チーム医療維新 日本のNP、PA制度を考える

日本におけるNP(ナースプラクティショナー)、PA(医師助手)などの非医師診療師の導入について考察するサイトです。

credentialing:質を確保するためのプロセス

2010年04月01日 12時50分45秒 | 米国NPについて
ブログをずいぶんアップしていなくて、申し訳ありません。

NPとしての仕事のほかに、入籍、結婚式準備、新仕事との交渉、新仕事のcredentialing(これについては下に書きます)、友達の4月の結婚式の準備(maid of honorと言って、花嫁の友達として結婚式直前のパーティーやディナーを計画しなければいけない。。。)、引っ越し準備&荷物詰め、原稿書き、そして、いろいろなメールのお返事などで、非常に忙しくしていました。

特定看護師についても、まだコメントをしていませんが、日経メディカルさんのブログに私の考えをまとめさせてもらうことになりました。まだ原稿も書いていませんが(笑)明日書いて、1週間後くらいには載るんじゃないかと思います、見てくださったら幸いです。

新仕事の「credentialing」についてですが、これは、NPや医師だったら、診察する資格があることを、その施設や、保険会社(診療報酬をくれる人たち)に証明するプロセスのことなんですね。

今回の書類は、35ページだったのですが、学校名、臨床訓練(実習)を受けた場所のリスト、今まで10年間に勤めた場所の名前と責任者、今まですべて取った資格の証明、CPR、認定試験結果、推薦状、今までの医療事故保険の会社名と番号、などをすべてそろえて提出します。その上、ニューヨークはニューヨークの特別の法律があるので、すべての医療従事者は「児童虐待」に関する特別コースをオンラインで受講して、結果を提出したり、ほかにもややこしいニューヨークのためだけのことをしなければいけません。

その内容が認められると、NYの保険会社から診療報酬を得る資格を獲得するわけです。大体このプロセスに2-3ヶ月かかります。もし、仕事を始めた時にcredentialingがまだ通っていなかった場合、私が診た患者のカルテに、すでにNYで診療報酬を受けている医師が私とともにサインをしなければいけません。でも、credentialingが通った後なら100%独立して患者さんを診られます。このような厳しい質を確保するためのプロセスを通すため、ドラッグ歴のある人や、医療訴訟が非常に多い人を、正式に雇う前に施設は知ることができます。(そして保険会社は、そのような人には診療報酬を払う気はないとはねつけることができます。)

ところで、新仕事の初日は6月21日に決まりました。結婚式が6月12日なので、あまり時間がないので、彼とハニムーンは行かないという予定です。ちょっと残念。でも、その代わりに、仕事を始めてから休暇が取れたら(一体いつになるやら?)香港に行って、中国式結婚式をあげて、彼の親戚一同に会おう、という計画です。ボリビアとブラジルは行きたいけれど(注:私の趣味)、それはハネムーンじゃなくても結婚後でも行けるでしょう。

日本のいろいろな動きは、興味深く聞いています。
このcredentialingがひと息ついたので、またぼちぼちブログを書いていきます。Patientlyにこのブログをチェックしてくださっている方、本当にありがとうございます。

緒方さやか



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