最近ある知人に、ジャズリスナーへの入門編として、あれこれとレクチャーのようなことをしてる。
「ジャズを聴いてみたいから、まずはピアノとサックスのCDを貸してくれ」と言われて、例によってOscar Peterson(オスカー・ピーターソン、p)の某盤と、John Coltrane(ジョン・コルトレーン、ts,ss)の「Ballads」を貸した。
数日後に「どっちも面白かった!。特にバラードっぽいのが好き」なんて反応が返ってきて、「次はトランペットとピアノでバラードっぽいのを貸してくれ」というご要望。
今度はMiles Davis(マイルス・デイヴィス、tp)の「Kind of Blue」とBill Evans(ビル・エヴァンス、p)をチョイスして持ってった。
それもまぁ概ね好評。
この人には、よほど極端なのを持ってかない限りは、まあ肯定的に受け止めてもらえるようだ。
今までこんなふうに「ジャズを聴いてみたい」って人に、色々とレクチャーしたり入門盤を紹介したりといったことは数限りなくあった。結果はまあ、うまく興味を持ってくれたり、なんとなくつまんなくて離れていってしまったりと様々だったんだけど、今回はやりやすい。
相手が基本的に「何が出てくるんだかわかんない」って思って聴いてくれてるからなんだろうね。
こんなことがあるといっつも思う。
ジャズを紹介するって難しい、って。
みんなさ「ジャズに興味があるんだけど、一体どんな音楽なの?」なんて漠然とした質問を受けて、どう答える?。
「19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカ南部の黒人を中心に云々」なんてやっちゃう?。んなことやったって、ジャズをまったく知らない人にはイメージ湧かないよね。
ありがちなのが「ジャズはアドリブの音楽だ。曲はあってもその通りにやらずに、その場で思いつくままに自由に演奏する音楽なんだよ」なんてのだよね。一般的には一番もっともらしく聞こえるタイプの答え方なんだけど、実は全然ジャズの本質を言い表していないし、聞いた側も「ふーん、そうなんだ。で、どういう音楽なの?」ってなっちゃうと思うんだ。
4ビートだのスイングだのってのをクドクドと説明してもねぇ・・・・・。
僕はここんとこ「ジャズは反応の音楽。1人がこういうことをやったら、別の人がこういうことをやる。それを楽しむ音楽なんだよ」なんて言ってみたりしてる。
でもこれもピンと来る答えではないよね。
今回みたいに「いろんな音楽に出会いたい」と思ってくれている人ってのは、ある意味こちらが持っていくものを最初から無条件に受け入れようとしてくれているから、もうとっても簡単。
でも「ジャズを聴いてみたいんだけど」て発言をする人ってのはそういうのばっかじゃなくて、例えばそれは人間関係を繋ぐための社交辞令だったり、「ちょっと高尚な趣味を持っている」自分を装うための道具だったり、はたまた自分の中でもうすでに「こういうものが聴きたい」ってイメージが出来上がっていて、それ以外は期待していない場合なんかもある。
人によってジャズに求めているものってのは千差万別で、本当にジャズそのものに対して「これってなんなんだろう?」っていう、純粋な興味を持ってくれてる人って、驚くほど少なかったりする。
少なくとも僕の経験上では驚くほど少なかった。
僕はジャズ大好きだから、やっぱジャズ聴きたいって言ってくれた人には期待するわけよ。この人ジャズを好きになってくれるかな、一緒にジャズを楽しむ仲間になってくれるかな、って。
でもそういうのってあんまなくて、いつもガッカリすることの方が多い。
僕の紹介の仕方が悪いのか、それともアルバムの選択が悪いのか、なんて悩んでた時期もあったよ・・・・・なんていうとかなり大袈裟だけど(笑)。
ジャズ好きなヤツってさ、「これは歴史的な名盤だよ」とか「これは一度は聴くべきだよ」なんて、自分なりのジャズ感やジャズに対する思いの丈を他人に伝えたがるタイプの人が多いと思うんだ。ハッキリ言って、僕にもそういう傾向は大いにある。
