チーム医療維新 日本のNP、PA制度を考える

日本におけるNP(ナースプラクティショナー)、PA(医師助手)などの非医師診療師の導入について考察するサイトです。

ブログをFC2に引っ越ししました。

2011年02月15日 14時47分08秒 | きほんの基本 (最初に読んでください)
大変でした(汗)が、ブログをgooから便利なFC2に変えました。
新ブログ
http://teamiryou.blog.fc2.com/

編集画面がすでにずっと使いやすく、喜んでいます。
ブログ読者さんに教えていただいたとおり、FC2ブログのお引っ越し機能を使ったら、その部分は見事簡単に!できました。しかし、その後何時間もかかってカテゴリに整理。

今までよりも分かりやすいようにカテゴリわけしたつもりです!
携帯からのアップも気軽にできるようになります。ニューヨークの街中で撮った変な写真とかあるから、早速アップしようかな。

お気に入りで見てくださっている方。。。ぜひ、こちらの
新ブログ
に書き換えてくださいね!

それでは、これからもよろしくお願いします!!!

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メディカルコーチング:講演会

2011年02月13日 09時57分58秒 | ブログ
次のようなコーチングに関する講演会のご案内をいただきました。私は、ニューヨークで仕事をしていて、今一時帰国の予定もないので残念ながら行けませんが、興味のある方はぜひ参加してみてください。
実は、コーチングに関しての知識があまりないので、検索して調べてみたら、medical coaching
のページを見つけました。

そこを読むと、コーチングは主に患者さん向けに使われていて、どうやって患者の行動を変えるか、に焦点が置かれているようですね。「医療費の75%は予防可能な慢性病のために費やされているため。。。」とあります。

私もつい昨日、高血圧&高脂血症&脳梗塞歴のある患者さんがやってきて、血圧の薬は3ヶ月、スタチンは6ヶ月飲んでいない、薬飲むの嫌いだし、と言っているので、私の方がめまいがしつつ。。。「なんで高血圧は危ないんだと思う?」と医療知識レベルを調べ、「子供たちはいくつ?ね、お子さんたちの結婚式であなたが踊り回れるように、今健康管理をするのが大切なのよ」と情に訴え、いやはや45分くらいかけて話したが、伝わっていたかどうか。。。

脅したりすかしたり、情に訴えたりでも限度があるから、コーチングの技術はぜひ学びたいと願っています。ほかの分野でも大切でしょうが、特にプライマリケアでは、欠けてはならない技術だと痛感しています。でも、いざ勉強しようとすると、コーチングの技術に時間を割くよりも、いわゆる知識を取り込む方に時間を費やしてしまう。プライマリケアをやっていても、分野も広いし、まだまだ、知らないことが多くて、なんでも十分知っているぞ、という状態になりたくて、なりたくて。

さて、下が、25日の講演会の案内です。対患者と、スタッフ内コミュニケーション、両方に触れているようですね。
緒方さやか


【 メディカルコーチング研究会 設立記念講演 】
~医療業界におけるコーチングの有用性~
(協賛:株式会社コーチ・エィ)

「チーム医療」「ナラティブ・ベイスド・メディスン(NBM)」という
最近のキーワードが示すように、患者様、あるいは院内スタッフ間の
コミュニケーションの重要性がさらに増してきています。
そのような時代背景をもとに、対話を通じてチームのモチベーションを
引き出し、目標達成をサポートするコミュニケーションスキルとして、
「コーチング」に注目が集まってきています。

メディカルコーチング研究会では、
コーチング活用の最新事例を通じた情報交換を行い、
医療現場におけるコーチングの可能性を追求し、
研究・臨床にさらに役立てていくことを目的として活動して参ります。

○日時:
(1) 2011年2月25日(金) 開演13:00 終演16:00 (開場12:30)
(2) 2011年2月26日(土) 開演17:00 終演20:00 (開場16:30)
※ (1)、(2)のどちらかに御参加下さい。
定員になり次第、締め切らせて頂きますので、お早めに申し込み下さい。


○会場: マンダリンオリエンタル東京 ボールルームI・II
(東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー3階)

○参加費: 10,000円

○講演概要:
以下の皆様を講演者に招き、以下の内容を中心にお話し頂く予定です。
-米国でのメディカルコーチング活用の最新事情
-および国内の医療現場での対患者、院内スタッフ間での
コミュニケーションにおけるコーチング活用事例

