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芸人と私(2) 長井秀和

2005-03-17 00:03:24 | 娯楽と私
長井秀和について



 昨日「芸人と私」を始めたので、とってつけたように、芸人についての話題を扱ってみる。

 さて、長井秀和。僕は彼がそれほどお薦めしようと思っているわけではない。とりあげるのは、今のお笑いブームの中の犠牲者と思っているからだ。

 彼は、タレントの才能がない。どちらかというと、芸人肌。

 「間違いない」と毒舌で有名だけど、そんなにおもしろくないと思う。いや、楽しめるのだが、腹を抱えて笑ったり、ハマったりすることはない。

 そんな彼のレギュラーの一つに日本テレビの深夜番組「メンB」がある。その中で彼は吉川晃司のマネをしたキャラを登場させるのだが、このキャラ、僕は好き。そして、これを見るにつけ、彼はタレントはむり、芸人として生きてた方が細く長く生きられるんじゃないかという気がするのだ。

 吉川晃司のモノマネだと、大抵『モニカ』を歌うのが常。それを長井は、『KISSに撃たれて眠りたい』とか『ジェラシーを微笑みにかえて』をチョイスする。

 この歌がわかるの、僕らの世代の男限定だと思う。そして、僕たちにとっては、この歌は微妙にハマる。10年くらい前に次々に発表されたこの曲たち、当時の吉川晃司のキレ具合が、今から思い出すと微妙に笑えてくるところを、よくツイている。

 この感覚は、長井も含めて僕らにしかわかるまい。こういうところを狙ってくるのは芸人っぽいなあという気がするのである。彼自身、吉川のマネをしているときは結構楽しそうだし。



 いっぽう、エンタの神様でのヘビーローテーションで、ネタの精度は極端に落ち込むし、司会業もいくつかこなしているようだが、前に出ようとする気概もなく、目立たずに終わっているところをみると、タレントには向いてないなあと思うのである。

 エンタでブームに火がついてしまったのが、彼の人生を狂わせたのかなあと思うと複雑だ。



■ここにトラバ打ちました



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長井秀和オフィシャルサイト 【間違いナイ!】
メンB





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