光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

国立近代美術館 工芸館(2013.3.23) 陶磁器 柿右衛門 今右衛門 魯山人 松井康成 田村耕一

2013年04月21日 | アート 陶磁器

国立近代美術館 工芸館の、「花咲く工芸」と題した企画も、5月6日までです。 

素晴らしい作品が堪能できますので、是非、行かれることをお勧めします。

陶磁器の紹介を続けます。

十四代柿右衛門の作品。 「濁手 つつじ文鉢」

濁手(にごしで)のにごしとは、佐賀地方の方言で米の研ぎ汁のことをいい、研ぎ汁のような柔らかい乳白色をした生地の色をさします。

この濁手にぴったりと合うのが、柿右衛門の赤なのです。 

 

 

十四代柿右衛門を中心とした製陶工房の作品です。

 

 

 

鍋島焼を今に伝える、今泉家十二代当主の作品。

 

 

13代当主は薄墨を得意としています。

 

 

北大路魯山人の作品.

篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家・・・多彩な顔を持つ天才気質の人だが、不遇な生い立ちがあり、屈折した人生を歩んでいる。

作品の色絵牡丹文鉢、一見はすがすがしい緑と白と赤の配色と配置が美しい。  しかし、赤い牡丹の花の描き方に、重さやドロドロしたものを感じます。

 

 

松井康成の練上作品。  以前にも練上げ技法の作品を紹介していますが、今回は玻璃光という技法で、練上げをダイヤモンド等で磨き上げ、光沢を出したものとのこと。

実物の美しさは格別でした。

 

 

普通の練上げ作品。   渋い配色と厚みのあるデザインがいい。

 

 

やはり、人間国宝の田村耕一の作品。   銅彩の茶色に味があります。   松井康成の師匠でもあったようです。

 

 

染付は淡い藍色ですが、上品です。

 

 


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