○講演者
◆Dr. Leslie Shinobu
(Institute Of Coaching at McLean Hospital,
a Harvard Medical School Affiliate, MD PHD) ※両日
◆鐘江康一郎氏
(聖路加国際病院 経営企画室/医療経営修士(MHA)) ※両日
◆岡本智子氏
(東北大学病院栄養管理室 室長) ※両日
◆畑埜義雄氏
(和歌山県立医科大学附属病院 前院長/麻酔科教授) ※25日
◆安藤潔氏
(東海大学医学部 血液・腫瘍内科教授) ※26日
◆岡林純賀子氏
(竹下病院 看護部長) ※26日

申し込みページ 



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米国で働くママたちの悲喜こもごも

2011年02月02日 07時28分23秒 | 米国NPについて
最近の日経メディカルオンラインの書いた記事ですーー>


患者を減らすほどもうかるクリニック

「与える」季節、クリスマス!

米国で働くママたちの悲喜こもごも
(最新号!2011年2月2日掲載)

無料登録をすれば閲覧できます。読んでみてくださーい!



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ブログを変えたい。。。

2011年01月26日 06時54分16秒 | ブログ
Gooのブログを使ってから数年経ちましたが、はっきり言ってその使いにくさには閉口しています。。。

昨日、iphoneを使って写真をFacebookにアップロードしながら気がつきました。もしかして、iphoneのアプリを使って簡単にブログを書くという手もあるのでは?!身のまわりで、そういう人がいないから知らないけれど、日本だと色々進んでるし、ありそう!
アプリを検索してみると、seesaa, FC2, Yaplogなどが出てきました。

でも、このブログには長年書いた、NPの仕事の様子、NPのなり方、歴史、&自分の下らん日記、などなどが山と積もっている。。。移動って勇気が要りますね。しかも、私はテクノロジーの才能に恵まれていない。大学時代のあだ名はウイルスだった(パソコンを触るとパソコンがフリーズするから)。

でも、頑張って近く移動させたいと思います!もし、おすすめのブログがあれば教えてください。

今はとりあえず。。。仕事に向かわなきゃ。

昨日はダンナの誕生日で、抹茶プリンでお祝いしました。日本食大好きな人で良かった。私も数日後に誕生日なので、普段は彼の方が4才年下ですが、3日間の間だけ、年の差が3才になります。金曜日の夜は、マンハッタンに住んでいる私の両親の家に行きます。土曜日は、昼間は友人のBABY SHOWER (赤ちゃんが産まれる前にみんなで集まってお祝いするパーティー)、夜は毎年恒例ゲーム大会。。。pictionary, tabooなどで祝うことになりそうです。

なんか遊んでばっかりいるみたいですが、ちゃんと仕事をしています~今の職場は前よりも人と環境に恵まれているけれど、カルテに非常に厳しくボスの医師からチェックが入るんです。ありがたいけど、大変。

ところで、昨日はSkin tagをふたつ切ったのですが、こういう手技系って、やっぱり楽しいですね。そういえば、skin tagって日本で聞かないけれど、少ないのかしら。

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今朝の患者さん

2011年01月21日 14時03分02秒 | 米国NPについて
診た患者さんの診察メモ:

1)40代女性、ラテンアメリカ人、スペイン語。頭痛、のどの痛み、熱
診断:インフルエンザ

2)70代女性、中国人、筆記と、中国人のメディカルアシスタントの通訳を通して診察。慢性的な肩のこりと痛みーー>理学療法へ送った。でも、右側の甲状腺が大きいのをたまたま発見。血液検査。フォローアップの際には超音波をオーダーするかも。

3)50代女性。スペイン語。1/13-17までRight upper quadrant 腹痛で入院。入院中AST, ALT 高かった(150と210だったっけ?)。Gallbladderはすでに手術で取ってあるため、choledocholithiasisを疑われるが、Ultrasound & MRCP negative, except for fatty infiltration of liver. 現在、痛みは1/10だが、現在、疲労を訴えている。体を起こすとき非常に軽いめまいもある。 今日の診察はorthostatic hypotensionも含めて正常だった。
外反母趾の手術は延期し、血液検査をオーダー。GI専門医とのアポを来週に取る。

などなど。

この時期多い、鬱病の患者さん

2011年01月08日 17時47分15秒 | きほんの基本 (最初に読んでください)
「クリスマスはついつい。。。」と、ものすごい血糖値の患者さんを診ることも多いこの時期は、やっぱり鬱病もとても多い。「家族と過ごそう」「ハッピーに過ごそう」という社会のプレッシャーもあり、家族を亡くした悲しみもあり。。。

