絶食2日目
「食べ物をあげないでね」
3分と経たないうちに大根の切れっ端をぽろりとあげている母がいます。
こんな調子で幾ら言っても四六時中眼を光らせていないと食べ物を与えてしまいがちな我が家。
母とたまの物音ややり取りを聞きながら慌てて階下に駆け下りていきます。
さて下痢の原因はなんだろうといろいろ考えてみました。
ノーリードで遊んでいるときに半ばあきらめています。
帰りの車のなかは悪臭
たま車の掃除も大変ですが、まあ専用車だと思って楽しく乗っています。
じっと見ていると、両耳が半分あがってきます。こうなると間違いなくなにか悪戯をしています。
それさえなければ完全犯罪達成の回数も大幅に向上しそうです。
でも、正直な耳おおかげで発覚は時間の問題です。
こういう綺麗な水でも病原菌の心配をします。
えーーー!
あれから30分。
「たまちゃん、まんままんま、まっとれ。もうすぐまんまあげるから。」
とたまに話しかけている声が聞こえてきます。
みそ汁の焦げた臭いもしてきます。
まもなく93歳になる母は新しいことを憶えにくくなり、幼児のようなところがあります。
いわゆる認知障害を患っています。軽いレベルですが、日常生活に支障をきたいています。
“たま” は “はる”(前のワンちゃん)のように介護支援のできるラブラドールではありませんけれど、
母にとってはかけがいのない仲間のようです。たまのお世話をしてあげることが楽しみのようです。
ルーティン作業のように世話をしているため、いつもと違う状況には対応しにくいようです。
注意すると拗ねてしまったり聞こえないふりをして黙っています。
確かに耳も遠いのですが、聞こえたり聞こえなくなったり環境に左右されます。
新たに絶滅危惧種に登録されそうです。
でも今回の下痢の原因は、私たちにあったような気がします。
この秋、家内の友人からとっても美味しい葡萄をいただき喜んで食べていました。
大丈夫かなといいつつたまに一つ二つ食べさせてしまいました。
冷えも、牛乳も違うとなると、食品(牛乳、豚肉)が痛んでいた。
それも違うとなると、葡萄かなあ・・・。
ネットで調べてみると、実証データはないものの危険性が指摘されていることがわかりました。