チーム医療維新 日本のNP、PA制度を考える

日本におけるNP(ナースプラクティショナー)、PA(医師助手)などの非医師診療師の導入について考察するサイトです。

「チーム医療」を英語にすると

2009年04月29日 10時58分31秒 | 日本でのNPやPA制度を考える
とある方に、サイトを通して「チーム医療」の英語名はなんというか?という質問をいただきました。

私は、例えばチーム医療に関する文やスライドを英語に訳す場合、
Collaborative Approach To Medicine
Interdisciplinary Approach to Health Care
Team Approach to Health Care
などと訳しています。

でも、「コメディカル」などと同様に、基本的に日本の造語だと思います。

なぜ、英語には存在しないか?
そんなに命名するほどのことでもないのか?
みなさんはどう思われますか。

地球の守り方

2009年04月29日 10時52分15秒 | ブログ
今日、スーパーに行った。
マイバッグをちゃんと持っていった。
「マイバッグを持参の方は5セント値引き!」というポスターが貼ってあって、やった!!!と思った。
アメリカでそんなポスターを見たのは初めてだ。

やっとアメリカも地球環境に配慮するようになってきたか。

レジに行ったら、お姉さんは、「えーと、袋ひとつ。。。」とつぶやきつつちゃんと5セント引いてくれた。

そして、牛乳やらヨーグルトやらをスーパーのビニール袋に(しかも2重にして)入れると、私の持ってきた布の袋に入れてくれた。

呆然。。。


マイバッグの意味なし。


オバマさんもっとがんばって環境保護を広めてください~~!

香港の看護師はバーンアウトしない?

2009年04月28日 11時09分27秒 | ブログ
「ブログ」カテゴリなので、私事ですが、婚約しました。

両親や友達の前でプロポーズされたのが一番嬉しかったです。

結束の超固い中国(香港)家族に入っていけるのか?ちょっと不安ですが、国際結婚じゃなくても、そうであっても、しょせんは人間同士、いがみ合いもあれば、分かり合うこともあるさ!

ってなことで。

この人とならうまくいく~と思うので、(もう6年の付き合いだし)やっていけるでしょう。

ただ、今から予想して大変そうだな、と思うのは、
(そして、医学に関係があるから書くのは)
彼のお母さんが東洋医学が好きな方で、私も鍼灸や葛根湯は大好きだし、西洋医学とあわせてできるだけ多く使用したいとは思っているのだけれど、たとえばニキビがあると「マンゴーを食べたからニキビが出たのよ、体の中の火が強くなったから。マンゴーを食べなければすぐ治る」と言うのですね。で、私は皮膚のバクテリアがー、うんぬん、って心の中で思うわけですよ。(もちろん、火とかそういうのもちょっとは信じていますが)

これがニキビ程度ならいいのですが、例えばもっとシリアスな病気だった場合、私の西洋医学の考え方と彼女の考え方でかなり違いがあったら、大変じゃないかなーと。それが、将来の夫になる彼の病気の治療法でもめたり、しないかしら?ということ。

私が香港で診察できる資格を持っていたり、彼女が私が診察しているところを見てくれたりしたら別なのですが。

香港のNP講座は、Hong Kong Polytech Universityで確か10年前に始まりましたが、未だに処方権などはなく、政治的にちゅうぶらりんの状況だそうです。(そこの教授が、たまたま彼の母親の高校時代の同級生だったので、去年話を聞いた)
日本と違ってニーズがあまりなかったらしいのですね。医師不足の問題はないと言われました。今はNPは、健康促進アドバイザーみたいな役割なら果たしています。

そういえば、彼女らに「看護師のバーンアウトは問題か」と聞いたら、
「看護師でも、秘書でも、社長でも、道で果物を売るのでも、一日10時間労働で6日は当たり前だから、特に看護師だから大変というのはない。普通だ。だからバーンアウトは聞いたことがない。」
と驚愕の答えが。

また、普通は家事は全てフィリピン人のメイドがやってくれるので、「多分30%くらいの看護師が」修士号や博士号を取るべく、しこしこと勉強しているそうです。そう、働きながら。

これは結構びっくりしました。

もちろん、データとかなしに、数人の教授にインタビューしただけなのですが。

ちなみに、私の彼もメイドさんのいる家庭に育てられ、メイドさんは住み込みでなきゃいけないルールがあるとかで、12年間家族と一緒に住んでいます。メイドさんの子供たちは、フィリピンで育っています。子供たちとは1年に一回会うだけ。

