
ふと興味が湧いてDavid Wiesnerを何作か読んでみた。
【David Wiesner】
1956年アメリカニュージャージー生まれの児童文学作家。
「かようびのよる」
とある火曜日の夜。池のカエルが蓮に乗って街にやってきた。
コールデコット賞 絵本にっぽん賞特別賞受賞作品。
大量の(リアルな!)カエルが夜の街(郊外)を行く様が異様な雰囲気を放つ。
「3びきのぶたたち」
3びきのこぶたからぶたたちが飛び出してきた!ぶたたちが様々な絵本を冒険するメタ絵本もの。
絵本内と外の描き分け方がとてもうまい。
「セクター7」
エンパイアステートビルの展望台に上がった少年は雲の子に出会う。雲に乗って行った先には…
5作中最も好きな作品。雲の世界の描写と様々な生き物の形になる雲の絵がとても良い
「1999年6月29」
小学生の少女が苗木を空に打ち上げる実験をした。すると大きな野菜たちが降ってきた…
絵本らしい絵本。
「夜がくるまでは」
建物の雨どいであるガーゴイルが、夜な夜な街を徘徊する物語
文章部分の隙間もうまく使うなど、絵と文字の配置がうまい。