光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

トーハクの根付#2 郷コレクション 150周年記念展示

2024年02月13日 | 博物館レビュー

トーハク150周年記念展示・根付の続きは、郷コレクションです。

 

根付の概要説明です。 参考になりました。

 

 

最初の作品「緊褌木彫根付」

”ふんどしを締める” 言葉は知っていても、フンドシしたことないから、実感が・・・

で、動画などで、ふんどしを締める動作を調べました。

六尺褌では、布をねじって巻き込んで、引っ張ることでシッカリとするようです。

江戸時代は、フンドシ姿の行商人や駕籠かき、飛脚などが当たり前でしたから、普通

にフンドシ姿は見られたでしょう。

でも、お尻丸出しのフンドシ姿をみた外国人は、!!だった。

亡くなった私の父は、シベリア抑留帰りで、私の小さい頃、越中ふんどし姿は、よく見ました。

 

 

 

 

黒奴、差別的な意味ではなく、奴=太鼓持ちの意味ですね。

 

 

 

使い古して、すり減った感じの作品。

外国人コレクターには、それが”いい”そうです。(作品が愛されたシルシ・・)

 

 

 

 

いろんな素材を使っている。

 

 

 

 

毬が、離れていますが、緒締として使ったのかな。

 

 

 

 

うーん、いいですね。

 

 

 

 

子犬の可愛さは、時代が変わっても。

 

 

 

 

ピンボケですみません。 

素材で鼈甲が使われていますが、馬の眼に使っているようです。

 

 

 

鬼の顔までは、ピントが合わず、すみません。

知らなかったのですが、「提灯釣鐘」は古い諺で「釣り合いがとれぬこと」。

しかも、提灯の方が重いように描かれている。 ”重さ”=”本当の価値”が分からぬ様を

諷刺したようです。 

大津絵にも、猿が、釣鐘と提灯を、天秤棒で担ぐ絵があり、江戸時代は、この種の話が

面白がられたようだ。

 

 

 

下手投げで、羅漢の勝ち!

 

 

 

 

素材に海松(ミル:海藻の一種)が使われている。現在の日本では食べる習慣はあまりないが、

古代には一般的な食用海藻で、租税としても納められた。 和歌にも「見る」の掛詞として多数

詠まれる。 根付の素材としては、黒い珊瑚のようなもので、動物根付の黒目の素材として多く

使われてきた。

これも、そうかなー

    

 

 

黒目の部分に使われているのか・・・よくわかりません。

濡れた髪を持つ、手のあたりの表現も繊細。

 

 

 

 

 

 

 

 

常盤については、以前のブログに概要を記しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい。

 

 

 

 

陳列台には、紹介しきれないほど根付の数々。

 

 

 

おかめは、古くから存在する日本の面(仮面)の一つ。

お多福、阿多福(おたふく)、文楽人形ではお福(おふく)とも書く

陶製ですが、頬やおでこの部分が、黒ずんでいる。

持ち主に愛でられたのかな?

 

 

 

雷神の根付です。 太鼓はわかっても、雷神の姿が???

 

 

 

 

 

 

 

 

郷コレクションの保存箱です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場風景です。 普段は漆工芸品を展示している部屋でした。

いかがでしたでしょうか? 

東京国立博物館で、現代の作品を見れるのは、根付だけ・・・おっと、横尾忠則の

寒山百得展を、この間やってましたね。 いろいろチャレンジするトーハクでした。

 

 

最後に根付とは違うのですが、150周年記念展の帰りに、上野公園を歩いていたら

こんな、人間彫刻が  2022年11月6日 14時50分頃


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