女性の働きやすい社会と評判の香港ですが、こういうのって、どうかなあ?と考えてしまいますね。





初期のNP講座の苦労

2009年04月23日 11時25分52秒 | 米国NPについて
臨床訓練を担当している生徒、Lは、たまたま修士論文が「NPがどう政策を動かしてきたか」
それを聞いて思わず、Oh thank goodness!!!!と叫んでしまった。

診察の合間に、「NPの歴史ってウェブサイトも本もいいのがなーーい!」とぶつくさ言って、気を晴らしていたのですが、教授に聞いたという本を最近勧めてくれました。

Making Room in the Clinic: Nurse Practitioners and the Evolution of Modern Health Care
by Julie Fairman (2008)

2008年に出版されたばかり!現在ペンシルバニアで教鞭を取っているFairman先生による、インタビューなどを重ねた結果の本。

中味は、ほかの本で知り得なかった超!貴重情報もちらほら。でも、ちょっと入り込んでて読みにくい。

中から拾った情報をひとつふたつ載せると:

NP産みの親Loretta Fordは、医師のほとんどいないコロラド州の地方で働いていた保健師だったが、医師不足だから看護師をNPにしようという気はなかった。後から見るとそうなっていたようだが、本人は気づいてもいなかった。
ただ、すでに医師がいない中、この地方で看護師がすでにやっていること(妊婦や乳児のフォローアップ、健康についてのクラス、障害児童用のクリニック、結核クリニック)を、合法的にしたかっただけなのだ。(19ページ)

初期のNP講座は、教える人がいなくて苦労した。NP講座を教えるだけの経験を持った看護師は実に少ない。しかし、医師と看護師の両方が教育に参加することが必要だと思われた。そこで、看護教授で、NP講座を教えられそうな人を集め、夏期講習を開いて教授の特訓をした。(79ページ、Rochester大学院について)


日本のNP作りの参考になりそうですね。日本でNP講座作りに関わっている方は、ぜひ購入してみては。40ドル前後です。アマゾンは国際便もするんじゃなかったかしら?

(明日はカメラを持っていって学生のLのインタビュービデオを撮っちゃおうと思います。でもLは恥ずかしがりだからなー
ちなみに、翻訳の終えてないインタビュービデオがかなりあります。もったいないですね。一生懸命翻訳しなきゃ!)

スマートナース連載!

2009年04月23日 09時02分51秒 | NP/PAに関するニュース、記事
ご存知、スマートナースで、「アメリカNP医療事情」という連載をさせてもらってます。
スマートナース5月号が出たので、お知らせします。

今回の題名は、「Narcotic Pain Medication is a Double-Edged Sword -麻薬系鎮痛薬は両刃の剣-」

麻薬系の鎮痛薬を不法に入手しようという患者さんの多くは、ハイになるためでもなく、売るためでもなく、自分の心の痛みを癒そうとして使用する人が多いという。鬱病の患者さんが、精神科医にかからずアルコールやコカインに溺れることがあるのと同じ理由である。
しかし、中には処方された薬を粉状にして鼻から吸ったり、売ることで生活している人もいるというアメリカの現実の中、「怪しい」患者さんには処方しない知恵は必須である。(後略)

と、ほかの医師やNPに伝授された中毒患者を見分ける方法なるものについて、書いてみました。「略語の法則」はともかく、「ロブスターの法則」とはなにか?

興味のある方は、見てみてください。看護雑誌のコーナーでスマートナースを買えますよー


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CRNA(看護麻酔師)って何する人(2)

2009年04月16日 06時44分25秒 | CNA (看護麻酔師)について
自治医大さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部 讃井將満先生(医師)から、看護麻酔師についての投稿を頂きました。

まず、看護麻酔師とは何か知りたい方は、
第一回目の投稿を読んでください。

******
以下、讃井先生(太字は読みやすくするため緒方が加えました)


だいぶ遅くなりましたが、私が米国で麻酔レジデントであった頃のCRNA(Certified Registered Nurse Anesthetists: 認定麻酔看護師)と一緒に働い
た経験談の第2弾をお話しします。

前回その概略を説明しましたがCRNAというは、医師の監督のもと麻酔業務が可能な職種で、看護師がさらに専門的トレーニングを受け試験に合格した後になることができます。

医師の監督があれば、実質的には麻酔科医(レジデントではなくそれを無事に終了して難しい試験に合格した麻酔指導医のことをさします。以下同様)、麻酔レジデント、麻酔フェロー(レジデントと麻酔指導医の中間でより専門的なことを勉強する)がやっているのと同様の業務ができます。

