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『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

月に一度は...

2014-01-27 | 化    石
 チョット思い立ち、昨年一年間の化石の記事の回数を数えました...
 都合14回(日)...平均して月一回のペースは守っているようでした...
 もう一月も終わりなので、アップしないと昨年さえも下回ってしまう事になりそうなので、慌てて!

 そう言えば、昨年採集してアップせずにそのままになっていた化石がありましたので。 

 夏頃の話ですが、チョイト若狭方面に用事があり、出掛けたついでにあの地はどうなっているのだろうという事で寄ってみました。
 若干石が残っていたので、時間が迫っていたのにもかかわらず、ハンマーを出してとりあえず石を叩いてみて、まず目にしたのが上の状態です。
 『ムカシスカシカシパンウニ』の♀型です。
 反対側には...



 しっかり化石本体がくっ付いていました。
 「おおっ!これは良いんじゃないの~!」と持ち帰り、クリーニングしてみましたが...



 「見えている分だけとはどういう事!?」
 母岩に隠れていたと思っていた部分がそのまま欠損していました。
 そうそう残り物に福がある訳ではありません。



 母岩を小さくしようとハツっていくと、欠損した部分と思われる欠片が出てきました。(画像左上の部分です)

 まぁ完品ではありませんでしたが、これはこれで面白いと自分を慰めています。

  内浦層群

植物化石

2013-12-29 | 化    石
 今年は本当に数える程しか化石採集に行けませんでした。
 丸一日化石採集だけに費やしたのは、5日程度だったと思います。
 せめて月に一回ぐらいのペースでは化石採集にも行きたいのですが.....
 行かなければ、標本も全く充実しません。
 現実は、行ってもなかなか良い物にはめぐり合えませんが...

 一方、時々出張の行き帰りなどで若干時間があると産地に寄ってみたりします。
 寄るといっても大概がスーツを着ているので、真剣に産地に行くというよりは、道路沿いに落ちている転石を見る程度ですが...

 上の化石は、中生代ジュラ紀後期から白亜紀前期にかけての地層、手取層群の植物化石です。
 シダ植物の『オニキオプシス』かと思われます。
 雨の日だったので、ゆっくり車を走らせながら、車の中から道路脇の転石を眺めている時に石の表面に見つけました。
 本来であれば、周辺をじっくり探索してみたかったのですが、生憎の天気、さらには時間もありませんでしたので、これを得たのみでした。

 次は、石鎚山系の久万層群明神層、約4,000万年前の化石です。
 標高1,500mを走る道路の脇に転がる転石です。



 ここは以前にも通過した際に植物化石を見ていましたが、今回葉っぱや炭化した植物編の中に変わった丸い模様が見えました。
植物の球果のようですが...



 おそらく『セコイア』の球果ではないかと思われます。

 『メタセコイア』と『セコイア』の球果を比較した場合、前者は鱗片が十字対生するのに対し、後者は螺旋状になっています。
 化石では分かりにくいかと思いますが、『セコイア』だと判断しました。

 考えてみると、一日頑張って産地にいても大した収穫もないのに対し、ついでに寄った場所で、大したものではないにしても、化石を見つけることができる...
 皮肉なものです。

忘年石会

2013-12-23 | 化    石
 久々の化石ネタです。

 画像は『 Gaudryceras sp. 』(トンベツエンゼ?)。
 結局、“自分で採れない”なら“人様から採る”という事になります。(笑)

 本日、年末恒例の仲間との「忘年会」兼「室内例会」でした。
 化石交換会でゲットしたのが画像のゴードリセラス科のアンモナイトです。

 私ではとてもできない秘密兵器を使ったクリーニング、実に見事です。

 割と行ける産地でこんなのが採集できるとは...!
 自採に向けてスイッチが入るような標本です。

 来年は心を入れ替えて石に向き合いたいと考えた一日でした。(笑)

品評会

2013-07-20 | 化    石
 久々の化石記事です。
 今日は久々に化石仲間とランチ&化石品評会でした。
 皆さんの北の大地の5月の成果を拝ましてもらいました。

 私自身は随分前、北の大地には行きましたが、産地は未踏です。



 Ko氏の採集品です。
 存在感のある平巻きです。
 棘もまた好い感じです。

 これまたKo氏の採集品です。



 異常巻きがダブルで...
 その外イノセラムスや異常巻きの破片も...



