Whippet Tenny

犬なのに犬でない、不思議な犬との生活です。しかしフィールドでは、短距離最速を誇ります。

ズーラシアに於けるチーターラン

2017-12-15 13:57:46 | Weblog
去る12月2日 横浜動物園ズーラシアに於いて チーターランが公開されました。

このチ-ターラン ルアーコーシングのシステムを利用して行われています。


■全力でルアーを追う チーター(以下 2枚の写真共にズーラシアさんの提供による)

                        
チーターの鼻先にストリングとルアーを括りつける赤いチップが見える。


■尻尾でバランスを取りながら、コーナーを攻める。


チーターの足元に 赤いコーナープーリー見える。



ズーラシアさんがルアーコーシングマシンを利用したチーターランの仕組みを導入するにあたっては

CLCCが全面的にサポートを行いました。


2015年の秋に ズーラシアのチーター飼育員の方から ルーアーコーシングの仕組みを利用して

チーターランを出来ないかと問い合わせがあり、秋のCLCCの2回目を見学に来られました。

その場でこれなら基本的に行けるだろうという判断になり、翌年の3月にズーラシアのサバンナエリアに

CLCCからルアーマシン一式を持ち込み実際にチーターを走らせてみました。


■ズーラシアのサバンナエリア





ズーラシアのサバンナエリアは、長径が約200m、短径が約80m程度の細長い楕円形の島型の土地。

そこにルアーマシンを設置し、いつもと同じようにプーリーを使用してストリングを張り巡らせ

ルアーコーシングのコースを設置しました。ルアーにはチーターがいつも遊んでいるという飼育員さんの

帽子を使い追わせたところ、見事にルアーを追い切りました。


その結果を踏まえズーラシアさん内部で検討した結果、正式に導入することが決まったのですが、ルアーマシンは

アメリカのInjoy社から購入しなくてはならないのですが、同社は日本に代理店を持っていないので

CLCCが窓口となり、輸入代行を行い、さらにルアーモーターに冷却系や、緊急時のカットオフスイッチを

取り付けたりの改造を施し、2017年2月にシステムを納入しました。


■CLCCで改造したルアーモーター





2月7日にサバンナエリアにルーアーコーシングマシンを持ち込み、最終テストを行い見事に成功しました。


■2月7日に新しいマシンでチーターランの2回目のテスト走行を行った。




その後ズーラシアさん内部で慎重に準備作業を行い、さる12月2日に一般公開を行いました。

最初に掲示した2枚の写真は、その際にズーラシアさんが撮影したものです。

今後1か月に1回程度の頻度で一般公開を行っていく予定だそうです。

CLCCが培ったループ式のルアーコーシングのノウハウが思わぬところに応用され

非常に嬉しく思いました。


また国内の別の動物園でもこのシステムを利用したチーターランの導入を計画しており

CLCCがサポートすることになっています。










コメント (3)
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