まず、麻酔に馴染みのない方のためにそもそも麻酔とは何か説明しておきます。以下は麻酔の四要素と言われるものです。すなわち、

1) 患者さんの意識をなくして手術中の記憶がないようにし、
2) 患者さんの痛みがないように痛み止めを投与し(眠っていても患者さんは痛みを感じています)、
3) 手術がやりやすいように患者さんを動かないようにし、
4) 手術操作や麻酔薬に対して患者さんが反射的に過剰に反応することがありますので(血圧や脈が乱れたりする)それを抑制することです。

もっと簡単に言うと、麻酔は、“手術中に眠っていて自分を守れない患者さんの代わりとなって患者さんを守り”つつ、“外科医が手術をやりやすくする”ものです。麻酔科医のことを“手術室における内科医”と呼ぶこともあります。

具体的には、麻酔薬や筋弛緩薬、ガス麻酔薬を投与したり、麻酔によって息が止まった患者さんの呼吸の補助、各種の管類の挿入、神経ブロックなどを行います。

現代臨床麻酔学の進歩で、数十年前は手術ができなかった全身状態が悪い患者さんや高齢の患者さんの手術が行われるようになりました。したがって現代の麻酔臨床にはより深い全身に対する知識、技術、経験が要求されます。といっても医学の進歩(普遍化)は凄いもので、麻酔はごく一部の特異な才能をもった医師しかできないという類いのものではなく、トレーニングを受ければ“普通の”レジデントやCRNAでも安全に行うことができる類いのものです。

また「麻酔は99%の退屈と1%のヒヤリからなる」ということわざもあります。よく飛行機の操縦にも例えられます。離陸(麻酔導入)と着陸(麻酔覚醒)を細心の注意を払って行い、航行中安定すれば患者さんの呼吸、循環の観察(vigilance)が主な仕事になります。また他の医療業務と同様、毎日同じように行われるルーチーンの仕事は決して難しくはありません。

ただし、時に離陸と着陸が難しかったり、航行中に“1%のヒヤリ”(たとえば術中の予期せぬ大出血など、すぐに手を打たなければ死に直結するトラブル)に遭遇することがあります。これはいくら熟練のCRNAでも彼らだけでは対応不可能で、麻酔ばかりでなく全身のことを深く勉強し、麻酔に関する意思決定や外科医やCRNAからの相談に対して適切な助言ができ、かつ危機的状況への対応ができる麻酔科医がいなければなりません。

実際、米国の多くの病院ではCRNAは麻酔科医の監督のもとで働いています。麻酔導入覚醒時はかならず麻酔科医の監督のもとに行います。また“1%のヒヤリ”が起こりそうな時や起きた時にはすぐに麻酔科医がコールされ、難しい判断は必ず麻酔科医に委ねられます。最終的に責任が降り掛かってくるのは麻酔科医であり、CRNAはリスクの分散の意識がたたき込まれているようにも見えます。

ではCRNAが実際どんな仕事をしているか見てみましょう。

私が研修を行った病院では彼らは比較的簡単なケースに当たることが多かったのですが、優秀でモチベーションの高いCRNAは、麻酔の中でも特に難しい肝臓、腎臓、小腸などの腹部臓器移植チームに組み入れられ、日夜臓器移植麻酔に携わっていました。

臓器移植は、脳死患者のドナー(臓器をあげる患者)が現れて移植チームがドナー臓器を採取することから始まります。いつドナーが出現するかわかりませんので移植手術は24時間対応の緊急手術です。遠く飛行機で臓器を採取しにいくこともあります。ドナーの手術が始まるころレシピエント(臓器を移植される患者)は病院に入院し、外科医、麻酔科医、CRNAの術前最終チェックを受けます。臓器が採取されその状態が良く移植可能と判断されると、臓器の到着と植え込み前の最終準備に要する時間を逆算して麻酔の導入開始です。

CRNAと麻酔科医は協力しながら麻酔導入を行います。腹部臓器移植、とくに肝臓移植は“コントロールされた外傷”とも言われ、大量出血と循環管理がキーとなる難しい麻酔になります。そのため、ウデに太い静脈カテーテルを2本、血圧のモニターのための動脈カテーテルを2本、クビから心臓内の圧を測るスワンガンツカテーテルと急速輸血用の太いカテーテルをとります。しかし、特に小腸移植の長期の静脈栄養された患者では、すでに何回もクビにカテーテルを入れられたことがあって血管が詰まっていて使えなかったり、血管のもともと細い小児から乳児も手術しますからライン取りは常に麻酔科医やCRNAの悩みの種です。