でも聞いてる側からするとそんなん全然面白くなくて、勧められたアルバムを聴いてもわけ分かんなかったりするんだよね。
せっかく入り口に立ってくれたのに、教える側が相手を無視して、独り善がりに自分の想いや嗜好を打ち出してしまうもんだから、受け取る側は面食らって、それでジャズから離れて行っちゃう。
こういう現象って絶対あるよね。
僕は最近はね、ジャズ聴きたいって言われたら、相手がその言葉の裏でどんな音楽をイメージして聴きたがってるのか、事情聴取(?)から入ることにしてる。
普段どんな音楽が好きなのか、どんなジャズを聴きたいのか、アップテンポでリズミックなのか、それともスローでムーディーなのか、都会的なのがいいのか、素朴なのがいいのか、なんの楽器が好きか(これ重要!。楽器の音なんて聴き分けられない人の方が圧倒的に多いからね)・・・・・あとは「ジャズで知ってる人っている?」ってのもいい。その人のジャズのイメージがどこからきてるのかわかるからね。例えばそれは「テレビのあのコマーシャルで流れてたあの曲ってジャズでしょ?」なんて、ありふれたことだったりするんだよ。
そうやってあれこれと聞いていくと、その人がジャズに何を求めているかが、だんだんと判ってくるんだよね。
そうしたら、ジャズにカテゴライズされてる音楽ってメッチャ幅広いから、「ああ、これをぶつけておけば無難に『次も貸して』って言葉が出てくるな」って線が見えてくるんだ。
そうやって「なんとなくいいじゃん」って思わせてから、だんだんと「こんなのもあるよ。こういうふうに聴いてみると面白いよ」って、いろんなジャズに視野を開いていってあげる・・・・・ここまでできれば理想的だよね。
要するに「ジャズを教えてあげる」んじゃなくて「相手が聴きたいと思っている音楽を、ジャズというカテゴリーの中から選択してあげる」ということ。
自分のジャズ感や嗜好なんてのは、もうまったく論外。
「ニーズに応える」ってことよ。
客商売とおんなじ。
何もかもお客様本位。
それが、他人にジャズを好きになってもらう、一番の近道なんじゃないだろうか・・・・・なんてね。
そんなことを考えたのでありました。
ではでは~ん。
「ジャズを聴いてみたいから、まずはピアノとサックスのCDを貸してくれ」と言われて、例によってOscar Peterson(オスカー・ピーターソン、p)の某盤と、John Coltrane(ジョン・コルトレーン、ts,ss)の「Ballads」を貸した。
数日後に「どっちも面白かった!。特にバラードっぽいのが好き」なんて反応が返ってきて、「次はトランペットとピアノでバラードっぽいのを貸してくれ」というご要望。
今度はMiles Davis(マイルス・デイヴィス、tp)の「Kind of Blue」とBill Evans(ビル・エヴァンス、p)をチョイスして持ってった。
それもまぁ概ね好評。
この人には、よほど極端なのを持ってかない限りは、まあ肯定的に受け止めてもらえるようだ。
今までこんなふうに「ジャズを聴いてみたい」って人に、色々とレクチャーしたり入門盤を紹介したりといったことは数限りなくあった。結果はまあ、うまく興味を持ってくれたり、なんとなくつまんなくて離れていってしまったりと様々だったんだけど、今回はやりやすい。
相手が基本的に「何が出てくるんだかわかんない」って思って聴いてくれてるからなんだろうね。
こんなことがあるといっつも思う。
ジャズを紹介するって難しい、って。
みんなさ「ジャズに興味があるんだけど、一体どんな音楽なの?」なんて漠然とした質問を受けて、どう答える?。
「19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカ南部の黒人を中心に云々」なんてやっちゃう?。んなことやったって、ジャズをまったく知らない人にはイメージ湧かないよね。
