
生と死を賭けたニーチェの生涯と思想を顧みるとき、彼の主張を根本的に動かしていたものが、「生きる勇気を与える」思想の伝達にあったことが分かる。
雨の休日、車を小一時間走らして、コーヒーとCDを聴いて、時間を過ごした。「ニーチェ・セレクション」を読んだ。
確かに、生と死のはざまに生きた人物だった。天星には、よくぞ、最後まで生きたことよと感じさせた人生だった。
ニーチェは、生きることに思索をしていた。ニーチェの思索は今なお、多くのひとを魅了している。なぜなら、ひとはみな、生きることに苦闘しているからだ。