無事に管類が入ると手術が始まります。大量出血時には1分間に1リットルの血液(心臓が出す血液量の5分の1程度)を送ることができる輸血装置をつかってクビのカテーテルから急速輸血をおこないます。

ときに古い肝臓を取り去って新しい肝臓を植える操作に患者が耐えられない時には、人工心臓を使って循環を助けることもあります。その他、血が固まりにくくなったり、血液がひどい酸性(アシドーシス)になることがあり、15分~1時間おきに血液データをチェックし必要に応じて補正します。

新しい臓器が植えられ、出血のコントロールがつくまでは目が離せませんし、麻酔科医とCRNAが二人掛かりでもとても忙しい時間になります。

いったん落ちつくと麻酔科医はCRNAに任せてコーヒーを飲みにいったり、逆にCRNAを休ませたりします。手術は長くしばしば夜中に行われるので休憩しなければ集中力が続きません。

私が研修した病院は世界で4本の指に入る臓器移植センターともいわれ、移植麻酔チームは数人の麻酔科医、10人程度のCRNA、1~2人の卒業間際のレジデントかそれより経験の深いフェローで構成されていました。

チームの麻酔指導医のボスは、素人に近い低学年の麻酔レジデントと一緒にやるよりは、移植麻酔専門のCRNAと一緒に働いた方が効率がよく安全と考えていたようです。

チームのフェローやレジデントはCRNAの勤務スケジュールに組み込まれ同格として扱われていました。

このチームにいるCRNAは移植麻酔のいわば専門家で、多分CRNAの中でも優秀な人だったのでしょう、技術も知識も実に優れている人が多かったです。麻酔導入から手術が無事に終了してICUに患者を連れて行くまでルーチーンで行われることは、実にスムーズに“鮮やか”に行っていました。

次回は、産科病棟ではたらくCRNAのことをお話しします。

****
「次回」とは来月になります。お楽しみに!

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ユガンダの無医地区では

2009年04月16日 05時05分15秒 | ブログ
昨日は、イェール大学病院で内科の勤務医をしている、社交ダンス仲間のCと一緒に遅めの夕食をとった。
彼女は、 とびきり熱心で、優秀な医師だと思う。去年、チーフレジデントを経て、今は勤務医(Attending)となった。勉強するために朝は4:30に起きているというクレイジーな彼女は、ユガンダから帰ってきたばかりだ。

「うちの病院は、海外での医療行為をサポートしてるから、そのプログラムで3週間行けることになった」とC。「ついでに、2週間の有給休暇も使って、5週間行けるようにしたんだ」

さすが海外好き(?)の学校と病院だけある。なんて素敵な制度だ!

ユガンダでは、週に5日向こうの病院で働き、「いっぱい寝て、いっぱい太陽を浴びてきた」とC。

ちなみに、ユガンダでは医師不足が深刻な問題だが、街を離れた無医地区では、フィジシャンアシスタントが多く活躍しているという。サテライト(衛星)クリニックで、フィジシャンアシスタントが患者さんを診ていて、何週間かに一回だけ、街の病院に勤める医師がまわり、フィジシャンアシスタントたちがわからなかったことの相談にのる。

ただ、フィジシャンアシスタントの教育レベルは彼女は聞いてこなかったので知らなかった。高校くらいか、短期大学程度でのフィジシャンアシスタントが発展途上国にはあるらしいが、ユガンダもそうだろうか?

向こうの医師とメールで連絡はつける、と彼女。

もし、ユガンダの医療や、アフリカにおけるPA制度に興味のある人は、teamiryou@mail.goo.ne.jpまでご一報ください。

産婦人科NP:避妊だけじゃない診察

2009年04月13日 10時00分56秒 | 米国NPについて
内容充実のNPブログでおなじみの小芋さんから、診察内容についての投稿をいただきました。
多くの女性の医療機関への唯一のい窓口となっている産婦人科ならではの内容ですね。
(アメリカでは、普段医師にはかからなくても婦人科健診だけは一年に一回行く、ということが非常に多い。健診はティーンエイジャーか20代前半から来ることが多い。)

***
以下、小芋さん。

1)Title(専門) 

Women's Health Nurse Practitioner

2)勤務場所

産婦人科クリニック(NP2名。医師は3週間に1度のみ。)