ありがちなのが「ジャズはアドリブの音楽だ。曲はあってもその通りにやらずに、その場で思いつくままに自由に演奏する音楽なんだよ」なんてのだよね。一般的には一番もっともらしく聞こえるタイプの答え方なんだけど、実は全然ジャズの本質を言い表していないし、聞いた側も「ふーん、そうなんだ。で、どういう音楽なの?」ってなっちゃうと思うんだ。
4ビートだのスイングだのってのをクドクドと説明してもねぇ・・・・・。
僕はここんとこ「ジャズは反応の音楽。1人がこういうことをやったら、別の人がこういうことをやる。それを楽しむ音楽なんだよ」なんて言ってみたりしてる。
でもこれもピンと来る答えではないよね。
今回みたいに「いろんな音楽に出会いたい」と思ってくれている人ってのは、ある意味こちらが持っていくものを最初から無条件に受け入れようとしてくれているから、もうとっても簡単。
でも「ジャズを聴いてみたいんだけど」て発言をする人ってのはそういうのばっかじゃなくて、例えばそれは人間関係を繋ぐための社交辞令だったり、「ちょっと高尚な趣味を持っている」自分を装うための道具だったり、はたまた自分の中でもうすでに「こういうものが聴きたい」ってイメージが出来上がっていて、それ以外は期待していない場合なんかもある。
人によってジャズに求めているものってのは千差万別で、本当にジャズそのものに対して「これってなんなんだろう?」っていう、純粋な興味を持ってくれてる人って、驚くほど少なかったりする。
少なくとも僕の経験上では驚くほど少なかった。
僕はジャズ大好きだから、やっぱジャズ聴きたいって言ってくれた人には期待するわけよ。この人ジャズを好きになってくれるかな、一緒にジャズを楽しむ仲間になってくれるかな、って。
でもそういうのってあんまなくて、いつもガッカリすることの方が多い。
僕の紹介の仕方が悪いのか、それともアルバムの選択が悪いのか、なんて悩んでた時期もあったよ・・・・・なんていうとかなり大袈裟だけど(笑)。
ジャズ好きなヤツってさ、「これは歴史的な名盤だよ」とか「これは一度は聴くべきだよ」なんて、自分なりのジャズ感やジャズに対する思いの丈を他人に伝えたがるタイプの人が多いと思うんだ。ハッキリ言って、僕にもそういう傾向は大いにある。
でも聞いてる側からするとそんなん全然面白くなくて、勧められたアルバムを聴いてもわけ分かんなかったりするんだよね。
せっかく入り口に立ってくれたのに、教える側が相手を無視して、独り善がりに自分の想いや嗜好を打ち出してしまうもんだから、受け取る側は面食らって、それでジャズから離れて行っちゃう。
こういう現象って絶対あるよね。
僕は最近はね、ジャズ聴きたいって言われたら、相手がその言葉の裏でどんな音楽をイメージして聴きたがってるのか、事情聴取(?)から入ることにしてる。
普段どんな音楽が好きなのか、どんなジャズを聴きたいのか、アップテンポでリズミックなのか、それともスローでムーディーなのか、都会的なのがいいのか、素朴なのがいいのか、なんの楽器が好きか(これ重要!。楽器の音なんて聴き分けられない人の方が圧倒的に多いからね)・・・・・あとは「ジャズで知ってる人っている?」ってのもいい。その人のジャズのイメージがどこからきてるのかわかるからね。例えばそれは「テレビのあのコマーシャルで流れてたあの曲ってジャズでしょ?」なんて、ありふれたことだったりするんだよ。
そうやってあれこれと聞いていくと、その人がジャズに何を求めているかが、だんだんと判ってくるんだよね。
そうしたら、ジャズにカテゴライズされてる音楽ってメッチャ幅広いから、「ああ、これをぶつけておけば無難に『次も貸して』って言葉が出てくるな」って線が見えてくるんだ。
そうやって「なんとなくいいじゃん」って思わせてから、だんだんと「こんなのもあるよ。こういうふうに聴いてみると面白いよ」って、いろんなジャズに視野を開いていってあげる・・・・・ここまでできれば理想的だよね。
要するに「ジャズを教えてあげる」んじゃなくて「相手が聴きたいと思っている音楽を、ジャズというカテゴリーの中から選択してあげる」ということ。