先週診たのは、先天性難聴の40代の患者さん。にこにこして感じが良い、高血圧以外は健康な方。咳と喉の痛みを訴えていた。

(ちなみに、通常は医院側が手話通訳を手配しておくのだが、この時は急な風邪だったために手話通訳がいなかったため、私はコンピューターに向かってタイプ、彼女は手で筆記、という形式で会話していた。彼女はlip readingもあまりできなかったので。でも、彼女は言葉を書くことも苦手らしく、スペルも文法もずいぶん間違っていたが、一生懸命書いてくれた。)

単純な風邪のようだったが、たまたま次の患者さんが遅れていて暇だったため、「もうちょっとおしゃべりして、social historyをとろう」と気軽に考え、"What do you do in a typical day?" "What do you look forward to in life?"などと、超オープンな質問をしてみたら。。。19才の娘が一人、それ以外には家族は誰もいず、親しかった母も数年前に死んでしまったという。友人もいず、家賃も停滞していて、ホームレスになる恐怖と戦っている毎日のことについて教えてくれた。

だから、"Do you cry?" "Have you lost pleasure in things that you used to enjoy?" "Do you sleep too much, or too little?"
と鬱病のスクリーニングに突っ込んでいったら、涙をにじませていた。

だから、聞きにくいけれど、聞かなきゃいけない、「Do you ever think that it's better off dead, or, there's no point on going on living?」
と聞いたら、彼女は紙に書いた。

"I want, jump to death building" (建物、死に飛びたい)

その、子供のような書き方に、心臓をつかまれたような思いがした。どの建物?いつ飛び降りる計画?などとさらに突っ込んでいって、結局は彼女は自分に害を与える可能性があるから、入院した方が良いだろうという判断で、彼女の許可をもらって、救急車を呼んだ。

ほかにも、フィアンセがArmyで、もうすぐアフガンスタンに送られる恐怖で、明らかに鬱病(本人は否定、でも顔も声もしゃべり方も、母親による証言でも明らかに鬱病)の20代の子もいる。

それから、1型糖尿病なのに、なんと週に2-3日はインシュリンを「つい忘れる」おそらく鬱病の20代の女の子もいる。(彼女は数週間前diabetic ketoacidosisで入院し、そのために流産したが、follow up の血液妊娠検査HCGにも「つい行き忘れた」ため、ここ数日毎日私が電話している)。

多くの患者さんには辛い時期ですね。。。

ほかにも、興味深い患者さんがなにかと増えています。。。また書きます。

「私日本語知ってるよ~」の大誤解

2010年12月30日 20時07分00秒 | ブログ
今日、仕事に行ったら、受け付けのCが、にこにこと嬉しそうに寄ってきた。
Cは、60代の、ラテンアメリカ系の女性で、いつもうるさいほどにぎやか(もしくは、にぎやかすぎてうるさい)のだが、今日も元気いっぱいで、「ヘイ、オガタ!私、日本語でハローっていう言い方を教わったんだ!」と言う。

"Oh yeah? Tell me."と言うと、
彼女は元気に、

「アイダホー!」

???

???

。。。!!!

爆笑してしまった。彼女の頭の中がはっきり見えたから。
「おはよう」ー>うーん、そうだ、オハイオ州って覚えようー>オハイオはじゃがいもの産地ー>じゃがいもで有名ー>アイダホ州ー>「アイダホー」

彼女を訂正したら、訂正したのに、「そうね、そうね、アイダホ、アイダホ、」と言って去っていった。彼女は受け付けなので、日本人の患者さんが来るたび(滅多にいないけど)アイダホー!!!と言うんだろうか。言うんだろうな。

さて、ブログも滞っていた年末ですが(すみません)、来年もどうぞよろしくお願いします!!!!!!
緒方さやか


NP教育 例4:成人急性期

2010年12月06日 11時21分23秒 | 米国NPについて

1)あなたは何科のNPですか。
Adult Acute Care(成人急性期)


2)NP修士号の教育のうち、何%くらいは医学で、何%くらいは看護教育だったと思いますか。
医学80% 看護20%

3)あなたのNP学校の、具体的な科目名や実習名を含むカリキュラム、シラバスのURLやPDFを教えてください。
University of Pennsylvania School of Nursing

http://www.nursing.upenn.edu/academic_programs/grad/masters/program_detail.asp?prid=8

Course of Study

Core Courses (4 course units)
NURS508 - Applied Pharmacology in Nursing Practice
NURS607 - Advanced Physiology and Pathophysiology
NURS637 - Introduction to Research Methods and Design
NURS657 - Clinical Decision Making in Advanced Nursing Practice

Theory Courses (3 course units)
NURS761 - Principles of Acute Care I
NURS762 - Principles of Acute Care II
NURS763 - Principles of Acute Care III

