夢の向こう側 

一度あきらめた水球への夢を再び追いかけ、母校での全国制覇を達成。
第3の水球人生を経て、新たなステージへ…

3年目の夏が終わった

2017-08-11 09:23:16 | 思い
奈良でチームを立ち上げて3年目の夏が終わった。

結果は・・・

西日本女子  8位
国体予選   4位
関西女子   6位
 GK ベスト7

結果だけをみると、育っているようにみえる。
が・・・

試合をビデオで振り返る。
昨年の方がよかったか??
と思える内容。

冬場の練習を放置していた報いだなと反省。

立派に育ったのはGK。
彼女には、やりたいこともあるだろうけど、もっと上をめざして欲しいと思う。


3年生が引退し、再び1年生3人になった。
この子たちは、ほんとケナゲに熱心に頑張ってくれてる。
2年後、JO出場を一つの目標にしたいな。と密かに思う。
まぁ、次の1年生が入って来なければ終わりやけど(笑)

個人的には、連戦だったとはいえ、故障が多すぎ。。。
歳には勝てない部分もあるけど、60までやる、2021年をめざすと決めてるから、もっとちゃんと鍛えなおさないとと心に誓う。

嫌いやけど、ランニングや陸トレもせなあかんな。





人生初の・・・

2017-04-03 11:32:14 | マスターズ試合
去年より恒例にしました!!
短水路松山。

大好きなおばあちゃん。
日に日に年老いて、なかなか京都に来こともできなくなった。
なら、会いに行く!!

そう思って、昨年は1500自に挑戦!
では今年は??

一度出てみたかった400個人メドレー。

100バタは全身でしか泳いだことないし、普通の水着で泳げるのか?
そもそも100バタのあとに背・平・自と浮いてしまって無様なレースにならないか?
泳いでる途中に後悔しないか?

などなど、思い立って実際にエントリーするまでの3日間。
迷いに迷って、、、、
エントリーしてしまえば、やるしかない!!
と、思い切ってエントリー。

それからは、一人で練習の時は必ず400個メを泳ぐ。
アップで必ず100バタをダメージなく泳ぐ。
ブレのタイミング、体重移動の研究。
などなどをやって、本番へ。

毎年のことながら、この時期はいつも泳いでるスイミングが短期講習でお休み。
8日間で1度だけ市民プールで泳ぐという不安しか残らない状態でいざレース。

最近は、飲酒きっかけで体調を崩すことが多く、1週間の禁酒。

われながら、どんどんストイックになっています(笑)

結果は・・・




なんとなく切れたらいいな~~
と思っていた6分を難なくクリア。

5分40秒90

というタイムでした。

ただ、これが速いのか遅いのかもわからない(^^;)

それでも、マスターズの資格級では、目標だった20級をゲット!!

ん?

400個メ向いてるのか?


とりあえず、とばしすぎて浮くことだけを避けたかったので、抑えて抑えてのレース運び。
その結果、最後の自で結構あげることができました。

次女にとってもらったビデオを見ると、
バッタ、もうちょっといけたな・・
バック、なぜにいがむ?
ブレ、ぜんぜん泳げてないやん・・
フリー、思ってたほどあげれてないやん・・
壁けるのへたくそ・・

などなど、反省点は数知れず。

でも、意外と楽しくて、レース直後からまた出たい!!
と400個メマジックにかかってます。

今のところ、来年の松山も400個メ出場予定。

1年間かけて、マシな泳ぎになるように改善します。


ある後輩へ

2016-09-08 08:52:22 | 思い
あなたと初めて出会ったのは、あなたが高校3年生で私が大学1年生の頃。
暑い夏合宿。
能登半島の先の田んぼの真ん中に造られた仮設プール。
周りにさえぎるものが何もなくて、みんな真っ黒でしたね。

朝から晩まで水の中。
疲れ果てて、もうこれ以上動けないと思っているのに、鳴り響く先生の声。
「なんや、まだ動けるやん」
心の中で幾度となくそう思ったことです。

それもこれも、目指すは石川国体優勝。

違う場所で生まれ、違う場所で育ち、本来なら出会うはずのなかったあなと
ただ一つの共通点「水球」でつながり、「石川国体」という導きがあって、出会うことができたのです。
ほんと奇跡。
だけど必然。

