「クインテットⅣ-五つ星の作家たち」内覧会にブロガー招待で行ってきました。
〔2018.1.12(金)16:00~18:00]
なお、会期最終日の2月18日に再訪し、一部追加しました。
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 http://www.sjnk-museum.org/
開会式までの待ち時間に、会場の損保ジャパン日本興亜本社ビル42階の窓から、都心を撮影。
スカイツリーは陽が当たって、白く見えます。
新国立競技場のあたりを望遠で。 突貫工事の感じですね。
開会式。 演壇で挨拶する、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の中島館長
その左に今回の5人の作家。前列右から青木恵美子、竹中美幸、田中みぎわ
後列右から船井美佐、室井公美子の各作家。(敬称略)
なお、今回のクインテットⅣ展のテーマは「具象と抽象の狭間」です。
最初は、船井美佐さんの作品展示です。
展示室入口前にも、ウサギのインスタレーション作品がおいてあります。 クインテット展でインスタレーション作品は初めてのようです。
作家の略歴とメッセージを読むと、作品を見たときに頷くものがありました。
船井さんのの初期の作品。
左から《 nirvana Nirvana 》 2003 エナメル・アクリル・アクリル板 直径25x厚0.5(x3)
《 metamorphose 芽鹿 Metamorphose:Bud deer 》 2007 顔料・膠・和紙 29.7x21
《 ひつじのみるゆめ Sheep's dreams 》 2007 顔料・膠・和紙・パネル 41x41
《 metamorphoseと桃源郷 Metamorphose and Utopia 》 2007 顔料・膠・和紙 41x60.6
《 nirvana 猫椿 Nirvana:Camellia cat 》 2007 顔料・膠・和紙 65.2x65.2
メッセージに述べられていた楽園と境界をタイトルにした作品。
動植物や、古代インドの神話の神々、はたまた、生殖器官の解剖図にも見えたり、主体はシンプルな線描ですが、複雑なイメージがわきます。
大きな円形ミラーと、木のインスタレーションが一体となった作品。
インスタレーション作品は好きではないのですが、この作品は面白いと思いました。
床に映るミラーの反射も面白い。
船井美佐さんのアーティストスピーチ
ブログを書いているときに気が付いたのですが、右下に落款印、左下にも落款があり、日本画の伝統も受け継いでいます。
続いて、田中みぎわさん。
開会式後、美術館の五十嵐学芸課長と展示コーナに向かう田中さんです。
奥の展示コーナ
手前の展示コーナ
やさしい雨というタイトルですが、私にはスコールのように見えました。
《やさしい雨 Soft Rain》 2007 墨・胡粉・雲肌麻紙・パネル 150x720
田中みぎわさんのアーティストスピーチ
先ほどの《やさしい雨》と似た印象があるのですが、こちらの作品は《神様の手のひら》
スケッチ。 メッセージにもあるとおり、大自然がこよなく好きなんですね。
ダイナミックな水墨画もあれば、こんな霞みがかった浸み込むような水墨画もあります。 どちらかと言うと、こちらの雰囲気の方が好きです。
中央右側を近接撮影したもの。繊細でやさしい素晴らしい表現!(2月19日に追加したもの)
次回に続く。
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