 こういうのを見せ付けられると、虫が騒ぎます。
 仮に行っても採れるかどうかは別ですが...

隔壁

2013-04-12 | 化    石
 既出の内浦層群のオウムガイ『Aturia cubaensis』です。



 産出した際に数個に割れてしまいましたし、完全には残っていないような感じだったので、 あまり期待はしていなかったのですが、クリーニングしましたのでアップします。







 やはり背中部分が欠損していました。
 隔壁の模様が白く浮き上がって、まぁ面白い標本ではありますが...





 割れた際に小さな破片を紛失しているので、完全にはくっ付かず割れ目が目だってしまいました。
 中途半端な標本ですが、まぁ台付きで飾りにはなるかなぁ...

  内浦層群

ハート

2013-04-11 | 化    石
 先日、産地でtomioさんから頂いた化石のクリーニングが終わりました。
 干潟から潮下帯に生息していた二枚貝『カケハタアカガイ(Anadara (Hataiarca )kakehataensis)』です。
 潮下帯:海洋では潮の満ち引きで海面が上下しますが、干潮時に最も潮が引き、これ以上海面が下がらないという線より下の部分、つまり絶えず水中にある部分の事を一般には指しますが、大潮時など水位の上下動がさらに大きい時はその例外となります。)



 二枚貝の中でも非常に個性的な化石で、特に殻頂部分は面白い形をしています。



 両方の殻が残る合弁化石でしたが、若干口が開いていました。
 それでもプックリと膨らんだ存在感のある化石です。





 側面から見るとハート形をしています。





 コロンと掌の中で遊べる化石です。

 tomioさん、ありがとうございました。
 (ビカリアは...まだまだ先が長そうです...)

  国見層

地の恵み

2013-04-02 | 化    石
 内浦層群の『Aturia cubaensis』のクリーニングを行いました。
 今回は母岩付きで持ち帰っていたので、台付きにしました。
 (まぁ、多少の手抜きもありますが...)



 極端な変形・潰れも無く、それなりの標本となりました。





 殻の薄い殻口部の幅が分厚く、扁平で無いのはいい姿です。





 もう終わりだと思っていた産地から、思わぬ標本を得る事が出来ました。

 化石仲間や『“地”の恵み』に感謝です。

  内浦層群

国見層

2013-04-01 | 化    石
 先日の内浦層群の化石採集の時、現地でtomioさんにお会いしたのですが、その際に頂戴した化石です。
 福井の国見層の化石です。
 は、「カケハタアカガイ」の合弁化石です。



 ぱっと見にはクリーニングも容易そうですが、よく見ると肋の谷間にしつこいシリカっぽいものが付着しているように思えます。

 もう1個いただきましたが...



 ノジュールのようですが、何が入っているのでしょう...
 一部中身が見えています。



 質感から判断すると、礫のような感じです。
 知らなかったらそのまま捨てているかも知れないようなノジュールです。
 実は「ビカリア」だという事です。
 巻貝の殻頂部がノジュールから顔を出している状態なのです。

 こちらのクリーニングは結構苦労しそうです...

 落ち着いたらクリーニングして早くアップしてお見せしなければ...

