あつかったと本格的に泳げるようになってきたたなちゃん、人がいっぱいいるとお互いに気を遣い疲れてしまうので、ここ何年も使ってこなかったプールを調べに行きました。
観光客の増加に伴って、崖や道と川の間に新しい道らしきものができています。私とWanは降りて行きやすくて助かりますが、問題があります。道がつけられるということは、斜面が荒れて、雨が降ると水が流れ、斜面(法面)崩れ始めるという問題があります。長い目で見るとこの渓谷が荒れて雨が降るとすぐに茶色の水になってしまうということです。ここにいらしゃる方が楽しんでいられる『阿寺ブルー』というわれる川の色が消えてなくなっていきます。
いまのところ阿寺川は大雨が降ってもこの川は急には水の色が変わりません。それは自然が破壊されてはいるもののなんとか持ちこたえているということに他なりません。そのあたりの自然のバランスや保持能力の仕組みを理解していない方の些細な行為が積み重なってやがては自然が荒れてしまいます。細かなことは上手に説明できないのでしょうりゃくしますけれど、多くの方はその種のメカニズムまで理解されていないように思われます。なんとも残念なことです。
この写真はプロフィールに使っているたまちゃんの背景の写真のところです。
ここは深くて見た目より水流が少々複雑なことと下りていくのがやっかいな所だったので避けていたのですが、道筋が3本もできていました。それもあまり感心しない道筋で雨が降るたびに崩壊していくことになる恐れが多分にあります。ショックでした。
ここで少し泳がせてみましたが、犬よりも人間が危険と判断して予備のプールとしました。プール選びの基準は明るいことです。写真の印象とは異なり川辺では少し陰気な感じがします。こういうところは事故が起きやすいので私は好きになれません。そうは思いつつ1時間あまり遊びました。
ここから祖父母の家は近いのですが、気軽に遊べる他の場所に行って休憩しました。雲行きを見ていると天気が回復してきているので、夕立が降る前にもう一回、別の候補地を見に行きます。一つ目、二つ目とたまちゃんと遊ぶには不向きなように思え、次に行ってみます。少し上流には家族連れが川遊びをしていましたが、ここなら今回は安全と思えました。水量が多いと危険などいろいろ心配事があり、Wanちゃん達は連れてきたことがないと思います。
よほど暑かったとみえ泳ぐ前に川につかっていました。顔をみてください。
ちょっと水は冷たかったのですが、たっぷり1時間、泳いできました。
最初の頃はたまの身体全体が水の中に浮いていますが、お仕舞いの頃には腰が沈んでいます。あたかも立ち泳ぎをしているかのようです。
私が座っている石は藻がはえてぬるぬるつるつるです。その周りを泳いで回っていますが、疲れると岸に行って一休みしています。この辺りも自分でよく判断できるようになってきました。ちょっと手を貸してあげないと石の上で休むことはかないません。たったこれだけで満足のようです。川からあがる頃には、肩から下が斜めに落ち込んでいたのでこれは体力の限界が近いと思い、川から上がりました。
防水デジカメの取り扱いになれないため、上手な写真は撮れませんが、水中はきれいでしょう。カメラだけ水中に入れてシャッターを切っています。
ここから川の中に入って流されていきますが、たまは用心して近寄ってきません。先回、これより水流のきついところに落ちて水の中に没してしまった経験から、あの横着者のたまも注意しているようです。横から川の中に入ってきて私の上に乗り沈めようとするのには参ってしまいます。
これでもちょっとした水深です。日が差していると水中はきれいですね。
私が乗り込むのを待っています。不安なのでしょうね。