光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

「2018 クインテットⅣ-五つ星の作家たち」内覧会を見て (1/2)

2018年01月26日 | アート 現代美術

 「クインテットⅣ-五つ星の作家たち」内覧会にブロガー招待で行ってきました。
〔2018.1.12(金)16:00~18:00]

なお、会期最終日の2月18日に再訪し、一部追加しました。

 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 http://www.sjnk-museum.org/




開会式までの待ち時間に、会場の損保ジャパン日本興亜本社ビル42階の窓から、都心を撮影。
スカイツリーは陽が当たって、白く見えます。

 

 

 

 

 

新国立競技場のあたりを望遠で。 突貫工事の感じですね。

 

 

 

 

開会式。 演壇で挨拶する、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の中島館長

その左に今回の5人の作家。前列右から青木恵美子、竹中美幸、田中みぎわ

後列右から船井美佐、室井公美子の各作家。(敬称略) 

なお、今回のクインテットⅣ展のテーマは「具象と抽象の狭間」です。

 

 

 

 最初は、船井美佐さんの作品展示です。

展示室入口前にも、ウサギのインスタレーション作品がおいてあります。 クインテット展でインスタレーション作品は初めてのようです。

 

 

 

 

作家の略歴とメッセージを読むと、作品を見たときに頷くものがありました。

 

 

 

 

 

 

 船井さんのの初期の作品。

左から《 nirvana Nirvana 》 2003 エナメル・アクリル・アクリル板 直径25x厚0.5(x3) 

   《 metamorphose 芽鹿 Metamorphose:Bud deer 》 2007 顔料・膠・和紙 29.7x21

   《 ひつじのみるゆめ Sheep's dreams  2007 顔料・膠・和紙・パネル 41x41

   《 metamorphoseと桃源郷 Metamorphose and Utopia  2007 顔料・膠・和紙 41x60.6 

    《 nirvana 猫椿 Nirvana:Camellia cat  2007 顔料・膠・和紙 65.2x65.2


 

 

 メッセージに述べられていた楽園と境界をタイトルにした作品。

 動植物や、古代インドの神話の神々、はたまた、生殖器官の解剖図にも見えたり、主体はシンプルな線描ですが、複雑なイメージがわきます。

 

 

 

 

 

 

大きな円形ミラーと、木のインスタレーションが一体となった作品。

 

 

インスタレーション作品は好きではないのですが、この作品は面白いと思いました。

 

 

 

床に映るミラーの反射も面白い。

 

 

 

 

 

 

船井美佐さんのアーティストスピーチ

 

 

 

 

 ブログを書いているときに気が付いたのですが、右下に落款印、左下にも落款があり、日本画の伝統も受け継いでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて、田中みぎわさん。

開会式後、美術館の五十嵐学芸課長と展示コーナに向かう田中さんです。

 

 

 

奥の展示コーナ

 

 

 

 手前の展示コーナ

 

 

 

 

やさしい雨というタイトルですが、私にはスコールのように見えました。

 《やさしい雨 Soft Rain》 2007 墨・胡粉・雲肌麻紙・パネル 150x720

 

 

 

 

 

 

 

 

田中みぎわさんのアーティストスピーチ

 

 

 

 

先ほどの《やさしい雨》と似た印象があるのですが、こちらの作品は《神様の手のひら》

 

 

 

 

 

スケッチ。  メッセージにもあるとおり、大自然がこよなく好きなんですね。

 

 

 

 

 

ダイナミックな水墨画もあれば、こんな霞みがかった浸み込むような水墨画もあります。 どちらかと言うと、こちらの雰囲気の方が好きです。



中央右側を近接撮影したもの。繊細でやさしい素晴らしい表現!(2月19日に追加したもの)

 

 次回に続く。


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