自分のジャズ感や嗜好なんてのは、もうまったく論外。
「ニーズに応える」ってことよ。
客商売とおんなじ。
何もかもお客様本位。
それが、他人にジャズを好きになってもらう、一番の近道なんじゃないだろうか・・・・・なんてね。
そんなことを考えたのでありました。
ではでは~ん。
私も最近、周りの友達にジャズを広めようなんて大それたことを考えており、今までに数人にCDを貸したことがあります。
が、概ね良いとは言ってくれるものの、一人立ちして自分でCDを集めるなりレンタルするなりする人はまだおりません。
貸したCDはMiles Davisの「Kind of Blue」やBill Evansの「Waltz of Dabby」です。単純にピアノが好きな人にはEvansを、ホーンが好きな人にはMilesを貸してます。
貸した相手はBz´が大好きでそれ以外はあまり聞かないという不憫(笑)な人にはEvansを、レゲエ好きで濃い音楽が好きな友人にはMilesを、こんな感じで貸してはおるのですが、まだまだジャズ啓蒙なんて言葉には程遠いのが現実です・・・。
今回の記事参考にさせていただきます。
コメントありがとうございます。
その人がどんな音楽を聴いているかというのは好みを知る上でも重要なのですが、それ以上にその人が「上質な音楽を聴き分ける耳があるか」を知るのに役立ちます。
もし「耳」を持った人なら、話は結構早い。
啓蒙の必要はなく、ただ良いものを紹介すれば感じてくれる。
問題なのは耳のない人ですよね。
その音楽のどこが素晴らしいのかをわかってもらわないと、結局は「ふーん、まあいいじゃん」だけで終わってしまう。
紹介する側は、その音楽がなにをやっているのか、どこに着目して聴くべきなのか、どれだけ濃厚な表現がそこにあるのか、それをきちんと言葉にして伝えることができないといけないんですよね。
耳だけで耳を鍛える(って、なんだそりゃ?)というのは、やっぱ限界ありますから。
音楽を楽しむには、やっぱ日々啓蒙なんですね。
ではでは、またご来訪くださいね。
その昔、
K-スやB系のピアノばかり聴かされて、
Jazzから離れてしまった事があります。
私の場合、
そこから救ってくれた(?!)のが、
PーカーやMonkでした。
一口にJazzと言っても、
クラシックと同じぐらい、
カテゴリー分けできますよね・・・
コメントありがとうございます。
ボチボチ秋ですね。
>K-スやB系
K-ス、B系ってなんですか?。
すんません、こんなんで(笑)。
えーとですね、僕は別にパーカーやモンクを「正しいジャズ」というふうに位置づけるつもりはないんです。
色々なジャズがあっていいし、色々な音楽があっていい。
特定のミュージシャンを「これはジャズじゃない!」というふうに批判するつもりはまったくありません。
ジャズは大好きですが、基本的に音楽を聴く上で「ジャズであるかどうか」というのは、僕にとってあまりたいした問題ではないんです。
K-ス、B系というのが誰の事を指しているのかわからないので、ちょっとなんとも言えないのですが、音楽を聴くに当たって、僕にとって重要なのは「ジャズかどうか」ではなく「上質な音楽であるかどうか」なんですね。
えーと、↓
http://blog.goo.ne.jp/taromiles/e/255472a371b488b736e71f749c0dcc4a
2年ほど前の記事ですが、ここをご一読ください。
僕の音楽に臨む考え方の一端です。
ではではー。
パーカーやMonkが正しいジャズだとは
まったく思っていませんよ~。
むしろ、
Monkが好きじゃない人は、結構多いかもしれません。
また、
回りのJazz好きな人、演ってる人の好き嫌いは、
(特にピアノの場合)
リズム優位か、
ハーモニー優位に分かれる事が多いです。
ハーモニーもペンタと△メジャーだと、
異なった感性に聞こえます。
Basieのように、
いくら好きでもどうしても演れない曲もあったり...
