(最終改訂日: 2011/03/15/09:15)
ここの記載内容は吟味したつもりですが、状況によっていろいろ異なってきます。あくまでも参考ということにしてください。以下の内容は、もしものときその場で使える対処方法にしてあります。
こころのケアは震災直後から始まっています。 できるものなら専門訓練を受けた人の支援を受けられると良いのですが、そうもいかない場合を想定して、一般の方ができそうなことや注意する点などかいつまんで書いてあります。
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《人の行動に関して知っておくと良いと思われること》
【安心安全の確保など】
1)2次被害を避けるため、単独行動はひかえ、お互いに声をかけ合うなどして
数人で行動すると良いでしょう。何かあったとき助け合うことができます。
2)やむおえない事情で一緒にいる人などから離れるときは、声をかけましょう。
できれば具体的に伝えると理解しやすくお互いに安心です。
3)話をするときには、具体的である、明確である、イメージできるなどが大切です。
4)話を聞くときには、相手の話のポイントを復唱しましょう。思い込みがなくなります。
【話し方・行動の仕方など】 聞き方としてたとえば、 1)目を見ながら相手に合わせて大きくうなずきます。(オーバーアクション) 2)「うん、うん」などと話をきくだけで十分役に立ちます。 3)同じ話をされてもそのまま聞きましょう。 4)じっとして動かずにいると体調を崩します。身体を動かしましょう。 5)罪の意識を持ちやすいため、「あなたのせいではない」とメッセージを送りましょう。 6)肩を抱いたりするのも良いと思いますが、セクハラにならないようご注意ください。 【持病などのある方】 ・周囲の方も気がつきにくいことが多いと思います。体調に関することは一緒にいられる方 に早めに伝えるとよいでしょう。できる範囲で援助してくれるはずです。 ・特別の配慮を要する場合なども考えられます。そのようなとき、どうして欲しいか・どう すれば良いかなど具体的に対応の仕方、関わり方、してはならないことなど明確に伝えて ください。大方の人は協力してくれます。 ・事情が分からないと、周囲も困ってしまい、ストレスを受けやすくなりがちです。 ・行動の予測、何が起きているか分かるだけで周囲も安心します。同時に温かい目で見守っ てくれることでしょう。理解できないことが一番好ましくないと思われます。 ・早めに周囲の方にSOSを出しましょう。外見からでは分からないこともあります。 ・無理をして頑張りすぎないようにしましょう。 ・一緒にいる方も何が起きているか知っていると対処がしやすくなります。 ・どうしたらよいかどうなるかなど見通しがあると、本人も周囲も安心して対応できます。 ・一緒にいる方は、無理をせずに自分のできる範囲のことで手助けできると良いでしょう。 ・手に負えないときには、声をあげて周囲に助けを求めましょう。 ・直ぐに動けないこともあります。指名してお願いすると良いかもしれません。 ・否定的な言動は慎みましょう。周囲の方のエネルギーが弱まることがあります。 *****************************************************
【体調が優れないとき】
いつも犬のことを書いていますが、せめてこの程度のことを知っておいて欲しいと思っていたことを『こころのケア』と題して少し書いてみました。
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