  国見層

残り物

2013-03-31 | 化    石
 先日まだ残土(岩)があるという事で、久々に内浦層群の化石の残り物を採集に行きました。
 狭い場所にも関わらず、私の他4名の愛好家が集まり、“残り福”を求めて石を割りました。

 そんな中、最初に出たのが上画像のオウムガイ『Aturia cubaensis』です。
 叩いた場所がクリティカルで、バラバラになってしまいました。



 表面にシリカが貼りついていますが、これは容易に剥離出来そうです。
 隔壁が見てとれる標本です。



 こちらは、気室部が一部欠損しているかなり中途半端なモノです。



 こちらは、母岩の中から残りの部分が出てくるかどうか...?
 見えている部分だけの破片かも知れません。





 小さいながらもこの地の定番のタマガイ『Globularia nakamurai』です。

 そして...





 サイズは小さいものの、まぁまぁのアツリアを手にする事が出来ました。
 表面が赤茶けていますが、一枚薄皮をめくると方解石化した殻が出てくるはずです。





 過去に採集したモノは、多くが圧力を受けて扁平になっていましたが、コレは結構な厚みが残っています。
 さて、クリーニングが楽しみな一品を採る事が出来ました。

  内浦層群

2013-03-07 | 化    石
 ちょいと前ですが、久々に“御山”を訪ねてみました。



 2箇所ほど沢歩きをしましたが、めぼしいものにはお目にかかれませんでした。

 そんな中かなり高いところまで登り、かなりきつい沢の落差に阻まれた場所でふと足元を見ると...(残念ながら獲物ではありません...)



 枯れ枝に氷が巻きついていました。

  Click
 

 雪の無い“御山”でも、沢沿い高所では冷え込みは厳しいようです。
 沢自体が凍ってしまう事は無いでしょうが、落差から落ちる水の滴が枝を濡らし、夜の間に凍ってしまうのでしょう。

 そんな中で見つけた“痕跡”です。



 ディディモの住房部の♀型です。
 結構大きな個体のもののようですが、これだけでした...
 本体はだれかが持ち帰ったのでしょう...

 長い事ほったらかしで他で浮気していると、“御山”も微笑んではくれません。

  御山

砂糖菓子

2013-02-17 | 化    石
 ビカリアの断面標本です。
 巻貝の中に詰まった砂(泥)が方解石化しています。





 河床に断面を上にして埋まっていました。

 断面では無い殻表の部分には硬い石が付着していました。



 この地の母岩はすごく脆くてある程度はクリーニングも容易なのですが、この化石はノジュールになっていて、母岩が硬くて強力に付着しているので、カルコなどではとてもじゃありませんが歯が立ちません。
 長い時間をかけてハンマーとチスで剥離作業を行いました。

 殻自体もかなり硬い状態で保存されていたので、チョイと遊び心で磨いてみました。



 表面をコーティングしたような滑らかさですが、磨いただけで何も塗布していません。





 仕上げに#4,000のペーパーでただひたすら磨きました。




 何か“砂糖菓子”のような感じになりました。(笑)

