光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

国立近代美術館 工芸館 陶磁器

2011年08月27日 | アート 陶磁器

しまシマの企画で陶磁器を紹介します。 


まず松井康成の作品を4点。
松井康成は、陶芸技法の練上げで人間国宝になった方です。
練上げは、違った種類の粘土をくっ付け合わせ、成形する技法で手間がかかります。
 



 


表面の細かい裂け目が面白い。  焼成で土の持つ収縮を利用しての技術(可塑性不足を逆用)だそうです。   作者は「嘯裂」という言葉に、荒涼として風の鳴り響く無機的な風景を思い描いていた。 



 


この壺の絞り込まれるラインがいいですね。


 



 


この練上げでは、西遊記と題したように西域を意識した配色。 しかし、まとまっていないように思えます。


 



 


少し眠たいような色柄で撮影を止めようかと迷ったのですが、なぜか味があるので掲載。


 



 


アメリカの陶芸家ロゼリン・デリールの作品。  陶芸家ルシー・リーとも友達のようです。



人体をイメージさせるデザインですね。
 


 



 


ゴマを並べたような柄が面白い茶碗と香合


 



 


青白磁の美しい色と柔かく揺れるラインが絶妙。



 


志野の表面の細かいひび割れ模様に味があります。



 


深く湛えたブルーがいいムード。


コメント
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