歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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残暑

2012-08-26 16:29:10 | 日常
残暑お見舞い申し上げます。

はすの酢煮。
冷やして美味しい……しみじみ、暑気を払ってくれました。



青いのはにんにくの芽、はすと、いっしょに煮ました。
甘みが引き出されて、さっぱり。

こちらも、暑気払いの一品。
塩もみ胡瓜と刻み茗荷のサラダ。



胡瓜をあらかじめ塩もみするのは、青くささを取るため。
茗荷が意外に、ぴりっときます。
自分は、かつぶしと和え、だし醤油をさっとかけていただきますが、胡麻油を垂らしても、美味しいとおもう。

いま、日曜の夕方。
蝉しぐれ……。



早朝には、かなぶんが、灸草の繁茂にしがみついて、おねんね。
茂みのそこかしこに、いっぱいいて、びっくりしました。

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ハムステーキ

2012-08-18 00:05:46 | 日常
「ハムステーキ食べる?」
「食べる食べる!」
「目玉焼きも付けたげよっか……」
「うっほー」
「あー、でもそれじゃ、野菜がないから、ハムと野菜を炒めようか」
「ハムステーキだけで食べたい……わがまま?」



で、両方こさえてしまう泰子たん。
ハムステーキは、ご飯のっけ。
野菜は、玉葱、ピーマン、キャベツを、ウスターソースで炒めました。

繊維に直角に切った玉葱は、それだけでも、ソースで炒めて、十分んんんまいよね。

真夜中の宴でありました。

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大文字

2012-08-16 20:56:45 | 日常
中継で観ました。

点火から約50分後、最後の最後まで、燃え残った矢筈の火が消えて、これまでかという刹那、先に消えた左払いの先が、光り始めました。
そしたら、消えた矢筈の火も、呼び声に応えるように、また光り始め、泰子は、おもいました。

人が、死ぬとき一人というのは、嘘や!……

嘘やってんなぁ

連れもって、ゆかはるんや。

なんも、なんも、淋しいこと、なかってん。

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送り火

2012-08-16 19:43:07 | 日常
お盆も、終わり……。
精進料理といいますか、なまぐさでないものを、一品、こしらえました。



夏山独活と茄子の煮びたし。
かつぶしが、ちょと、入っているけどね。

煮びたしは、煮ているあいだは、あづい、あづい。
パソコンも熱源ですし。

お盆は、装丁の作業をしつづけ、終わってしまいました。
これから、教材制作のほうの仕事、、先にビールをいただきたい誘惑に駆られていますが、少しでも広げてからにします。

皆さんに、感謝。

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愛について

2012-08-15 22:18:40 | 日常
お盆に入る前の、ある夜のご飯。
いなだの漬け丼。



こちらは、がっつり。
鳥皮と茄子とにんにくの芽、玉葱の味噌炒め。
今夜のご飯。



台所も片付いたし、シャワーを浴びて、晩酌にょ~。

ところで、「いっしょにお茶を」の装丁、カバーの地色は、泰子のお守り、紅水晶さんの、色になりました。

そうしようと、おもったわけじゃないんです。

でも、もう、決まらない感じのするなか、これだけはという色を、まず決めて、そこに調子を合わせていこうと、おもったのね。

淡紅だけど、微妙なくすみがあって、これでいこうと。

ご飯こさえながら、ふり返って、あぁ、お守りの色やってんなぁ……って。

紅水晶さんは、「自分を大切に、そして誰かを愛せる人に」というメッセージを発する石さん。

泰子を、守ってくれているにょ。

印刷されますから、微妙な色合いが、生きるかどうかわかりませんけれど、おなじ想いが、皆さんへも、伝わりますように。

あとなぁ、帯の歌が、そして巻頭歌が、

「紙をこう、あ、でもそこまでしはらへんわなぁ」うまく光れぬ蛍に言いぬ

っていうんです。

自分で装丁することになり、ツイッター発信するうち、牙城さんから、ご意見なども頂戴いたしまして。
まさに、歌そのままの状況に、ことだま、あるねんなぁって。
ことだまのある歌を、帯に使えてんなぁって。

かな遣いへの想いは、松村由利子さんからの、お書き込みあって、深まりました。


皆さんから、お心尽くしをいただきまして、「いっしょにお茶を」は、間違いなく、ええ歌集になります。

沖山さんが、機会をくださいました。
沖山さんへは、感謝を……。

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自装、経過報告 3

2012-08-15 18:12:54 | 日常
図案その他の、レイアウト指定。
本体。



色指定、本体。



帯の色指定。



現場の皆さんへ、お手紙を添えました。
使用色と、配合の、まとめです。



これにて、送付します。

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自装、経過報告 2

2012-08-13 18:37:06 | 日常
デザイン画、描き直し。
手描きのレースペーパーに包んで、背表紙を白くしてみました。
グレーがかった白です。





表紙の地は、もっときれいな、一等濃い紫にするつもりですけど、下手なもので、うまく塗れていないのです。
レタリング文字の色も、赤みをもっと、抑えめにします。



手数をとるのは何も惜しくない……。
ただ、他に、すべきことがたくさんあるので、時間がないのです。
そして、時間もカネもないから手抜きでいいってことだけは、絶対に、ない。