Clinical Courses (4 course units)
NURS764 - Advanced Technologies & Clinical Decisions in Acute Care
NURS765 - Acute Care Nurse Practitioner: Professional Role & Clinical Practicum I
NURS766 - Acute Care Nurse Practitioner: Professional Role and Clinical Practicum II
NURS767 - Acute Care Nurse Practitioner: Professional Role & Clinical Practicum III

Elective Courses (1 course unit)
ELEC001 - Graduate Nursing Elective #1
-OR-
NURS511 - Loss, Grief and Bereavement
-OR-
NURS768 - Role of the Clinical Nurse Specialist


NP教育 例3:成人科NP、糖尿病の病棟管理

2010年12月06日 11時16分23秒 | 米国NPについて
1)あなたは何科のNPですか。Adult NP Medical School のEndocrinologyに所属し、Inpatient Diabetes management をしています。 オペ後の血糖値管理や、Cystic Fibrosisからの糖尿、臓器移植後の糖尿病(ステロイド Induced)、DKA, 透析患者の血糖値管理などをするコンサルテーションサービスです。

PRNの仕事では、INTERNISTの元で、LTACの入院患者を診ています。

2)NP修士号の教育のうち、何%くらいは医学で、何%くらいは看護教育だったと思いますか。

医学 80% 看護 20%

3)あなたのNP学校の、具体的な科目名や実習名を含むカリキュラム、シラバスのURLやPDFを教えてください。

Texas Woman’s University

http://www.twu.edu/nursing/nurse-practitioner.asp#anp

Core Requirements


credit hours

N5013: Theoretical Foundations of Nursing Practice


3

N5023: Research in Nursing


3

N5644: Advanced Assessement/Differential Diagnosis


4

B5333: Advanced Pathophysiology


3

N5663: Pharmacotherapeutics for Advanced Nursing Practice


3

N5003: Health Promotion and Primary Prevention


3

N5002: Advanced Practice Nursing Role


2

N5001: Advanced Practice Nursing Seminar


1

Professional Project/Thesis:
--N5963: Pro Project (3 hours)
--N5983: Thesis I (3 hours)
--N5993: Thesis II (3 hours)


3/6

Total


25/28

ANP Clinical Courses


credit hours

N5525: Adult Health Nursing I


5

N5505: Adult Health Nursing II


5

N5515: Adult Health Nursing III


5

Total


15



Preceptorship Courses
can be completed in 1 or 2 semesters


credit hours

N5683: Preceptorship I


3

N5693: Preceptorship II


3

Total


6

アメリカの看護の裁量権拡大についてのウェブキャスト

2010年11月29日 16時43分52秒 | 米国NPについて
もしも、夜更かしが得意で、看護の裁量権拡大などの将来についてアメリカでどのような会話が取り交わされているか、興味のある方は、下のウェブキャストに登録してみては?ライブだと質問などする機会もありますよ。まさに、生の声ですし。
(でも、この時間帯が無理なら、ライブでなく後日ウェブキャストを診られるはず、だとは思うけど。。。)
私は仕事中なので残念ながら見られません。後日見ようかな。

1)看護の将来についてのウェブキャスト
The National Summit on Advancing Health through Nursing – the capstone event of the Robert Wood Johnson Foundation Initiative on the Future of Nursing, at the IOM – will be webcast live on November 30. The Summit will officially “kick-off” the RWJF Initiative on the Future of Nursing: Leading Change, Advancing Health. Summit presentations will highlight the recommendations from the repot and steps to help foster their implementation. The Webcast begins at 10:15 a.m. EST on November 30. (日本時間で、12月1日の夜中の0:15AMにあたる) Register for this Webcast in advance of the live broadcast at http://bit.ly/webcastregistration. Follow the Summit on Twitter using #FutureRN.
(どうやらただらしい?)


2)米国家庭医協会会長と米国NP協会会長の対話ー上級実践看護師の広がる役割と責任
A Webcast titled “New Rounds for Nurses?” featuring AANP President Penny Kaye Jensen and AAFP President Roland Goertz will be held at 11am EST on December 1. (日本時間12月2日の午前1時にあたる) The Webcast will look at the practical implications of expanded roles and responsibilities proposed for advanced practice nurses and will review recommendations from the Institute of Medicine and the Robert Wood Johnson Foundation. You will have an opportunity to submit questions to the featured speakers that may be addressed during the Q&A portion of the Webcast. (質疑応答もあるので、ライブで聞くと良いかも) Visit ModernHealthcare.com/Webcast12 to register. The cost for this Webcast is only $79.(有料ー「オンリー$79」とかいって、結構高い?!)