3)できることの例 
こまかく書いてみます。

1年に1度の女性健診(子宮頸がん検査、乳房の診察、必要時マンモグラムや超音波検査のオーダー含む)
妊婦健診(血液検査、NST, 超音波検査のオーダーを含む)
産後6週間時の健診
避妊方法の相談
避妊薬(ピル、膣内挿入型リング、パッチ、注射)の処方
子宮内避妊具(IUD)の挿入・抜去
インプラノン(上腕挿入型避妊具)の挿入・抜去
性感染症の検査(主にクラミジア、淋菌、梅毒、HIV) ・性感染症の予防教育
細菌性膣炎、膣カンジダ症、トリコモナス膣炎の診断と治療(自分で顕微鏡を見て診断する)
尖形コンジローマ、クラミジア感染症、淋菌感染症の治療
禁煙支援(ニコチン置換療法のための薬の処方を含む)
子宮内膜生検
血液検査のオーダー(多いのは、コレステロール、甲状腺刺激ホルモン、血算、糖負荷試験)
月経異常の診断と治療(PMS、月経過多、無月経、など)
膀胱炎の診断と治療
頭痛の診断ーーすごく頻度が高い。避妊法の選択の上でも重要な項目。
更年期前後の相談
ホルモン補充療法
尿漏れ・性器脱・膀胱脱などの予防教育

4)先週見たので多かった患者さんは。。。(思いつくまま)

年に一回の女性健診の予約だったけれど、実は妊娠初期(中期・後期もあった)でもありました、という患者さんが続きました。そういうときは、女性健診 兼 妊婦健診 みたいな感じになります 。

ピルやIUDなどの避妊薬は、避妊の目的ではなく、月経過多や月経不順などの対策として使うことも多いです。

5)患者さんの年齢

月経が始まって間もないころから80歳代まで。15歳くらいから45歳くらいが最も多い。10代の妊婦さんも多いです。性感染症の検査・予防教育・治療に関しては、男性の患者さんも日に3-4人はみえます。

6)こんなケースは、医師と相談するか、協力するという例

出産時は提携医のいる病院に行って頂く。
切迫流産、切迫早産が疑われる場合ーー提携医のいる病院に行っていただく
妊娠高血圧症候群が疑われる場合ーー状況に応じて、提携医に相談。
予期しない妊娠をして、これからどうするか迷っている患者さんーーーカウンセラーを紹介
DV・児童虐待ーーー関連機関を紹介(場合によっては報告義務あり)
一般女性健診で見つかった、血圧の上昇、心雑などーープライマリケア医に行って頂く
異常なほくろーー皮膚科をすすめる
繰り返す膀胱炎ーープライマリケア医に行って頂く
子宮筋腫の治療として手術を考える場合ーー産婦人科医を紹介
不妊治療ーー医療機関を紹介



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ビザ速報

2009年04月11日 02時41分23秒 | ビザと永住権
ビザ速報!

毎年、4月1日に制限人数分以上アプリケーションが届くというH1Bが、今年は経済状況のせいでなんと4月7日になっても制限人数の半分も申し込みがないとか。

と、いうことは、今年H1B申し込みの日本人の皆様は。。。

たとえ病院がビザサポートしてくれて、高い弁護士代を払っても20-25%の確立で当たっていたH1Bビザが、今年はかなり高い確立で当たるということ。
ちゃんと4/1に着くようにフェデックスで出した人は、書類に問題がなければほぼ当たるってことじゃないかしら?(ここは推測)

ちなみに、理由はもちろん全体的な新規雇用の減少と、政府の援助を受ける銀行は交換条件として外国人じゃなくアメリカ人をまず雇うというルールに従わなければいけないこと。あと、外国人を雇うと弁護士代がかかるため敬遠されるというのもあるらしいです。

ビザに関しての質問、メールをよく受け取りますので、チーム医療維新サイトにて書くことをお許しください。

私自身は、勝手にも、ビザが下りなかったら日本に戻って活躍する(こちらで教育と刺激を受けた)優秀な看護師さんがいっぱいいるかも!と考えているのですが。。。身勝手な考え方ですみません。

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在米日本人Adv. Nurses & PAの会 (JAANPAA)

2009年04月11日 02時40分48秒 | きほんの基本 (最初に読んでください)
どんどん見つかっていく日本人(または日系、または日本育ち)のCLINICIAN。

グループの名称は、Japanese Association of Advanced Nurses and Physician Assistants in Americaの略で、JAANPAA (じゃんぱ)です。

全国に散っていて顔を合わせることは難しいけれど、メーリングリストでつながっています。

参加したい方は、管理者の儀宝由希子さんまで、直接連絡してください。彼女のメーリングアドレスはyukikogiho@gmail.comです。

Clinicianではなく、そのために勉強してらっしゃる学生さんも大歓迎です。

看護麻酔師の方は未だ見つかっていません⋅⋅⋅が、いらっしゃったらぜひ参加してください。


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