できることを、丁寧にする。

レースペーパーは、方眼紙の大きなマス目にこれから描き直し、パターンにして、原稿にします。





いま、こんな感じ。5センチ平方に書きました。
1センチ平方に、縮小をかけます。

で、方眼紙、初めて、使うこと思いついたのやけど、前から、フリーハンドで描きたいとおもっていた青海波も、方眼紙使ったら、でけるやないの。

ど素人、、、

ところでこれらは、いままでにしていただいた装丁への、アンチを唱える記事では、断じてありません。

「セイレーン」、牙城さんの装丁、すんごく気に入っている。うれしかった、、もったいないと思うほど、ありがたかったです。

「紅い花」、1989年初版(三版までいきました)のときは、事前に、夢にみて……。
夢に見たままだったので、戦慄しました。
なんということかと。
どんな花か、花そのものを描かず、種子らしきものを描かれた倉本修さんのデザイン画。
自分そのものとさえ、感じられました。
でもこのはなし、誰にもしたことがありません。
変なひとと、思われるだけ、、


辰巳泰子

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オールスターカレー、六合胡瓜

2012-08-13 12:51:11 | 日常
オールスターカレー。



鳥もも、玉葱、人参、茄子、じゃが芋、刻み生姜、おろしにんにくがたっぷり。
半熟玉子、ゆがいたソーセージ、温めたランチョンミートを添えて。



六合胡瓜。
皮をまだらに剥いて、さっと塩もみ。

六合胡瓜は、群馬県の六合村が生まれの地。
こんな、ぶっといの。



味は、ふつうの胡瓜より、くせがなくさっぱり。
トマトと盛り合わせて、相性がいいと感じます。

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自装、経過報告

2012-08-12 20:20:05 | 日常
「いっしょにお茶を」の装丁。

方眼紙を使って、デザイン画を描きました。
当初、マゼンタ(赤)とシアン(青)をイメージしていましたが、使う2色を、マゼンタ(赤)とブラック(黒)に変更します。






帯の背の、「新歌集」というのは、普通、短歌界の出版社は、第六歌集とか、何冊目かを入れるのですが、版元さんは、「新歌集」という言い方をなさいます。

バーコードのとこを、白っぽくせざるを得ないので、その部分が、「大きすぎる値札」になってしまわないよう、全体のバランスを考え中。

帯を淡いグレー、バーコードのとこを淡いピンクにして、それ自体、綺麗なのがよいとおもうんです。

裏表紙にも、ワンポイントのイラストを入れて……。
(図案の著作権は、辰巳泰子に帰属)

表紙は、えび茶色というのかな。

「アトム・ハート・マザー」の、小紋潤さんの装丁が、こんな感じの色でした。

小紋さん、ありがとう……。
いっしょに暮らしながら、装丁のことは、何もわからなかったけど、もろもろ振り返りつつ、こうしていま何か、分けてもらったような気がしています。

当時の版元、いまはなき雁書館の館主、いまは亡き冨士田元彦さん。

ありがとう……。

愛したひとへ。
ひとびとへ。
そしていま、愛するひとへ。
愛する読者の皆さんへ。

大事な話をしよう。
ほかでもない、いまを生きるわたしたちにとって、大事な話をしよう。

そして、濃厚なデザートの後を、渋くて薫り高いお茶で締め括るような、読後感を贈りたい。

その一心で、作業しております。

辰巳泰子

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一般論と、呼びかけの準備

2012-08-09 07:33:05 | 日常
一般論。
詩歌の出版のこと。

詩歌や芸術書の出版の世界は、自費出版書籍で、会社の売上をだしている。
過去、よく売れたといわれる本の多くが、初版は自費出版だったりもする。
出版社は、実際にリリースしてみなければ、それが売れるかどうかわからないから、ひょっとしてな可能性のある書き手の場合、「あなたの才能を見込んで……」な、企画出版を持ちかける。
その先、いい本になり、ながく愛される本になるか、一気に売れる本になるか、どういうお産になるかは、版元と書き手の相性次第なのだとおもう。

わたしの想像だけど……。
著者の買い取りが少なかった場合、版元は、在庫を抱える。
本って、わりにいい環境にしてあげないと、傷むから、置き場所をどこにするかは切実で、やっぱ、著者が買わないと、版権の切れる前に、ひっそり処分ということにも、なるようにおもう。
もちろん、昨今、産業ごみとして、処分にもお金がかかるから、零細、中小の経営はいっそう切実で、だけど、泰子んちも、切実なのです。

もう50部、買い取るつもりをしてる。
だけど、それを、どこで申し出るかは、なりゆき次第とおもう。
だって、いちばん買う人、わたしやで。

内容の面では、かな遣いを改めるなど、「そんなことまでする」の仕儀。
著者として十分、努力してる。

身近な、宣伝協力してくださる皆さんに、気持ちよくご協力いただける態勢だって、整えなければならない。

そのために、自身で装丁する。

いまの若い人、通販で買う。
ウェブ通販の窓口の開設を、求めてる。
メールで注文を受け付けられるようにすればいいだけなので、ほとんど経費、かからないはず。
わたしだって、、やったこともない装丁の勉強して、突貫でやる。

ウェブ通販、していただけないとき、自分で全部買い取るかって、それは、ない。

自身で買い取った300部が、人にも知られ、また、大切にされるあり方を考えての寄贈になる。

そして、倉庫に残った部数が、バラバラにされてしまう前に引き取り手がつくよう、購買を呼びかけます。

いずれにせよ、部数の、きわめて少ないものです。
初版600部。たぶん、2300円。
300部は、寄贈に回ります。
このうち、売りに出されるのは、たった300部。
定価で……、つまり、いちばん安いうちに、お買い求めください。

シビアでリアルのことを、書きました。
格別のことではない。
つまり、この世界に、普通のこと。

見せかけ、人気作家のフリするつもり、まったく、ない。


辰巳泰子

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