道路財源見直し、週内に政府・与党合意を=官房長官(ロイター) - goo ニュース
『そもそも揮発油税や重量税等は受益者負担として道路に関する整備を目的として作られたもの。高速道路にしてもいずれ無料化するということで通行料をとることにした。しかし、未だに無料になった高速道路は無い。道路財源が5兆円を超える巨額であることに目をつけ一般財源化するのは当初の目的を捻じ曲げ、公約違反にも等しい。有り余っていると言うのならそれらを負担しているドライバーに返すのが筋で関係する税を減税するなりするのが道理。車を所有する人だけが所有しない人より余分に一般税を負担するのはおかしい。』というのは正論のように聞こえる。一方、たとえば道路関連の税率をゼロにし、国民に等しく消費税、所得税を上げて道路財源を含む一般財源の形で補う形をとるのなら正論以上に現実的に納得できる。車を持っているかいないかに関わらず、車を所有する権利は誰にでもあり、乗り物、輸送としての車の利用無くして社会は成り立たないからである。
議論は田中角栄の亡霊を払拭しないと本当の解決を見ない。コヤツが”日本列島改造論”をブチ上げ道路特定財源にたかる道路族を生ぜしめ縦割り行政という縄張りを作った。このオヤジの詭弁に国民は引っかかったことに気づいているのだろうか。受益者負担は聞こえが良いが”益”がなさ過ぎる点が問題なのだ。要するに反対派もこの点を踏まえ、今までどうりの道路特定財源のあり方をただ肯定するだけではいけないのである。(今現在甘い汁を吸っている連中は反対しますわなー)
この考えは他の特別会計を打破する事に共通する。さて、安倍さんの真意はどこにあるのか?ムダ金の使い道を阻止し、減税をするための政策を推進することを信じたいが、国民が納得する完全なる政策発表をすると与野党の反対勢力が裏で画策をし足を引っ張られる。だから、味方を増やすためにも具体的な調整の余地を残した発言しかできない立場も分かる。戦後日本に形成された妙な政治体質をいつまでも感じたくは無い。新聞やニュースを見てもほとんどの人は上辺しか分からない。洞察力のある評論家等の意見に耳を傾けよ。
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