  勝田層群

タイプ

2013-02-16 | 化    石
 今回ビカリアを10本余り採集しましたが、概ね2タイプに分かれます。



 まずこの画像のように、あまり圧力を受けてはおらず、綺麗な円錐形ではあるものの、棘の保存がよく無いタイプのモノ。



 ツルンとした巻貝になってしまっています。

  Click
 

 潰れていないものはほとんどがこういった感じでした。

 もう一つのタイプは、圧力を受けてペッタンコに潰れているものの、棘の保存がいいモノ。



 画像ではよく分かりませんが、上・下画像ともにかなり扁平な化石です。



 さらに、反対側が河床に顔を出していた面になるため、ほとんど棘が無かったり、陥没していたりで、あまりいい状態とは言えません。

  Click
 

 しかし、こうやって並べてみると、それなりにビカリアらしい見てくれです。

 今回の採集物です。

  Click
 


  勝田層群

二枚貝

2013-02-15 | 化    石
 アカガイの仲間、アナダラ属の化石です。



 こちらが反対側ですが、表とはかなり形が違います。



 殻頂の方から見た様子ですが、かなり圧力を受けたのか変形が著しいです。
 これだけいびつになってまで、よくぞ合弁でいてくれたものです。

  Click
 

 今回アナダラは、3個の合弁を得る事が出来ました。

 こちらはオキシジミ類のシクリナでしょうか。



 クリーニングの際に縁辺がバラバラに崩れてしまい、何とか修復しましたが、一部粉々になったので、隙間が開いてしまいました。



 これも合弁での産出でした。



 殻頂周辺は一部珪化しているようですが、他の部分の表皮を剥ぐ勇気はありませんでした。
 採れたままの肋が残った標本として保存する事にします。

 この化石については「何じゃこりゃ?」と首をひねりました。



 この地の化石の権威であるSK-coll氏の「化石の展示室」を紐解きましたが、似たようなモノが出てきません...
 肋を見ると、前出のシクリナと似ています。
 上画像の、横断方向に大きなヒビが入っている事から、下方向から圧力を受け、潰れて殻がずれたのではないでしょうか...

 ということで、これもシクリナではないかと思うのですが...



 この化石も合弁です。


 
 同様に殻頂周辺が珪化しているようです。

 今回この地を初めて訪れ、ビカリアが主目的でしたので、なかなか二枚貝には目が向きませんでしたが、他にも多くの種が産出するようですので、次回はその辺も狙って見ようと思います。

  勝田層群

突貫工事

2013-01-24 | 化    石
 先日の採集品です。

 実はこの産地に行く前に、知人の「ビカリア2個付き化石プレート」を見ていたので、何とか自分もそういったモノが採れればいいなぁ...と思っていました。
 現地で川の中を覗き込みながら探しましたが、なかなか複数が寄り添っているものはありません。
 たまにあってもかなり“川擦れ(川の流れや流下物で侵食され、摩耗・破損)”していてまともな標本になりそうにはありません。
 そんな中、やっと見つけて採り出したのが、上の石です。

 画像だけを見ると、一辺20cm程度のそれ程大きくない石の塊ですが、これを河床から平面的に採り出すのは結構苦労します。

 まず1個の場合は、

 ①図のように、若干化石から離した位置にタガネを打ち込み河床の岩盤ごと化石を掘り出します。
 しかし、実際は①図の通りでもタガネの深さはまだ浅いと思います。
 化石に及ぶ力が直接的過ぎて、化石本体が途中で折れてしまったり、ビカリア等の棘のある複雑な形状の化石では、岩盤に棘や部品が取り残されてしまう場合が多々あります。
 状況によってまちまちですが、化石本体の2倍以上の深さまでタガネを打ち込んだ方が安全です。

 次に2個の場合は、

 ②図のように、1個の場合と同じような手法だと当然2個同時に採り出すのは不可能で、1個ずつ取り出す必要がありますし、化石が接近している場合は、もう1個に影響を及ぼして破損してしまう場合があります。

 特に今回は2個まとめて、しかも、プレートとして採り出そうと目論んでいるので、普通の手法では無理です。

 そこで、

 ③図のように、まず化石を取り囲むようにして、ある程度深い溝を縦方向掘りました。
 化石の下部に向かって斜めに溝を掘った方が効率的なようですが、水の中で作業がやり難い事と、化石本体に与える影響を考えてまずは縦溝にしました。
 そして、一方向からだけでは無く四方から少しずつ化石の下部に向かって斜めにタガネを打ち込みました。
 そうすることで最初の画像のように、化石2個の塊として何とか掘り出す事が出来ました。
 40分程度も要したでしょうか、不安定な場所での不安定な姿勢での連続作業で、思いっ切り疲れ果てました。

 ただし、これも河床の岩盤がある程度柔らかくて脆いから出来た事です。
 硬い岩盤であれば、そこまで根気は続きませんし、最後は水中にタガネの頭が完全に没してしまうような状況ですので、ハンマーで叩いても力が加わらずに採り出すような状況には至らなかったでしょう。

