<本>
象徴天皇の実像
戦前の正体
右翼雑誌の舞台裏
出雲という思想
天皇家のふるさと日向をゆく
水木しげるの古代出雲
人はなぜ「自由」から逃走するのか
世界中の翻訳者に愛される場所
サイドコア: ATYPICAL FOOTPRINT
トゥデイズ
ケモノたちは故郷を目指す
ハルビン
パパいやメロン
Steven Adams: My Life, My Fight
Showtime: Magic, Kareem, Riley, and the Los Angeles Lakers Dynasty of the 1980s
Aardman: An Epic Journey
衝撃を受けたという意味では「昭和天皇拝謁記」という元宮内庁長官による昭和天皇との
会話録を解説した「象徴天皇の実像」。
昭和天皇の印象が大幅に変わった(悪い方に)。こんな人だったのか。
古代史と、古代史が近代以降の日本でどう扱われて(利用されて)きたかについて
読んだ1年だった。
原武史「出雲という思想」は第二部の出雲と埼玉(武蔵)との関係を論じた箇所が
特に面白かった。私が今住んでいるところと出雲系(スサノオ、オオクニヌシの系譜)の
関係の深さをもっと掘りたい。
「世界中の翻訳者に愛される場所」がドイツのシュトラーレン(Straelen)にある
翻訳者版アーティスト・イン・レジデンス「コレギウム」についての本で、
本屋を通じて出会った新しい世界だった。
「人はなぜ「自由」から逃走するのか」は仲正昌樹によるフロム「自由からの逃走」の解説本。
フロムは今でも古びない根源的な先進国とそこに住む人間の問題を扱っている
(が実は原書はまだ読んでない)。
サイドコアの展覧会を見て感銘を受け本も買った。面白かった。
長嶋有の小説は常に最新を追えてないけど自分のペースで読み進める。
2024は安部公房生誕100周年で、新潮がフェアをやっていて読んだ。実は初めて。
荒野の描写が今もたまに夢で再生される。
「ハルビン」は、伊藤博文を暗殺した安重根はどんな人間だったのか?を描く韓国青春小説。
青春期の暗さや純粋さ金の無さから来る不満から歴史の一ページに残る事件までは、
そんなに稀有な道ではなく誰でも通りうる道だ。
「パパいやメロン」は海猫沢めろんの子育て記。来年子どもができるので勉強のため読んだ。
この人こんな事になってたのか。印象が変わった(良い意味で)。
洋書をもっと読みたかったが、なんせ読書スピードが遅いのでそんなに読めなかった。
来年はSusie Wileyについての本を読みたい。
<映画・ドラマ>
ホールドオーバーズ
アウトフィット ある仕立屋の長い夜
最後まで行く
ゴジラ-1
怪物
エリック
地面師たち
ヒルビリー・エレジー
チキンラン
チキンラン:ナゲット大作戦
FALL
100分DE名著:古事記/安部公房/水木しげる
いろんな所で言われてしまっているので声高に言いたくないけど、
ホールドオーバーズです今年は。切なくて辛くて優しい、何度も見たくなる名画。
ほとんど行かなくなってしまった劇場にこのために二回行った。
「アウトフィット」はオーソドックスなミステリだけど
セットや衣装、世界観が洗練されていて良かった。
亡くなったイ・ソンギュンの「最後まで行く」。
「キングメーカー」も良かったしもっと演技が観たかった。
「ゴジラ-1」は期待に反してめちゃくちゃ面白かった。
歴史と人間ドラマと怪獣娯楽のバランスが抜群。神木くん最高。
「怪物」は内容を全く知らずに観た。子役の演技。
今回はいつもの是枝監督の撮り方ではなく子役に演技をさせた。これがすごかった。
ネトフリドラマのエリックと地面師たちはクオリティの高いエンタメを味わった。
米大統領選イヤーにみた「ヒルビリー・エレジー」。
「原作とは違いメロドラマすぎる」という批判があるようだが、これはこれで楽しめた。
エイミー・アダムスが良い。民主党が負けたのは何となくわかる。でもなぜ共和党代表がトランプで、パートナーがこのJDヴァンスなのか?はいまだにわからない。Susie Wileyの力なのか?
