会場に一歩入ると、こんなことになってます。
背景だけですでに萌え萌えです。
もちろん、兔爺もいますよ!
※兔爺とは!=うさぎのだんな(爺は旧時成人男性名に付ける尊称)
月在住。中国の月在住ウサギは、お餅ではなく漢方薬を搗くのが仕事ですが、
ある時人界に疫病が流行、上司である月神の嫦娥に「薬配ってきなっせ」と言われ、
ウサギ姿で配って歩くとニンゲンを驚かせるかもしれないので
ニンゲンの姿に変装(?)して人類に薬を配布してくれたという伝説のお方です。
その伝説は明代末には、すでに登場しているそうです。
こちらの天竺を目指したみなさんは分かるとして…
こちらの方々はどちらさんでしょう。一番右の人が気になります。
ヒャホー
こちらの方々は、どれも図版を参考に版画にさせていただいたことがありますが
実物はこんなに小さかったんだ!というほど、華奢な作りで大層美しいものでした。
国子監の手作り郷土玩具屋さんから、おもちゃがたくさん来てまして
実際に触って遊ぶことも出来ます。
更に、毎週末にはこの展示のために、トレーニングを受けた小五、六年生の『ちびっこ解説員』による
解説が聞けるのだそうですよ!
『ちびっこ解説員』は赤いタスキをかけているのですって。
私が行った時には、彼らは期末試験中でまだ登場していませんでした。
7~8月の週末には、いつも待機なさってるんですと。それだけ聞きに行ってみたいですね!
この『玩具展』は2012年9月3日まで、月曜日は休館日です。
中国美術館は、身分証明書持参で入場料無料となっており
一応一日の入館者は2000人まで、公式サイト(中&英文)にて予約可能です。下記にリンクを貼っておきますね。
殆どの場合、予約なしで入れますが、人の多そうな夏休み真っ盛り週末などは、予約した方が安全かもしれません。
その他、アクセスなど館に関する詳しいことは、こちらの公式サイトでご確認ください。
壁の装飾、あのカッティングだけでも「あのコ」ってわかって、いいアイディアですねぇ。ステキ。
兎爺、中心で羽をしょってる偉そうな方も兎なのでしょうか。
インド神か宝塚かって勢いですが、ご尊顔が兎には見えない。。。か、かえる??
伝統玩具ということなのでしょうが、個人的には80年代のブリキのがちゃがちゃ鶏あたりも入れてあげて欲しいです。
中央のウサギ爺は「くまどり」してるつもりでカエル化しちゃったのでは。左下のウサギ爺、乗り物の虎が多分にネコでいいですよね!もう何年か経ったら、この団体にブリキ玩具も入れてもらえるかも?
さて、是非ご一緒にちびっこ解説員の解説、聞きに行きませんか!
主役ぽいので一番右の人は劉備に一票!
さて一年ぶりの帰省中に江戸伝統玩具犬張子を子供達が見かけて「これなあに」と質問されたのですが、答えているうちに老虎とダブってきてしまいました。
そうそう、張り子犬と任務も似てるし、だぶりますよね。時に日本紀行、楽しそうな(おいしそうな)様子をFBでお見かけしておりましたよん!わんこさんのおかげで、overcomeという単語を知りました。
こういう民間玩具好きなんです。
素朴だし可愛いし、
独特の色合いもグッときます。
6枚目の写真の右から2人目、
黒い隈取に笏と黄色い衣だし、
包ジョウ(京劇でおなじみの名裁判官)かと
思ったんですが、正体不明なんですか。
説明がついてると便利なのに。
民間の玩具は、どこの国の物でもフォームがざっくり&独特な配色で、グッときますよね!