*日本の自動車産業は、国内外で非常に大きな規模を誇る基幹産業です。
2022年の自動車製造業の製造品出荷額は約63兆円で、全製造業の約17.4%を占めています。
また、設備投資額は1.5兆円、研究開発費は3.9兆円と、技術革新への投資も活発です。
さらに、2023年の自動車輸出金額は21.6兆円に達し、日本経済における重要な輸出産業の一つとなっています。自動車関連産業の就業人口は約558万人で、労働者の1割以上を占めます。
日産の「e-POWER」(モーターで走りますが発電用のガソリンエンジンをモーターと一緒にフロントフード下に載せている)と同じくなんですが、発電用エンジンは水平対向です。
世界でこのエンジンを載せているのはポルシェとスバルのみです。
燃費を改善するには、空気抵抗を小さくする方が有利です。
そのために自動車を(特に前方部の)車高低くし空気抵抗を減らします。
それには、発電用のエンジンを小さく低くするのが有利です。
水平対向ならば、ざっと20センチ低くできる。
そのエンジンの特許も取得しているそうですよ。
恐るべしです。
*発電用エンジン容量を小さくするのは「ロータリー」エンジンも有利。
水平対向とロータリーは多少燃費悪いですが、利点の方が大きいでしょう。
なお、こんなニュースもあります。
BYD、日本専用の軽EVを26年投入 国内4割市場狙う
売れるでしょう。
*軽は日本独自の規格で、長さ3.4メートル以下、幅1.48メートル以下、排気量は660cc以下と定められる。日本の狭い道路に適応したコンパクトな車体と手ごろな価格が支持を集める。24年の新車販売台数の4割近くを軽が占めている。
BYDが日本勢をしのぐ性能や価格で軽EVを投入すれば、軽自動車の勢力図が変わる可能性がある、と記事は締めています。
トランプ関税の影響をもろに受ける産業です。
今朝のニュースには「米国に入港する(他国建造の)自動車運搬船から入港料をとる」がありました。
社会保障と防衛への支出がありますから、日本の財政はますます貧しくなります。
この業界にいなくても気になります。
*青字と写真は日経電子版