そして、あなたたちは苦しい練習を乗り越えて、見事「国体優勝」を果たました。

翌年、あなたは私の後輩になりました。
「国体優勝GK」の看板をひっさげて、日体大の一員になりました。

入学してからの日々は、朝から晩まで練習漬け。
授業もフルである1・2年生のころは、ほんとしんどかったことでしょう。

ある日、あなたは数名の同級生とともにいなくなってしまいました。
そのとき、あなたがどんな思いでいたかなんて私にはわかりません。
「日本一」を目指す常勝軍団にいながら逃げ出すなんて、ほんとにクズだと思っていました。
私も若かったですから、弱くて負けていく人間を理解することができませんでした。
でも、あれから20年以上たった今なら、少しは理解できますよ。

男子と女子の壁はあれ、先輩として弱っているあなたたちを助けてあげられなくでごめんなさい。

しばらくして、あなたは、頭を丸めて戻ってきました。
そのまま帰ってこなかった後輩もいましたが、あなたは帰ってきたのです。

「自分の弱さを知っている人間ほど強いものはない」

今なら、そう思います。

あなたが2年生の時、関東学生リーグ戦で筑波大学と引き分けましたね。
学生会館で祝勝会の準備をしていた私は、この世が終わったくらいの衝撃を受け、
会の終わりの先生の話の時に号泣してしまったことは今でもはっきり覚えています。
それでも、(引き分けを挟む)という注釈付きで連勝記録は続きました。

私たちが4年生になったとき、GKのいない私たちの代を一番後ろで支えてくれたのはあなたでした。
細い目で、くねくねした飛び方で・・・
それでも、ほんとに頼りにしてましたよ。
おかげで、私たちの代は負けることなく連勝記録を続けることができたのです。
ありがとう。

私は卒業して故郷に帰り、それ以来、あなたとは会わずに終わってしまいました。
あなたが4年生の時に負けて、日体大の連勝記録が止まってしまたことは、ニュースで知りました。
今のように、ライブ中継もなければ、インターネットも発達していなかったのでね。
やっぱり悔しかったし、やっぱり腹立たしかったけど、ホッとしたのも事実かもしれません。
あなたたち男子が、先輩たちの積み重ねてきた連勝記録を止めてはいけないというすごいプレッシャーの中で水球をしていたのを知っているからです。
そんなんじゃ、大好きな水球も嫌になってしまいますよね。
これで、これからの後輩たちは、またチャレンジャーに戻って水球を楽しむことができるんじゃないかってね。

その後の後輩たちは、しっかりまた強い日体大を作ってくれました。
あなたは知らないかもしれないけど、アジア予選で優勝して、リオオリンピックにも出場したんですよ。
オリンピックなんて、私たちが現役の頃には、はるか遠いものだと思ってましたが、後輩たちがやってくれました。
いま、日本の水球は確実に世界と戦えるくらい強くなってます。
オリンピックに出るとね、メディアの対応がめちゃめちゃ変わるんです。
かつて、水球ジュニア日本代表だった吉川晃司さんが応援ソングを作ってくれたり。
監督やキャプテンは居酒屋さんで声をかけらるって言ってました。
あ、その曲ね、「over the rainbow」って言うんですが、とってもいい曲ですよ。
4年後は東京オリンピック。
あなたの教え子からもオリンピアン出るといいですね。

大学を卒業したあなたは母校の指導者となり、かつての自分が目指したように日本一を目指して熱血指導していたようですね。
ここ数年は、face book なるものがあり、いろんな情報が入ってくるようになりました。
水球の試合もネット中継があり、会場に行かなくても観戦できるようにもなりました。

あなたのチーム・石川県が去年の国体で準優勝だったことはちゃんと知ってますよ。
その時のあなたの姿を写真で見ることもできました。
そして、今年こそは・・・とさらに熱く指導していたことでしょう。

