Jazzを聴こうぜBLOG版

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ジャズリスナーのよろしくない傾向

2004-09-05 13:32:22 | ジャズの話題
普通音楽を聴く時には「誰それというアーティストが好きだからアルバムを集める」とか、「新譜が出たから買いに行く」といった感じだよね。
なんでジャズの場合だけ「ジャズを聴く」なんだろう?。
例えば浜崎あゆみ、「浜崎あゆみというJ-POPのアーティスト」という言い方はあまりしないし、「浜崎あゆみファン」はいても「J-POPファン」はという括りはあまりないよね。
ジャズの場合、アーティストを偏愛するような聴き方をするリスナーもいるけれども、「ジャズを聴く」という前提がまず先に来て、その後に「誰それを追いかける」が来る。
僕自身を見直してみると、それなりの数のアルバムを所持しているアーティストはいるけれども、「追いかける」というほどのはない。
広く浅く満遍なく聴こうとしてるよね。
あと「アルバムをたくさん所持している」とか「多数のアーティストや曲を知っている」という事が美徳とされる傾向にもあるように感じる。
コレクター気質、マニア気質のリスナーが多いんだよね。
よく「ジャズは分かりにくい」と言われるよね。それって音楽そのものの難解さももちろんあるんだろうけど、楽以外の外的な要素も大きく関わってるんじゃないかと思う。
ジャズに興味を持った人たちに対して、語り好きのマニア連中(僕の事か?)が逆に敷居を高くしちゃってるんじゃないのかと思うのね。
音楽を聴くのに初心者、中級者、上級者なんて区分けは無意味だけど、ジャズにはそれが厳然と存在してる。
なにをもって初心者とするか、なにをもって中級、上級者とするか・・・・・これから聴き始める人は初心者で、たくさん聴いた人が上級者?、それとも知識がないのが初心者で薀蓄をのたまえるのが上級者?。
くっだらねぇ。
いや、知識をつけるのは楽しいよ。アルバムを集める(コレクションする)楽しみってのも、まぁあるでしょう。
でもそれはそれ、正しい聴き方なんてなくて、楽しみ方は人それぞれだよね。

というわけで、本日はマッタリと Herds, Fruits, Balms and Spices / Jesse Van Ruller(g) を聴きながら読書。
ちょっと本を読む事に煮詰まったので、これから全日本GT選手権の中継でも見ようと思います。
夜また何か書きに来るかな・・・・・・。