Aardmanの本を読んだのでチキンランを2作観た。大人も十分楽しめるクオリティのクレイアニメだ。年明けのウォレス&グルミット新作が楽しみ。
「FALL」は単純に何も考えずハラハラ・ドキドキ楽しめた。
「100分DE名著」はたまに無性に貪りたくなる番組。
<音楽>
If I were to paint it / Lossapardo
In Waves / Jamie XX
Get The Message / Kokoroko
Akoma / Jlin
Y'Y / Amaro Freitas
Spectral Evolution / Rafael Toral
Bright Future / Adrianne Lenker
We Have Come to Banish the Dark / AI Wootton
Crying, Laughing, Loving, Lying / Labi Siffre
あまり熱心に聴き込む機会が持てなかったが、年初にDACを買ってヘッドフォンで聴いた。
Lossapardoは心地よい。この人の絵も欲しい。
JamieXXの新作が久しぶりに出た。良い。
Kokorokoは友人から教えてもらったUKアフロジャズ。好みど真ん中。
Jlinも久々に新譜を聴いた。好み。
Amaroはジャズ色の強いのもアンビエントっぽいのも好きな曲がそれぞれある。
Adrianne LenkerはPitchfolkで知った。静謐なフォーク。
AI Woottonは作業中によく聴いていた。
Labi Siffreのタイトル曲はホールドオーバーズのED曲。歌詞もシンプルなのに深い。
<美術展>
サイドコア展コンクリートプラネット@ワタリウム美術館
Nerhol展 水平線を捲る@千葉市美術館
日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション展@東京都現代美術館
あまり行けなかったが、上記3展は見逃さないで良かった。
「日本現代美術私観」でサイドコアの映像作品(スケボーで人の消えたコロナ中の東京を走る)を見て、サイドコアの個展をワタリウムで見る。ここでやっていた既存の映像(首都高のトンネルの汚れた壁に身体を擦り付けながら歩き痕跡を残す)と新作(地下の洪水対策の貯水施設内をスケボーで滑る)がめちゃくちゃ格好良い。ストリートカルチャー全般にピンと来てないのだが、
これは格好良い。
ネルホルがついにまとまった個展を開いてくれた。ネルホル×小谷元彦トークも聴いた。
飯田竜太が小谷元彦の生徒とは知らなかった。
小谷の下には一時期サイドコア松下、片山真理、小田原のどかなどが集まっていたらしい。
<ベストバイ>
Hifiman Serenade(DAC内蔵ヘッドフォンアンプ)
Comandante C40 MK4(コーヒーミル)
サーモスの水筒350ml
自分へのご褒美としてDAC内蔵アンプを買った。柔らかい音が鳴る。ジャズ系に特に威力を発揮。
妻がプレゼントしてくれたコマンダンテ。5年も欲しそうにネットを見てたから買ってくれた。
かろうじて安く売ってくれる海外サイトがあったので手が出た。いまの国内価格だと無理です。
冬に部屋で飲むために水筒を使うが、サーモスの保温力が一番良い。
どこにでも売っていてクオリティが高い。名品。
象徴天皇の実像
戦前の正体
右翼雑誌の舞台裏
出雲という思想
天皇家のふるさと日向をゆく
水木しげるの古代出雲
人はなぜ「自由」から逃走するのか
世界中の翻訳者に愛される場所
サイドコア: ATYPICAL FOOTPRINT
トゥデイズ
ケモノたちは故郷を目指す
ハルビン
パパいやメロン
Steven Adams: My Life, My Fight
Showtime: Magic, Kareem, Riley, and the Los Angeles Lakers Dynasty of the 1980s
Aardman: An Epic Journey
衝撃を受けたという意味では「昭和天皇拝謁記」という元宮内庁長官による昭和天皇との
会話録を解説した「象徴天皇の実像」。
昭和天皇の印象が大幅に変わった(悪い方に)。こんな人だったのか。
古代史と、古代史が近代以降の日本でどう扱われて(利用されて)きたかについて
読んだ1年だった。
原武史「出雲という思想」は第二部の出雲と埼玉(武蔵)との関係を論じた箇所が
特に面白かった。私が今住んでいるところと出雲系(スサノオ、オオクニヌシの系譜)の
関係の深さをもっと掘りたい。
「世界中の翻訳者に愛される場所」がドイツのシュトラーレン(Straelen)にある
翻訳者版アーティスト・イン・レジデンス「コレギウム」についての本で、
本屋を通じて出会った新しい世界だった。
「人はなぜ「自由」から逃走するのか」は仲正昌樹によるフロム「自由からの逃走」の解説本。
フロムは今でも古びない根源的な先進国とそこに住む人間の問題を扱っている
(が実は原書はまだ読んでない)。
サイドコアの展覧会を見て感銘を受け本も買った。面白かった。
長嶋有の小説は常に最新を追えてないけど自分のペースで読み進める。
2024は安部公房生誕100周年で、新潮がフェアをやっていて読んだ。実は初めて。
荒野の描写が今もたまに夢で再生される。
「ハルビン」は、伊藤博文を暗殺した安重根はどんな人間だったのか?を描く韓国青春小説。
