光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

川田祐子展 ー道草ー

2015年07月05日 | アート 現代美術

現代美術家 川田祐子さんの個展が7月7日(火)からKANEKO ART TOKYOで開催されます。

一足早く、内容を紹介します。

神田駅東口から歩いて6分の画廊は少しわかりずらいかもしれません。 写真は右端に画廊、道路向こうに見える高架が神田駅方向になります。

 

 

 

 画廊正面です。

 

 

 

入口正面の作品。 作品の撮影は川田さんに許可をいただきました。

 

メイン展示室

 

 

制作された川田さんがご覧になっているところ。 中央の作品が今回のメインヴィジュアルの《一輪として》

  

 

 

ドローイングの作品。

 

 

 川田さんの作品は過去にも、相模原時代と、長野時代の作品として紹介しています。

今回は作風に変化がありますが、ハッチングによる制作は一貫しています。

 《一輪として》を再掲。  この写真では白い花びらの微妙なグラデーションが伝えられませんが、凛とした気品が感じられます。

 

 

花芯部を拡大

 

 

さらに拡大。  細かいハッチングの集合体が気を放っています。(7月11日撮影)

 

 

花びらの部分も拡大。  この密度感が堪らない。(7月11日撮影)

 

 

 

オレンジ系の色も艶やかな《花のディテール》

  赤丸は売約済の印だそうです。

 

 

中央部を拡大。    微妙な色合いの変化が、あちこちに潜んでいます。

 

 

 

《白いワルツ》 花のワルツを踊る姿と見れば、色香を感じるのも無理はないですね。

 

 

右下の部分を拡大しました。 細かいハッチングがつくる色や形のグラデーションが、素晴らしい味わいを生んでいます。


 

 

《連花》この作品も白と緑が綾なす気品に、強さが加わって好きな作品です。

 

 

 

 

右下の部分を拡大。  ハッチングの色、形、ボリューム、動感が極まってきています。(7月11日撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドローイングの作品から

《不二》ピンクの紙を活かした作品ですが、ピンクの濃淡の奥深さや、背景との立体感が素晴らしい。 

 

 

下部を拡大。  黒い部分にも、花びらの部分にもいろんな色が、隠し味のように効いています。

 

 

同じくドローイングの《苞》 わかりやすいシンプルな形ですが、何かを訴えているようです。

 

 

少し拡大してみました。

 

 

《囁き》 今回の作品には、色香を感じるものが多い。 峻厳な作品がある一方で、こうした情感漂う作品は

素直に、いいなと思います。    

 

 

 

 《影と実在》 これはグリーンの紙を活かした作品。 雑草なだけに華がなく、地味に見えるのですがなぜか気になる作品です。

川田さんによると、次の作品が、この雑草から飛び出るように、咲いていた小さな花とのこと。 

 

 この花です。

 

 

油彩に似た作品がありました。 《光滲花》(7月11日撮影)

  

 

 

 

《amagakeru6》モノトーンのドローイング。 想像を膨らませる何かがあります。

 

 

 以上、川田さんの個展作品を紹介しました。  白無垢の壁に掲げられた作品、活き活きとしていました。

なお、この記事は、ヴェトナムのダナンからアップします。 一足早く夏休みです。  


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