Whippet Tenny

犬なのに犬でない、不思議な犬との生活です。しかしフィールドでは、短距離最速を誇ります。

手術その後

2009-12-30 18:49:59 | Weblog
24日に予定通り冠動脈バイパス手術を実施しました。

手術台にのぼって、足先の動脈に、モニタリングの針を刺され(これも結構痛いが。。。)
次に、麻酔医が「はい酸素が出ますからよ~く吸って」というので、2、3度深呼吸をしたら
そこでプッツリと意識が飛びました。それ以降は何も覚えていません。

次に意識が目覚めたのは、家内が私を呼び励ます声。手を握り締めていたので(家内が)
それを強く握り返し(自分では)首を大きく振って頷いた記憶が最初です。
でもまだ完全には覚醒していなく、家内の後ろに立っていた人影を、後で聞いたら、
長男と間違えていました。(実際には長女)
再び昏睡へ。。。。

そして今とても不思議に思うことは、次に覚醒したときに、テニー君が出てきたことです。
私の左手に、何か暖かくて柔らかいものが触れているのが判りました。
「あっ、テニーが指を舐めている」と思いました。
次に私の耳元で、ビニール袋が破れる音がしました。
「あっ、テニーがビニール袋を破いている」と感じました。
「何故ここにテニーがいるんだ」目を開けたら、多くの医師と看護師が周りを取り囲んでおり、
私の左手を看護師がタオルで拭いていました。
勿論、周りを見回しても、テニーがいるわけはないのですが、この瞬間私の視界の
中にはまぎれも無く、あのブルー・ブリンドル・ホワイトのテニーの姿が掠めたのでした。
医師や看護師が「大丈夫ですよ」と言う声に、大きく頷くと一人の医師が「あぁ、やっと目が覚めたね」と言いました。
私はこれを聞いて「生き延びた!」と思いました。

手術時間5時間、意識が覚醒するまでが11時間半の長い手術でした。
でも文字通り「眠っている間に終わってしまうよ」という手術でもありました。


しか~し
その後地獄の苦しみが、実は私はICUで人工呼吸器をつけていたのですが
意識が覚めるとこれがとてつもない苦しみとなってきます。
自分の呼吸のペースと人工呼吸器の吸入・排出のペースが合わないと、とても苦しんです。
それと人口呼吸器が入っていると、痰が多く出ます。これを取るときの苦しさといったら。。。。
ある時は呼吸が完全に止められ、あまりの苦しさに、看護師の手を何回かハタキました。

人工呼吸器は次の日の早朝はずされました。どれほど楽になったことか。
その後は順調に回復し、28日に一般病棟へ戻りました。
「生き延びたなぁ~」とまたしみじみ思いました。

一般病棟へ戻ってからは、医師も驚くほどの回復で、もう自由に歩行しています。
医師によれば、私の心臓自体はひどく丈夫で、健常者の心臓よりも強いそうです。
これも6年間毎朝テニーを散歩させたおかげと思います。
テニーは金では買えない、実に多くのものを私に与えてくれました。



多くの皆さんから、励まし・お見舞いのお言葉をいただき有難うございました。
予定通り春には野田に復帰できそうです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院・そして手術

2009-12-17 21:22:20 | Weblog
今年の秋頃から急いで歩くと息苦しくなることがあった。
それが次第に酷くなり、近頃は階段を上ると胸の左側が内部から痛くなるようになった。
少々気持ちが悪かったので、大学病院で精密検査を受けた。

すると。。。。
心臓の冠動脈が3枝とも詰まりかかっており、このまま放置しておくと
近いうちに心筋梗塞になるとの診断された。長年の透析の合併症との事だった。

治療方法はカテーテルによるステント挿入と心臓バイパス手術が有るが
私の場合は長年透析をやっていることから、心臓バイパス手術のほうが
予後の成績が良いとの事で、急遽入院・手術となってしまった。

手術は24日の予定!

これで年末も正月も病院で過ごすことになってしまった。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする