丁未堂画室二の丸 TeibidoStudioBranch

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第二回国際木版画会議・後半

2014-10-08 12:25:24 | 旅行


 


 上野に宿泊したら、そこはアメ横のど真ん中でした。

 非喫煙者のためのホテルで、名前も直球に『ノンスモーカーズホテル』
 楽天トラベルの早割&連泊で予約したら、日によっては5000円台で泊れます。
 上野駅から徒歩五分、ホテルの裏にはクロネコヤマトの営業所や郵便局もあって、荷物出しにも便利!


 もとは独身寮か何か?と思わせる、各階の廊下。








 部屋にもタイプがあり、私はタタミ敷の部屋に泊りました。島タタミって、タイルみたいに組み合わせられてイイですね。
 右側のガラス引き戸の向こうは、シャワー&トイレです。









 アメ横とは、こんな通りでした。
 わーい、ゴハンに困らない碗!と思ってたら…









 24時間営業と書かれた居酒屋群が、朝昼晩いつ何時でもこんな状態です。さすが首都は人口が多いわい。
 滞在中のタイムスケジュールが結構タイトだったので、並んでまで入る時間はなく、断念しました。残念。








 中華ならお席があるけど、せっかく上野へ来たのに、中華はイヤン。









 間をとって(?)ケバブサンドでお茶を濁しました。早いし、持ち帰り出来るし。
 サンドイッチは厚みが5センチくらいありました。








 さて、木版画会議の後半は、論旨発表です。
 会場3カ所で、同時進行するので、Bさんの発表を聞きたいのに、知人Aさんの裏番組だから行けんがな、
 みたいなことが多発して、困りました。


 基調講演の一つは、版画家・黒崎彰先生の、バレン研究。
 日本全国の社寺に、お札摺り用のバレンが保存されてないか問い合わせして、調査に赴かれた、その記録で
 その調査により、バレンという名前と形状のルーツが明らかになるかも!という長年に渡るご研究の一部を紹介されました。

 全文は、こちらからご覧いただけます。








 こちらは、版画家の April Vollmer さんによる、その創作活動の発表。
 この方も、手漉き和紙の耳んとこギリギリまで摺ってらっさるのですが、こうやって色版別の位置合わせしておられるそうな。
 なるほどね!!





 

 私の個人的な課題としまして、
 日本の伝統的な位置合わせ=見当は、見当を彫るのにもそこそこ技術が要るし、板も歪むタイプはダメだし、何かと難しいため
 もう少し、初心者でも気軽に出来る位置合わせの方法がないか、ずっとアレコレ試しているので、こういうお話は大変参考になります。




 面白かったのは、画材メーカー・ホルベイン工業さんによる、生産者からの発表。
 絵の具を使って作品を完成させた後は、その保存方法によっては、
 退色したり、カビが出たり、虫に喰われたり、という事件が待ち受けているのですが
 堅牢な絵の具生産を目指して、日々研究なさっていることの発表でした。
 絵の具屋さんって、こんな風に実験して、新商品開発してんのか!!と新鮮なオドロキでした。

 カビと虫は紙が大好き=これは日本では避けられない現象だけど、北欧とかは関係ないんじゃないかな?と思って聞いてたら
 やはり世界の乾燥エリアは、乾燥によるひび割れなどの方がカビより問題らしく、発表後にそういう質疑応答が活発に行われていました。









 こうして、無事五日間にわたるすべてのプログラムが終了した後は
 お友達の家に寄せていただき、白くフカフカのヤング猫と戯れ…









 羽田空港から、福岡へ向かいます。
 ところでこちらは、羽田空港の駐車場から、空港ビルは向かうエレベーターの中。
 ペットボタンがあるのです。
 これを押すと、別の階で待っている人に「これにはもふもふが乗っていますよ」というのが前もって分かる仕組みになっていました。
 アレルギーの方々と、もふもふ族がかちあわないための対策でしょうか。









 そんなこんなで、濃い1週間を終えて、次は福岡へ向かいます。





 

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3 コメント

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お腹なでて~ (beixiaojie5)
2014-10-09 23:10:51
こりゃまた、真っ白で魅力的なお腹ですこと。いくらでも撫でてさし上げたい感じだわ。
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そのモフモフは (wanko)
2014-10-10 12:37:55
もしや大吉さんですか?

アメ横、子供んときから通ってましたけど、今や売る側も買う側も人民で満ち溢れているような。
線路の向こう側の大通りの向こうはコリアンタウンですよって、望京をシマとされてる画伯に申し上げても意味なかったですね。
ちょっと歩いて湯島側にでると、みつばちという甘味屋さんで小豆アイスという、小豆アイスを最中の皮でサンドイッチして打包してくれるとこもあるし、もそもそっと歩いて谷中にでれば、「オー、ギョー、チー」というレトロな看板で台湾の愛玉デザートの数々を出す甘味屋さんとか、南に下れば秋葉原とか、アメ横からなら4キロほど歩けば浅草だし、ああ楽しいところてんこ盛り~。

アメ横のお宿は、6月に私が止まった箱根の温泉宿を思い出しました。もと従業員寮でおひとり様用宿泊プランなので、1泊2食9000円でおつりが来ました。幸せでした。
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Unknown (丁未堂)
2014-10-10 19:06:56
>北小街さま
触り心地のいい毛皮をお持ちでしたわ!ヤングは動きもキレキレですね。

>わんこさま
ご名答でございます!久仰大名の大吉くんです。秒速で動く機敏な美少年でしたよ。

 線路の向こう側はコリアンタウンだったんですか!いかんせん時間割がタイト過ぎて、アメ横すら舐めるようには見物出来ませんでした。是非雪辱戦に再訪したいものです。『みつばち』ね。めもめも。
 箱根にも、こっち系のお宿があるんですか!最近はお一人様に優しいプランやお宿が増えて、嬉しいですよね。
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