はい、きょうも、みなさんのブログネタとは全く違って、
知らない人にはまったくおもしろくない話です。
題して、サイレントギターにマッチする弦の話です。
サイレントギターの弦に何が良いかをネットで調べたのですが、
意外と情報が少なくて、
たいていは「サイレントギターの弦は何でもいい」「安いのでいい」と言われていました。
しかし、ぼくはまったく違う感じをもったので、記事にすることにしました。
先月、サイレントギターを買ってすぐにペグ交換をしたときに、
弦も交換しました。
弦の種類は、アーニーボールのボールエンドタイプの弦です。

(写真左)
いちおう、sinsonidoは、クラシックの弦のなかでも、
弦の端にボールがついてあるタイプ(ボールエンドタイプ)が推奨されています。
それを出しているメーカーは、
見た限り、アリアとアーニーボールだけだったので、アーニーボールにしてみたわけです。
で、アーニーボールは、1~3弦の色が黒ということもあってかっこよく、しばらくは満足していました。
ところが、どうもこの弦、複数の理由で弾きにくいのです。つまり、
細くてテンションが低いので、しっかりした指弾ができない、
押さえようによって1弦が指盤から外れてしまう、
あまり振動しないせいか音がこもりやすく、
特に、他の弦に比べて1弦のローフレットの音量の低さは致命的である、
弦の色が黒いので指盤に保護色になり見づらい、、
などなど、あれあれ???と思うような現象が出てきました。
製品の欠陥というよりは、僕の好みなのかもしれません。
エレキを弾いていたころも、弦は太めの010ゲージを使っていたからかもしれません。
008のような細いやつは大嫌いでしたね。
早弾きがやりにくい、チョーキングやビブラートをよくかけていたので弦が約15分程度で切れる、
ピッキングをしっかりできない、音が細いなど、さっぱり良いことがありませんでした。
どうやら、アーニーボールとsinsonidoとの相性がよくないことに気づいたのは、
きょう、ariaのボールエンドの弦に交換してみてからでした。

アリアの弦は普通に半透明です(1~3弦)。
そして、アーニーボールに比べると、圧倒的に太い。
よって、指弾しやすいし、押さえやすい、音も太い、と
ぼくにとってはいいことだらけです。
ただ、一般的に言っても、sinsonidoには、市販のボールエンドタイプの弦ならば、
アーニーボールよりもアリアのほうがよいように思います。
このくらいの太さは必要ではないかという理由からです。
それとsinsonidoだからといって、
「ボールエンドタイプ」にこだわる必要はありません。
ボールエンドタイプの弦を外すときに、ボールエンドに使っているチップは再利用できるので、
それを外しておきましょう。
普通のクラシックギターの弦を張るときに、弦の端をイボ結びして、反対側からそのチップを通せば、
どんな弦でもボールエンドの弦になりますので。
結局、これからは、ボールエンドじゃない市販の弦で、ヘビー目のゲージを
使ってみようと思った次第です。