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政治と私(3) 天下りを逆にプラスにとらえる?

2005-03-18 00:34:18 | 政治と私
天下りの是非【micro-space別館】

 こちらのブログよりのトラックバックで知ったニュース。

大阪市、天下り66団体3500人 年1千億円業務委託 (朝日新聞) - goo ニュース

 micro-space別館さんでは、このニュースに関する天下りの是非には意見を述べず、定年後の雇用に生かすにはということをおっしゃっている。

 しかも現代はITの進歩で、労働力がいらない社会にどんどん変わってきている。そうしたITを使いこなす技術も、定年する方々では心もとないものが多いと思われる。

 そうした社会状況からも、雇用先としての天下り先という仕組みは、評価される向きもあろう。



 しかし、定年後にも職につきたいという人々がいたとして、彼らに自己満足の仕事をしてもらっても迷惑にしかならないんじゃないか。ひとたび仕事をするならば、それは会社に利潤をもたらし、社会に有益なものでなければならない。

 天下り先がその機能を果たすのか?天下りする人がその機能を果たすのか?

 公的機関の都合でつくられた側面の強いものが天下り先の一部であろう。第三セクターなどその走り。ただ、僕はこれまでの人生で三セクのよい評判を聞いたことがない。趣味の悪いデザインの施設。借金を増やし続けて利益を出さない経営。それは大阪ドームばかりでなくて、いろんな三セクにあてはまると思う。

 こんなものを延命させて社会に有益なのだろうか?例外もあろうが、世の大勢は無駄なものにつぎこまれているのではないか。

 しかも、こうした無駄なものをつくった犯人が、天下ることが可能というのはどうか?そもそも、リタイア後に再就職したいと思う方々は、世にたくさんいらっしゃるのに、優先権は公務員にあるというのが納得いかない。機会は平等であるべきじゃないか?

 それに天下りする人々は、負の遺産を残しておいて、このうえまだ金を貪ろうとするのも気に入らない。その公的機関にいるうちに、その責任を全うするべきで、天下りなんていう悪しき仕組みは許されないと思う。



 公的機関からの退職後の年金が不安?それを善処するのが職務中の責任ではないのか?部署が違うから無理?そんなことを言っているから、いろいろと制度に矛盾ができているのではないのか?

 老後の収入に対して不安をもっている方々は、たくさんいるわけで、その利益の享受が公務員に優遇されるというのは、誰がどう考えてもおかしい。老後の収入に対する社会のしくみは理由にならない。一般企業におつとめの方は、そうしたものがないながらも頑張っていらっしゃる。

 定年後の再雇用という問題を本気で考えるならば、まずは天下りを厳しく取り締まるべきじゃないだろうか。公務員の逃げ道がなくなってこそ彼らも真剣に雇用問題に取り組むと思うのだが如何。



■ここにトラバ打ちました
天下りの是非【micro-space別館】



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