Jazzを聴こうぜBLOG版

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暴言、書きにくい事をハッキリ書いてみよう(笑)

2004-10-05 23:50:15 | ジャズの話題
本日、僕が大嫌いなアーティストK.Lを某所でしつこく薦められて腹が立った。
いや、好みのアーティストを薦められるのは別に良いんだけど「この人は凄く歌上手いよ」とか「最高の演奏をするよ」とか言われてカチンと来た。
その人がいかに技巧に長けた素晴らしいボーカリストかをとうとうと語られて・・・・・どう考えてもそうじゃないのに・・・・・。
よっぽど「どっからどう聴いてもこの人下手ですよ」って言ってやろうかと思った。
まぁ喧嘩するのもなんなんで「機会があったら聴いて見ます」って流しといたけど・・・・・バッキャロー、そんなんとっくに聴いてみてダメだと思ったから聴かないんだよ。

某雑誌でこのジャズシンガーのK.L(イニシャルで失礼)を「歌唱力に裏打ちされた繊細でグルーヴィーな歌声と大人の色気を漂わせた・・・・」なんて書いてるジャズジャーナリストがいて、なんだこいつって思った。
悪いけどK.Lは下手だよ。ヘタクソ。
聴いてて心地良くない。
音楽のジャーナリストってのは、CDのセールスを挙げる為に媒体に褒めちぎる文章を載せるのが基本的な仕事なわけで、執筆する紙面をもらえなければ自身の飯の食い上げであるわけだ。つまり褒めたくないアーティストでも褒めなきゃいかん事もあるわけで・・・・・「そこら辺がジャーナリストとしての悩ましいところだ」って、自身の著書でハッキリと書いているジャズジャーナリストもいた(笑)。
ああいったジャズ専門誌でアルバムの内容をけなしているような記事って殆どないよね。褒めない事はあってもけなす事はない。いや、酷い内容のアルバムでもまぁサラッとは褒めるのが大抵。
酷評するのは極々稀。
これは、ジャズに興味を持ってもっと耳を肥やしていこう、知識を付けていこうとしているリスナーにとっては問題だよ。
リスナーにとっての一番の情報源が、専門家ぶって間違った事平気で書いちゃったりするんだもん。
よく、「音楽なんて好みの問題なんだから、正しいとか間違ってるなんてないんじゃないの?」って言われる事があるんだけど、それは違う、違うよね。
好みの問題を語るのは良いと思うんだけど、下手なヤツを上手いとは言えない。
下手なヤツは下手なんだよ。
まずい演奏はまずいんだよ。
以前書いたように、アーティストに「良い演奏」を求めているリスナーばかりではないし、音楽をどう楽しむかは人それぞれ。それに口をはさむつもりは毛頭ない。
でもね、下手なヤツを上手いって書くのはよそうよ。
上手い下手だけでなく、間違った事をもっともらしく書くのはよそうよ。
ってまぁ、ジャーナリズムに腹が立つことが以前頻繁にあった、と。

で僕です。
ジャズ好きな人って、コアになればなるほど語る事が好きな人が多いよね。
僕がコアなリスナー、所謂マニアかどうかは分からないけど、語る事はやっぱり好きだ。
語り好きだからこんなブログ作って、思うさま語りまくってるわけですが、音楽について好きに語る上でひとつだけ矜持として持っているのが「間違った事は書きたくない」って事なのね。
僕は音楽、殊にジャズ大好きだし、音楽について何か語ったり人にアルバムを薦めたりする時は、自分の中で確証が取れていて確信に裏打ちされた事しか書きたくない。
そういう事です。
何気ない、さりげない文章の末端であっても、ね。
文章全体が100%確証が取れているってのはなかなか難しいけど、できるだけ100%に近づけたい。
「このアーティストいいよね」とか「この人が好き」ってのはいい。それは確かに正しいも間違ってるもない。
だってリスナーが上手い人を良いと感じるかといえば必ずしもそうではないし、必ずしも素晴らしい演奏を良いと感じるかといえばそうでもない。
人によって聴き方はそれぞれだからね。
だけど、「この人の歌は上手い」とか「素晴らしい演奏だった」とかってのは、やっぱそこには検証が入らないといけないと思う。
好みとは別の次元で、演奏が上質であるか劣悪であるか、上手いか下手か、といったパラメータは確実に存在するから。
「ムーディでいい雰囲気」とか「都会的でしっとりと落ち着いてて」とかって抽象的に語るのはいい。
でも演奏の質を取り沙汰する時は、やっぱり発言に確証と確信を持ってやろうよ。

ああ・・・・・嫌な言い方だなぁ・・・・・あんまり書きたくない内容なんだけどね。
読んでる人はほぼ確実に不遜に感じるだろうから・・・・・。
まぁいいや、自分のブログだし(笑)。

今日も酔っ払ってます。
明日は軽い飲み会があると思うので、投稿できないかもしれません。
寝ます。

本日の安眠盤、Wynton Marsalis(ウイントン・マルサリス、tp)の「Marsalis Standard Time, Vol.1」
ではでは。

はい、批判だけして批判の対象をはっきりさせないのは僕の主義に反するので、この文章を書いてからだいぶ経っていますが加筆する事にします。
この嫌いなアーティスト、正解はKeiko Lee(ケイコ・リー)でした。
ではではーん。