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バレエダンサーの首藤康之さんと番組でご一緒してお話を伺ううちに
どうしてもいま観たい、と恋こがれる演目、ダンサーが
私の中にリストアップされるようになりました。
シルヴィ・ギエムさんがその一人。
また、モーリス・ベジャールさんやイリ・キリアンさんなどのお話を首藤さんから伺ううちに、
振付によって作品は全然変わってくる!
ということが分かってからは、振付家にも注目するように・・・。
その中で、見てみたい!と思っていたのがマッツ・エックさんの作品。
そんな私にピッタリの演目が東京文化会館で上演されたので行きました!!
マッツ・エック振付シルヴィ・ギエム主演「カルメン」
私は11月15日(金)の回を見ました。
まず、素晴らしかったのは、ギエムさんの喜怒哀楽の感情表現の豊かさ!
ホセやエスカミリオを誘う様子にしてもそそのかす様子にしても情事の時も怒っている時も
「私は今、こうしていたいからこうするの!」というカルメンの意志が聞こえてくるよう。
カルメンはヒドイ女性ですが(笑)、ギエムさんが演じると一種すがすがしささえ感じました。
同じ女性として気持ちいい!というか。
そして、その感情表現を表情、ダンス、かもす雰囲気・・で行うわけですが、
・・素晴らしいダンスでした。
ソロもステキだけど、ホセ役のマッシモ・ムッルさんとのデュエット、特にリフトなんて
これ以上のものはないんじゃないかというぐらい、美しくて高かったです。
マッツ・エックさんの独特なダンス表現はしばしば読み解くのに慣れなくて、難しいところもありましたが、
東京バレエ団の団員の皆さんは見事にその表現を体得していて、エスカミリオ役の柄本弾さんもはつらつと美しかったし、
M(ホセの婚約者ミカエラ、母親、死・・といろんな意味合いがあるという)役の高木綾さんもそのオリジナルな振付で
時に不気味で時に悲しく演じていました。素晴らしかったです。
ギエムさんが堪能できた舞台でしたが、私はマッツ・エックさんの他の作品にも興味が出てきました。
「眠れる森の美女」もかなりおもしろい設定だと聞いてます。
(王女はダメンズ好きで4人の王子の中でも一番のダメ男くんを好きになるらしい・・・)
引き続き、マイリストを作りつつ、鑑賞に励みます☆
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