種です。
モクズガニは川で生息するが、産卵時期になると海に降り、海で産卵する。
孵化したゾエア幼生はプランクトンのように浮遊生活を送る。4回の脱皮を繰り返した後メガロパ幼生となり、河口を目指す。河口に辿りついた後小さなカニに変態し、親ガニの後を追って川を遡る。
海で採れる抱卵した雌ガニはすごく美味である。何度か食べたことがあるが、ワタリガニなんかに負けない味である。下手すると内子(体の外に出ていない卵)はワタリ以上かも...
※一眼レフ50mmマクロ

FROM USA

2005-06-17 | 生物(etc)
<アメリカザリガニ>
子供の頃近くの堀にたくさんいた。
一匹目は白い布をエサに釣り、二匹目以降は一匹目の身をエサにして釣った。彼らは一度挟んだらなかなかはずさないからナンボでも釣れる。
1時間もやれば、バケツ一杯になる。家に持って帰って塩茹でだ。美味しかったなぁ~。今では寄生虫や水質汚濁や色んな理由で知恵がついてしまって、とてもじゃないが食べる気にはならない。
元々はウシガエルのエサで移入したらしいが...ウシガエルもあまり食べないらしい...
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)がアメリカザリガニをバリバリ食べている光景は目にしたことあるが...

サワガニくん

2005-05-13 | 生物(etc)
<若狭4>
濡れた岩の上で見つけた沢蟹。
酒飲みだったらすぐに唐揚げを思い浮かべるかなぁ?

そっと捕まえて、しばらくの間遊んであげた(もらった)。
サワガニ君のハサミはちっちゃくて可愛いから、挟まれても全然痛くない。
モクズガニなんかに挟まれた日にゃあ...泣きが入ります。
また遊ぼう


ベニマダラ

2005-05-12 | 生物(etc)
<若狭3>
瓜割の滝や周辺の渓流には赤い石が転がってます。
でもこの赤石は石が赤いのではなく赤い生き物がくっついているから赤いのです。
『ベニマダラ』という淡水産紅藻類です。付着藻類には珪藻褐藻緑藻藍藻などがあります。ベニマダラはまさに紅藻という感じですね。
また、ベニマダラは冷・清水域を好み、“木洩れ日環境”で生息します。ちょっと耳慣れない言葉ですが、林や森で高木の葉っぱが吸収しなかった波長の光(スペクトル)を利用して生きているのです。だから、適当な密度の林でなければ生きていけません。つまり数少ない狭い範囲の環境でしか生きていけないという事です。
生息地としては岐阜県の菊水泉が有名ですが、ここの瓜割名水公園は環境庁の日本名水百選の一つに指定されています。水域の保護が進みつつあるので、ここのベニマダラにもいつまでも渓流の石を赤く染めていて欲しいものです。

余談ですが、似た名前で「アカマダラ」というヘビやチョウ、カゲロウもいます。