そんな矢先、あなたは突然、私たちの前からいなくなってしまいました。

「なんで」

みんなそう思いました。

「早すぎるやろ」

そして、

「残された子たちはどうなるんや」

「あまりにも無責任やろ」

と怒りに似た感情に変化しました。

残された子たち。

もちろん、我が子。
そして、水球の子どもたち。

どちらも大切な家族やったはず。
そして、どちらも大切に育んできたはず。

でも、取りかえしなんてつかないですね。

よく「死ぬ気でやれ」なんて言いますが、
死んでしまったらもう終わりなんですよ。

平気で「死ね」とか「死にたい」とか言いますが、
死んでしまったらもう終わりなんですよ。

「死ぬ」なんて簡単に言ったらダメですね。

それから、一年弱。
あなたの子どもたちは、みごと栄冠を手にしました。

あなたがいなくなってから、どうしたらいいのかわからないことが沢山あったでしょう。
あなたがいなくなってから、あなたの存在の大きさを知らされたことでしょう。
あなたがいなくなってから、何度となくあなたがいてくれたらと思ったことでしょう。
あなたがいなくなってから、あなたがいなくなってから、あなたがいなくなってから、、、

私には想像できないことが、彼らにはあったと思います。
でも、見事に乗り越えて、日本一になりましたよ。

8月のインターハイでも常勝軍団を破り、そして、9月の国体でもね。
2冠です。
すごいです。
国体はライブ中継見てたんだけど、3Pまでは負けてたんです。
でもね、最後まであきらめないで、逆転したんです。

25年ぶりの2度目の優勝だって言ってました。
そう、あなたが高校生の時に優勝して以来の優勝だったんですね。

やっぱり、弱い自分を知ってるあなたの子どもたちは強かった。
そして、あなたの後を引き継いだ指揮官も強かった。

空の上からみてましたか?
感動してくれましたか?

私は感動しました。
そして、もっともっとしっかりやらなきゃ。
もっともっとしっかり生きなきゃ。
って思いました。

あなたの思いや魂は、しっかりと石川水球に根づいてますよ。
きっと、多くの後輩や教え子がそれを引き継いでくれることでしょう。

だから、安心して。
ゆっくりとやすんでください。
石川に行くことがあれば、あなたに会いに行きますね。

結局・・・

2016-05-06 17:52:51 | 水球試合
2人入ってきたはずの1年生は結局やめてしまった。

一人でも続けてくれたら、高校生だけの試合にも出ることができたのに・・・

西日本女子水球大会

2016-05-05 17:32:11 | 水球試合
2年目初の試合。
今年のチームは、高校生6人に、私を含めたOG2人の計8人。
交代もほぼないチーム編成だけど、経験を積むには最高。

まずは、予選リーグ。
上位3チームに入れば、順位決定リーグで強いチームと当たる。
まだまだそのレベルのチームではないけど、そうなればいい経験にもなる。
なら、初戦の全鳥羽高校に勝つことが必須。

本気で勝ちを狙いにいったが、結局自分が攻めに入ってカウンターを出されたときに守りきれず、3点取ったものの5点取られて負け。
こうなれば、後の2チームは到底勝てる相手ではなく、下位リーグが決定する。

そこで、チームを成長させるために、勝敗にこだわらず、自分たちの力でゲーム運びができるように目標を変える。
2Pのうちはじめの1Pだけ入って流れを作り、あとの1Pは上から見る。
やはり、中に入ってやってるのと上から見るのとでは、選手の動きの見え方が全然違うと改めて認識。
DFはまだまだとはいえ、少しずつ形になってきたところはあるが、OFは全くだめ。
リターン、パスを出すタイミング、パスを出す場所、パスのもらい方、すべてがなってなくて、シュートすら打てない状態。

順位決定リーグでは、引き分けでP戦になること3試合。
しかも、そのうちの2試合は同じチームと。
順番も自分たちで決めさせた。
最初の1試合。
キャプテンが外し、その後の3年生も外し、負け。
2試合目。
またしてもキャプテンが隣の試合の笛とかぶって聞こえなかったのか、打たずして終わり。
しかし、その後の3年生がしっかりと決め、次の2年生も決め、相手が外し勝ち。

あふれる涙を抑えられないキャプテン。
いい経験してるな。。。

そして、3試合目。
2度あることは3度ある・・・
ではなく、3度目の正直!
しっかりと決めてくれたキャプテン。
そして、勝ち。

はじめにペナルティ負けした相手にペナルティ勝ちで終えることができました。
結果。13位。

下位リーグの中では頂点にたてたということで、よしとするか。
試合数をこなすにつれ、攻撃にも形が見えてきた。
まだ、得点するまでの形はなかなかやけど。。。

次は、本番の国体予選。
それまでに、もっと水球できるチームにしないと。