 持ち帰ってから、大急ぎでクリーニングに取り掛かりました。
 というのも、前述したように、柔らかくて脆い砂質泥岩で、さらに水没し絶えず水を含んだ状態で長年過ごしてきた岩盤ですので、おそらく乾燥する事によって一気に崩れてしまったり、ヒビ・割れ目が入る可能性があると考えたからです。
 まず、プレート裏面に、木工ボンドの水溶液を多量に塗布しました。
 その状態で一晩靜置し、次の日にプレート全体を適当な大きさに整形し、それから化石本体の剖出に掛かりました。
 化石本体が大まかに出来上がりの状態で、化石側の母岩に木工ボンドの水溶液を塗布し、また靜置し、最後に化石本体の細部をクリーニングしました。

 その完成形がです。



 ビカリア2個に、おまけで小さなウミニナも出てきました。



 まだ化石本体に大分汚れ(砂泥粒子)が付着していますが、今回は産状標本という事で、より化石らしさを出すためにこの程度にとどめました。
 綺麗にし過ぎると、化石らしくなくなり、取って付けたような雰囲気になってしまうので...



 右の個体は、小さいながらも丸みが合って圧力を受けていない感じですが、左の方は大きいかわりに中央が大きく潰れて扁平になってしまっています。



 ただ、殻口の外唇も内唇も一応保存されていました。
 手前の個体の殻頂と向こうの個体の殻口の位置関係が心配でしたが、ギリギリで接触していなくラッキーでした。

 ハラハラ・ドキドキで慌ててやった、短期間の“突貫工事”、化石のクリーニングでしたが、何とか当初の思いに近い形に出来上がりました。

 思い出の一品となりました。

  勝田層群

化石初め

2013-01-21 | 化    石
 今年初の化石採集に行ってきました。
 産地は新生代新第三紀中新世の地層に当たる、岡山県北部の勝田層群のとある河川です。
 画像のように平坦な河床の岩盤からの採集になります。



 河床にはところどころに球状の石が点在していますが、ほとんどがノジュールで、多くはカキ、二枚貝や巻貝、木片を含んでいます。

 この産地には、以前から仲間は何度か通っていましたが、私にはどうも縁が無く、いつも所用で参加出来ずにいました。
 ようやく数年越しの思いが叶い、初めて訪れる事が出来ました。

 河床上に露出する化石です。




 水深0~数十cmの所に、画像のようなアカガイの仲間や巻貝のビカリアなどが見えています。
これをハンマーとタガネを使って水の中から掘り出す訳です。
 化石の見えている部分は、川擦れで摩耗しているため状態はよくありませんが、埋まっている部分はまぁまぁ保存状態も良く、クリーニングで見栄えもよくなると思います。
 ただ、全体的に圧力を受けているため、二枚貝は歪んでいたり、巻貝は潰れて扁平になっているため、「これはっ!」という一級品を得るのはなかなか難しいです。
 さらに、掘り出す際に折れたり、細部が破損するため、いかにバラバラになった部品を採り逃さずに、持ち帰って復元させるかも重要です。

 現地で見つけた、カッチカチに硬いノジュールを紹介します。



 径20cm程度の円盤型のノジュールです。
 この魅力的な形にはとても期待しました。
 ビカリアが1個丸ごと入っているのではないか、カニが一尾爪を振りかざして...などと妄想は拡がりましたが...





 出てきたのはマツの仲間でしょうか、針葉樹の球果です。

 また別のノジュールを割ると、



 真ん中で割れてしまいましたが、広葉樹の葉が出てきました。
 それより気になるのは画像左端の白っぽい物体です。
 拡大すると、



 殻が方解石化したビカリアです。
 完全に置換しているようなので、かなり美しいのですが、周りの母岩の硬さと言ったら半端ではありません。
 残念ながら現在の私のクリーニング道具や技術では、クリーニング出来そうにもありません...

 この他の採集物については、クリーニングをしながら順次UPします。

  勝田層群