青春期の暗さや純粋さ金の無さから来る不満から歴史の一ページに残る事件までは、
そんなに稀有な道ではなく誰でも通りうる道だ。
「パパいやメロン」は海猫沢めろんの子育て記。来年子どもができるので勉強のため読んだ。
この人こんな事になってたのか。印象が変わった(良い意味で)。
洋書をもっと読みたかったが、なんせ読書スピードが遅いのでそんなに読めなかった。
来年はSusie Wileyについての本を読みたい。
<映画・ドラマ>
ホールドオーバーズ
アウトフィット ある仕立屋の長い夜
最後まで行く
ゴジラ-1
怪物
エリック
地面師たち
ヒルビリー・エレジー
チキンラン
チキンラン:ナゲット大作戦
FALL
100分DE名著:古事記/安部公房/水木しげる
いろんな所で言われてしまっているので声高に言いたくないけど、
ホールドオーバーズです今年は。切なくて辛くて優しい、何度も見たくなる名画。
ほとんど行かなくなってしまった劇場にこのために二回行った。
「アウトフィット」はオーソドックスなミステリだけど
セットや衣装、世界観が洗練されていて良かった。
亡くなったイ・ソンギュンの「最後まで行く」。
「キングメーカー」も良かったしもっと演技が観たかった。
「ゴジラ-1」は期待に反してめちゃくちゃ面白かった。
歴史と人間ドラマと怪獣娯楽のバランスが抜群。神木くん最高。
「怪物」は内容を全く知らずに観た。子役の演技。
今回はいつもの是枝監督の撮り方ではなく子役に演技をさせた。これがすごかった。
ネトフリドラマのエリックと地面師たちはクオリティの高いエンタメを味わった。
米大統領選イヤーにみた「ヒルビリー・エレジー」。
「原作とは違いメロドラマすぎる」という批判があるようだが、これはこれで楽しめた。
エイミー・アダムスが良い。民主党が負けたのは何となくわかる。でもなぜ共和党代表がトランプで、パートナーがこのJDヴァンスなのか?はいまだにわからない。Susie Wileyの力なのか?
Aardmanの本を読んだのでチキンランを2作観た。大人も十分楽しめるクオリティのクレイアニメだ。年明けのウォレス&グルミット新作が楽しみ。
「FALL」は単純に何も考えずハラハラ・ドキドキ楽しめた。
「100分DE名著」はたまに無性に貪りたくなる番組。
<音楽>
If I were to paint it / Lossapardo
In Waves / Jamie XX
Get The Message / Kokoroko
Akoma / Jlin
Y'Y / Amaro Freitas
Spectral Evolution / Rafael Toral
Bright Future / Adrianne Lenker
We Have Come to Banish the Dark / AI Wootton
Crying, Laughing, Loving, Lying / Labi Siffre
あまり熱心に聴き込む機会が持てなかったが、年初にDACを買ってヘッドフォンで聴いた。
Lossapardoは心地よい。この人の絵も欲しい。
JamieXXの新作が久しぶりに出た。良い。
Kokorokoは友人から教えてもらったUKアフロジャズ。好みど真ん中。
Jlinも久々に新譜を聴いた。好み。
Amaroはジャズ色の強いのもアンビエントっぽいのも好きな曲がそれぞれある。
Adrianne LenkerはPitchfolkで知った。静謐なフォーク。
AI Woottonは作業中によく聴いていた。
Labi Siffreのタイトル曲はホールドオーバーズのED曲。歌詞もシンプルなのに深い。
<美術展>
サイドコア展コンクリートプラネット@ワタリウム美術館
Nerhol展 水平線を捲る@千葉市美術館
日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション展@東京都現代美術館
あまり行けなかったが、上記3展は見逃さないで良かった。
「日本現代美術私観」でサイドコアの映像作品(スケボーで人の消えたコロナ中の東京を走る)を見て、サイドコアの個展をワタリウムで見る。ここでやっていた既存の映像(首都高のトンネルの汚れた壁に身体を擦り付けながら歩き痕跡を残す)と新作(地下の洪水対策の貯水施設内をスケボーで滑る)がめちゃくちゃ格好良い。ストリートカルチャー全般にピンと来てないのだが、
これは格好良い。
ネルホルがついにまとまった個展を開いてくれた。ネルホル×小谷元彦トークも聴いた。
飯田竜太が小谷元彦の生徒とは知らなかった。
小谷の下には一時期サイドコア松下、片山真理、小田原のどかなどが集まっていたらしい。
<ベストバイ>
Hifiman Serenade(DAC内蔵ヘッドフォンアンプ)
Comandante C40 MK4(コーヒーミル)
サーモスの水筒350ml
自分へのご褒美としてDAC内蔵アンプを買った。柔らかい音が鳴る。ジャズ系に特に威力を発揮。
妻がプレゼントしてくれたコマンダンテ。5年も欲しそうにネットを見てたから買ってくれた。
かろうじて安く売ってくれる海外サイトがあったので手が出た。いまの国内価格だと無理です。
冬に部屋で飲むために水筒を使うが、サーモスの保温力が一番良い。
どこにでも売っていてクオリティが高い。名品。