モンテル

モンテル、入ってる。
モンテルは、行ってる。

水辺の光景。

2021年03月11日 | 体験記

日本一大きな湖のそばに住んでいる。
びわ湖だ。
湖岸を車で通る時、景色は美しい。
対岸の建物や山。
おだやかな湖面。

巨大な湖だ。
が、海とは異なる。

以前、神奈川県に住んでいた。
社会人生活を始めたのは茅ヶ崎。
数年後引っ越しして藤沢に住んだ。
湘南海岸は身近だった。

その後横浜市に移住。
横浜駅近辺に一時おり、その後、洋光台に住んだ。

湘南と横浜港の海は、ちょっとちがう。

湘南海岸の思い出は「波」だ。
海の波は湖にはない。
淡海(おうみ)とは言っても、びわ湖に波は立たない。
風が起こすさざ波はあるが、よせて引く、海の波とは異なる。

横浜の印象は潮だ。
長時間での変化、干満、水位の上下である。

わざわざ港にそれを見に行くのではなく、川でそれを知る。
最下流のこのあたりでは、川はかなり大きく、堤防はガチガチにコンクリートでかためてある。
街中を歩くとなんども川を橋で行き来する。
その川の水位が日によって変わるのだ。
「今日は低いな、普通か」、「今日はずいぶん高いなあ」、と違いが目でわかるからおもしろい。

ときにその川の水位が、まわりの横浜の町の地面の高さよりも高くなる。
あきらかに水のほうが地面より高いのだ。
橋を渡りながら川と町とを見ると、その現実に、うっすら恐怖を感じる。
堤防が強固なのでだいじょうぶと思うしかない。
(余談だが、堤防は本当に堅固で、川に降りるところなんてどこにもない。この辺は川で遊ぶところじゃないんだ。ひいきの球団が勝ったからって「道頓堀」のマネをして飛び込んだら、どこにも岸に上がるところが無いから、力つきて死ぬ。迷いアザラシのなんとかちゃんが来ても、まあ彼は平気なんだが、上流からうっかり落ちちゃった猫なんかが流れてきても、どうしようもない。本当にこれは余談)。

びわ湖の水位は、干満しない。
天候(雨の量)で上下するくらいだ。
残念で安心。

横浜にいた時、川の水位の上下を見た私は、びわ湖を見て、そう思う。

3月11日、テレビを見るとその、不安感・恐怖感は、また思い出す。



4 コメント

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Unknown (山田信博)
2021-03-11 20:27:00
こんばんは。あの門馬君ですね。附属中学でいっしょでした山田です。また懐かしい話題をお願いします。
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Unknown (山田信博)
2021-03-11 20:44:35
附属中学から歩いてすぐの琵琶湖周辺も整備されずいぶんかわりました。私は今奈良に住んでいますけど、実家は瀬田に残っていて時々帰ります。あの頃の級友とも殆んど連絡はなく、同窓会も一回だけ出て終わり。大津もかわりました。丸屋町や菱屋町はさびれてしまったし。附属中学はどうなんでしょうぬ。あの頃の楽しい仲町台にまた会いたいです。
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ありがとうございます。 (モンマです。)
2021-03-12 07:41:42
山田様。ごぶさたです。私は当地には30年いませんでした。戻ってきて、U・タローでした。校舎は中は入れませんが外から見る限り変わっていませんね。錦駅は同じ、浜大津・膳所・石山は別物です。
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「U・タロー」とは、Uターンしてきて浦島太郎状態のことです。 (モンマ)
2021-03-12 16:20:18
明智光秀で大津にも注目が。郷土史を知るのも楽しいです。なかまち商店街は、大津城の堀だったとか。60年あれば景色は大きく変わるもの。西武はできるのと壊されるのと両方見ることになってしまいました。
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