音楽は、
Jazzに限らず、正しい正しくないではなく、
私は、自分の感性に合うか、合わないか、
だと思っていま~す。
>(特にピアノの場合)
>リズム優位か、ハーモニー優位に分かれる
ジャズってそもそも「リズム優位」の音楽なんですよね。
クラシックのようにテンポが自在に変化していくということはなくて、基本的にはインテンポで演奏が進んでいく。だからこそ「スイング」という、ある意味ジャズの本質でもあるリズム感が成立するわけです。
またピアノに関しては、ジャズの歴史の中では外様というか、メインストリームの楽器ではなかったという背景があります。
黒人が南軍の軍楽隊の楽器を払い下げて始めたブラスバンドがジャズの原型で、つまりジャズはマーチングの楽器編成に色濃く影響を受けており、そもそもピアノってなかったと言ってもいい。
まぁ初期の名ピアニストというのもたくさんいたんですが、クラシック音楽の精髄として、単体ではすべての楽器の中で最高のオーケストレーション能力(これはハーモニーを奏でる能力、ということです)を備えた楽器を、ジャズでは「リズムセクション」として用いるという・・・・・それだけでも、ジャズピアノがいかにいびつな楽器の使い方をしているかがわかりますよね。
>ハーモニーもペンタと△メジャーだと、
>異なった感性に聞こえます。
ハーモニーも、ジャズはクラシックを模倣してきたといっていいでしょう。
ペンタやリディアンなどのスケールは、結局はトーナリティの中のどの音を選択するかということでしかなく、また和音もルートから何度の和音かということでちゃんと説明できる(譜面に起こせる)。それはdimなどの不協和なコードでもですね。
クラシックの楽器や様式、理論を用いて作られた音楽である以上、基本的にジャズはクラシックの語法で理解できる音楽だということです。というかクラシックの亜流といっていい。
これは残念ながらそうなんですね。
ただ、和音を調性そのものから切り離した単体の「コード」というふうに捉えるやり方は、ジャズがはじめたことなんだって聞いたことがあります。ホントかどうか知らないですが・・・・・
>音楽は、Jazzに限らず、
>正しい正しくないではなく、
>私は、自分の感性に合うか、合わないか、
「自分の感性に合うか合わないか」って、イコール「嗜好」ですよね。
僕はこの「嗜好」という基準は、結構簡単に変わってしまうものだと思うんですね。
人間の嗜好って、そのときの生活環境や感情、そして知識の量によってユラユラと変わる不安定なものでしかなくて、そこで「上質なものであればどんな音楽でも興味を持って理解してみよう」というふうに感性を開いておくか、「嗜好に合わないものはちょっと・・・・・」と感性を閉ざしてしまうか・・・・・自分の嗜好を絶対視せずに、理解しづらい音楽でも「これはいったいなんなんだろう?」って、貪欲に理解しようとする人間でいたいですね。
ではではー
若かりし頃は日本語のロックばかり聞いていたのですが、
ふと日本人のミュージシャン達のアレンジで、
いつも気になる好きな感じ(雰囲気?)がありまして、
いつだか「ああそうか、自分の好きなこの感じってジャジーってことなんだな?」
と気づきました。
なんだか都会的な大人になった気分で小躍りした記憶です。
で、次のステップとして「本格的にジャズを聴くってなんだ?」と考えた結果、
「SwingJournal」などをわけのわからぬまま立ち読んだり(高くて買えませんでした。)
一人でビビって入れなかったので友人を連れて「マサコ」に
足を運んでみたりして雰囲気を味わったりしました。
実際自分で初めて買ったCDは「Sonny Clark Trio」です。
鍵盤のカラフルなジャケットがとても好きでした。
昔ピアノを齧っていたので「ピアノだったら何が凄いかわかるな」となり、
案の定、ジャイアント達の演奏に圧倒されてジャズにのめりこんでいきました。
そこから「ジャケ買い~彼らの生き様~歴史」なんて遍歴で追ってますが、
今でもやっぱりピアノトリオを聴いてしまいます。
当時散々連れ回した友人も、今では僕より熱心なジャズファンになってるので、
なんだかんだで良い思い出ですw
そういう経験があってか、俄然ジャズって何なんだろう?!ジャズって面白い!なんて素敵な音楽なんだろう!と思うようになりました。
この記事のようなお薦めが出来るようになりたいです(笑)