今日の「大阪歩きを楽しむ・・・」は雨のためいつもの街歩きが中止になり、「マチカネワニ」の化石標本のある「大阪大学総合学術博物館」見学になりました。博物館では常設展示と特別展示が行われており、共に興味深く見学ができました。
常設展会場では・・・・・ 大阪大学が創立以来収集・保管してきた学術標本の展示および、最新の教育・研究成果が紹介されています。 また、大学の源流である懐徳堂・適塾から現在の大阪大学にいたる迄の大学の歴史を さまざまに活躍した研究者とその業績が紹介されています。それに大阪大学豊中キャンパスのある待兼山で発掘されたマチカネワニの化石、古墳時代の埴輪などの発掘物などが展示されています。
特別展会場では・・・・「嗚呼黎明は近づけり…友よ我らぞ光よと -よみがえる旧制高校 大高・浪高の記憶と記録-」と題した展示でした。わが国では終戦によって教育の大改革が行なわれ、戦前の教育制度は遠い過去のものという感ですが、その実態が種々の展示物で明らかにしています。新制大阪大学の一般教養教育は、大阪に存在した二つの旧制高等学校−大阪高等学校と浪速高等学校を母体に始まりました。これらの旧制高校は明治から昭和初期にかけての日本の教育制度の中で、少人数制や生徒の自主性の尊重、外国語教育の充実などの際立った特徴を持ち、日本が近代化を進め、激動していた時代の人材育成に邁進していたことが判りました。
↑雨の中を大阪大学構内へ急ぐ学生たちです。今日は一日中雨でした。
↑「マチカネワニ」の化石標本のある「大阪大学総合学術博物館」です。
↑「大阪大学総合学術博物館」の建物は登録有形文化財です。↑「大阪大学総合学術博物館」に入るとマチカネワニが迎えてくれます。
↑「友よ我らぞ光よと」像と「まちかね童子」像です。 ↑大阪大学構内にイノシシが出没するようです。
↑「マチカネワニ」の展示案内チラシです。 ↑「嗚呼黎明は近づけり」の展示案内チラシです。
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