りょうちん雑記

りょうちん流の日々の出来事や将棋関連の雑記。

経験は得難い。

2007-03-16 07:24:58 | Weblog


 【感動】

 皆さんはお年寄りとお話する機会はありますか?
「面倒くさい」とか思ってたりしません?

 人それぞれの考えがあるから強くは言いませんが、話は聞くべきと俺は思います。特にまねしろとか言うわけではなく、参考に、何らかの糧として聞いておく。

 これは大いに「自分にとって得」だということ。

 なぜかって?それは経験とは得難い財産だから。人間にはみな平等に決められた時間がある。それがどんなにくだらなかろうと、その人が生きてきた時間を消費して得てきたものだから、それがましてや教訓めいたことや、失敗談なら尚更聞くべきであると俺は思う。

 聞いた事を生かせるか、時間の浪費に終わらせてしまうのかは、自分のやり方、考え方しだい。

 これはあくまで俺の考えですから言いたいこと言わしてもらいます(笑)なんでいきなりそんな話をしたかって言うと、今日とてもいい話が聞けたからなんです。

 我が家の近所に車椅子で一人暮らしの御年80歳になる方がいらっしゃいます。仮にAさんとしておきましょう。

 このAさんと話をするきっかけになったのは俺の親父が世話好きで、車椅子のパンクを治したことから始まります。
 親父が何気ない世間話のをしてきて「Aさん将棋好きらしいぞ、NHK杯が毎週の楽しみなんだって」って話をされて、お話を伺いに行きました。
 お年よりは皆さんお話好きですから・・・。
 そこで聞けた貴重な話はAさんは広島原爆に実際に遭遇されたという事実から出てくるいろいろな生の記憶。

 幾万人もの被害者、お亡くなりになった方で山が出来。さながら生きながらにして地獄に行った様だったと語ってくださいました。その復興にかける苦労たるや非常に驚かされました。
東京を目指して広島から一週間かけて歩いて来たことを初め、いかに今俺たちが恵まれているかを実感させられました。

 一番身震というか、涙がこぼれそうになった、背筋が凍りついたのは、本物の・・・

 「赤紙、召集令状」

 実際に来たときは死を覚悟されたそうです。
本身(真剣)を抜いたときのような身震いともなんとも言い表しにくい震えと、寒気と・・・。

 あーなんて俺は恵まれているんだろう。明日から日々噛み締めて生きてゆこう。


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2 コメント

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それは素晴らしいことです (おぢさんI)
2007-03-17 06:36:54
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ(違ったかな?)と言う諺もあります。お年寄りには長い歴史があります、それを聞き、それからいろいろ学ぶことはとっても有意義だよね。さすが歴史ファン
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どもども (りょうちん)
2007-03-17 21:01:10

 【おぢさんI】さん

 いや~あまりに感化されすぎてw若さがなくなってきているような気が(笑)

 Iさんとは歴史だけで飲み明かせそうです(笑)
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