先般、ヤフーのアンケート(国土省?)あり、自由欄に高速道路の無料化で地域格差の解消、地方の活性化、人、物の移動コストの低減化は地方に何よりの活性化をもたらすと書きました。
今日の日経ビジネスに山崎養世先生が同じような記事を詳しく書いていましたので紹介します。私は筑紫野市に住んでいますが高速道路が無料になると遠くまで出かけることも多くなると思います。
産物も搬送経費が軽減されるので地方が潤うことにもなります。以下は山崎養世先生の記事です。
高速道路の無料化で地方も大都市も豊かに
なぜ日本は英国に比べ10倍ものコストがかかるのか
2007年10月19日 金曜日 山崎 養世
自動車 欧州 論点 無料化 税金 高速道路
古い街の中心には車が入れないところも多くあります。人が歩くことを大切にします。だから、歩く楽しみを求めて世界から人が来ます。
日本各地でも、よき伝統を守りそこから発展するという生き方も出てきました。街づくりこそ、地方が主権を持つべき分野です。
高速道路無料化は地域再生の最初の一歩に過ぎない
高速道路無料化で日本経済の問題がすべて解決できるわけではもちろんありません。でも、重要な第一歩になります。
経済効果は、まず、「水力発電の原理」で表れます。大都市との直線距離が近く、地価などの落差が大きいところほど、コストが低いところに経済活動が移ります。
東京からアクアラインを渡った木更津や、神戸から本四架橋を渡った淡路島や徳島が代表です。地価の安さが様々な事業を引きつけるでしょう。
高速道路が交差する場所も、交通の要衝として発達するでしょう。土地が広くて安いところは、高速道路無料化によって経済圏、商圏が広がればチャンスが増えます。
また、観光、農林水産業、流通業、運輸業、など高速道路無料化のメリットが多い産業は数多くあります。
田園からの産業革命を起こし、日本の観光や農業、健康産業などが国内だけでなく海外にも開かれたものにするために、高速道路無料化は大きな力になるでしょう。
でも、日本経済が世界で競争していくためには、高速道路無料化だけでは足りません。世界に通用する付加価値の高い技術やビジネスモデルを持つ企業が地方から生まれなければ、地方の真の自立はできないでしょう。
世界のイノベーションの中心である米カリフォルニア州のシリコンバレーは、無料の高速道路であるインターステートが交通の中心です。
しかし、シリコンバレーを生んだのは、スタンフォード大学、UCバークレー、カリフォルニア工科大学、国立ローレンスリバモア研究所、など世界のトップクラスの研究機関、ベンチャーキャピタルなどの金融機関、弁護士、会計士、コンサルタント、などの専門家集団です。それらは有機的に人脈の網の目を張り巡らせています。
日本でも、本格的なイノベーションを起こす地域づくりを始める時です。伝統と蓄積のある大学、地域のお金を集めている地銀や信金・信用組合などの金融機関が活躍する時です。
優れた人材を集め、世界に伸びていく企業を地域全体で応援しなくては世界企業は生まれません。東京以外から日本を元気にする、それによって東京の負担も軽くなり、東京もさらに元気になる、そんな循環を起こす時です。
今日の日経ビジネスに山崎養世先生が同じような記事を詳しく書いていましたので紹介します。私は筑紫野市に住んでいますが高速道路が無料になると遠くまで出かけることも多くなると思います。
産物も搬送経費が軽減されるので地方が潤うことにもなります。以下は山崎養世先生の記事です。
高速道路の無料化で地方も大都市も豊かに
なぜ日本は英国に比べ10倍ものコストがかかるのか
2007年10月19日 金曜日 山崎 養世
自動車 欧州 論点 無料化 税金 高速道路
古い街の中心には車が入れないところも多くあります。人が歩くことを大切にします。だから、歩く楽しみを求めて世界から人が来ます。
日本各地でも、よき伝統を守りそこから発展するという生き方も出てきました。街づくりこそ、地方が主権を持つべき分野です。
高速道路無料化は地域再生の最初の一歩に過ぎない
高速道路無料化で日本経済の問題がすべて解決できるわけではもちろんありません。でも、重要な第一歩になります。
経済効果は、まず、「水力発電の原理」で表れます。大都市との直線距離が近く、地価などの落差が大きいところほど、コストが低いところに経済活動が移ります。
東京からアクアラインを渡った木更津や、神戸から本四架橋を渡った淡路島や徳島が代表です。地価の安さが様々な事業を引きつけるでしょう。
高速道路が交差する場所も、交通の要衝として発達するでしょう。土地が広くて安いところは、高速道路無料化によって経済圏、商圏が広がればチャンスが増えます。
また、観光、農林水産業、流通業、運輸業、など高速道路無料化のメリットが多い産業は数多くあります。
田園からの産業革命を起こし、日本の観光や農業、健康産業などが国内だけでなく海外にも開かれたものにするために、高速道路無料化は大きな力になるでしょう。
でも、日本経済が世界で競争していくためには、高速道路無料化だけでは足りません。世界に通用する付加価値の高い技術やビジネスモデルを持つ企業が地方から生まれなければ、地方の真の自立はできないでしょう。
世界のイノベーションの中心である米カリフォルニア州のシリコンバレーは、無料の高速道路であるインターステートが交通の中心です。
しかし、シリコンバレーを生んだのは、スタンフォード大学、UCバークレー、カリフォルニア工科大学、国立ローレンスリバモア研究所、など世界のトップクラスの研究機関、ベンチャーキャピタルなどの金融機関、弁護士、会計士、コンサルタント、などの専門家集団です。それらは有機的に人脈の網の目を張り巡らせています。
日本でも、本格的なイノベーションを起こす地域づくりを始める時です。伝統と蓄積のある大学、地域のお金を集めている地銀や信金・信用組合などの金融機関が活躍する時です。
優れた人材を集め、世界に伸びていく企業を地域全体で応援しなくては世界企業は生まれません。東京以外から日本を元気にする、それによって東京の負担も軽くなり、東京もさらに元気になる、そんな循環を起こす時です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます